ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『通販生活』発・緊急アンケート『あなたの住む街の首長さんは、今後の原発をどう考えているのか』

2012年04月30日 | 日本とわたし
あなたの住む街の首長さんは、今後の原発をどう考えているのか。
1685人の自治体トップに聞きました。

通販生活の緊急アンケート結果発表


「通販生活の読者は全国におり、自分の住む自治体の首長が、今後の原発に対してどのようなお考えでいるかの情報を切望しております」と依頼状に添え、
選挙で選ばれる全国の都道府県、市区町村(沖縄県は除く)の首長宛にアンケート用紙を送付しました。
右の写真が、返送された解答用紙の束。
果たして、結果はどうだった?




あなたの住む街の首長がどんな回答をしているか、探してみてください。
都道府県名をクリックするとウィンドウが開きます。


問 
全国すべての原子力発電所について、今後、どのようにすべきだとお考えですか。


選択肢
A 即刻、廃炉にすべき。
B 新規の増設は認めず、2011年3月を起点として10年以内に廃炉にすべき。
C 新規の増設は認めず、10年以降、政府が決めた寿命40年の間で廃炉にすべき。
D 今後も原発は存続。新規の増設も認めるべき。
E A~D以外(自由記述)


全体の結果


回答数は1101通(回答率65.3%)。
10年以内の廃炉を主張する首長は、わずか16.2%だった。

A 24人 (2.2%)
B 154人 (14.0%)
C 373人 (33.9%)
D 9人 (0.8%)

E (自由記述回答)の内訳
1. 39人 (7.2%):前提つき脱原発説
  早期に脱原発(廃炉)を進め、代替エネルギーの確保に務めるべき。
2. 251人 (46.4%):前提つき脱原発依存説
  早急な廃炉や脱原発は電力不足などを起こすため現実的ではないが、代替エネルギーの開発を進め、長期的・将来的には原発の依存度を下げていくべき。
2′ 251人中61人 代替エネルギーが確保されるまでは、安全性を確認した上で原発を続けざるを得ない。
3. 48人 (8.9%):前提つき原発容認説
  安全性の確認と地元の同意を前提に、当面は原発に頼らざるを得ない。
4. 203人 (37.5%):前提つき態度保留説
  エネルギー政策は、基本的に国が方向性を決めるべき。また、国民的な議論や福島第一原発事故の検証がない段階では回答できない。


原発の新規建設や再稼働には、地元自治体の「理解」が不可欠です。
とりわけ首長の意見は重要視され、これまで立地が予定された地域の首長選挙では、原発の是非がいちばんの争点になってきました。
そこで編集部では、1685(*注)の自治体トップに対して、今度の原発に対するアンケートを行いました(調査期間は、2月27日~3月19日)。
ご回答いただいた1101名の首長の皆さま、本当にありがとうございました。

結果は左の円グラフの通りです。
「10年以内の廃炉」を主張したのは、わずか178名(16.2%)だけ。
A~Dの回答で最も多かったのは、Cの「政府の決めた寿命40年で廃炉にする」でした。


でも、それだと現存する54基の原発の稼働が終わるまでに、あと37年もかかってしまう計算です。
これは3.11後を生きる私たちの想いとは、少しかけ離れているのではないでしょうか。


一方、全体の約半分(541名)を占めたE(選択肢以外の自由記述)の回答には、
原発を止めた場合の現実的な問題(代替エネルギーの確保、
電気料金の値上げ)や、国のエネルギー政策など様々な論点からの意見が寄せられました。

それらを4つのパターンに分類したのが左下のコラムです。
回答全文は、「都道府県別の結果」ページに記載してあります。

*注:2012年1月現在、全国には47都道府県と1742の市区町村(区は、選挙で首長が選ばれる東京特別区のみ)があります。
そこから、管内の電力会社が原発を持たない沖縄県の自治体(42)と、編集期間にあたる3月、4月に首長選挙があった自治体(62)を除外した1685の自治体にアンケートを送付しました。



以上が、写真の中に書かれてある文章です。
みなさんもぜひ、このページを開き、ご自分が知りたい県をクリックしてみてください。
みなさんがお住まいの、街の首長さんが、今後の原発をどう考えてはるのかがわかりますよ。

このアンケートを教えてくれた友人のtiyoちゃんとも言うてたんやけど、
E、多過ぎっ!
っつうか、やっぱまだまだのんきに考えて生きてはるんやと……。
電気作るだけちゃうのに。
一日でも動かしたら、その分の、使用済み核燃料がジャンジャン増えるのに。
今でも、もうどこに処理したらええのかわからんようになってるのに。
その使用済みかて、危のうないようになるまで冷やすのに30年から50年もかかるのに。
ほんで、冷やしたのん、また深い深い穴掘って埋めるとか言うてるし……。
地震大国やっちゅうのに!

絵に書いた餅やったもんじゅは、めちゃくちゃな電気と費用浪費して、何の役にも立たんまま。
その負担はわたしらが払い続けてた。

ほんま、ウソやったんやな。
斉藤さんの歌の通りや。
もうすっかりバレてもた。
これ以上騙されたら、今度はわたしらがアホや。

首長さんらがこの調子なんやから、やっぱり原発の行く末は、市井の市民のひとりひとりの手にかかってる。
5月5日こどもの日。

わたしな、2012年のこどもの日から、一基も原発動かさんようにと頑張った、市民のひとりやってんで。

子供に、孫に、近所の若者やちびっこに、そう言うて、ちょっとエバって昔話ができるよう、
こどもの日が真剣勝負の第一日目、
政治家の言うことに振り回されない、
政治家に頼らない、
政治家に騙されない、
市民の集合体を作らなあかんねん。
ハンパやない数の人間が寄って、それぞれの得意な分野を生かして、闘いに有利になるようなアイディアや作戦を集めなあかん。
市民が少数で頑張っても太刀打ちできひんねん。
市民は数が勝負やねん。

一年頑張ってみてわかったやん。
大筋はな~んも変わってへんて。
数やねん数!
子供守りたい大人の数!
日本人、立ち上がれ!
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パンとみつばち

2012年04月30日 | 友達とわたし
ばいばいサリー、ばいばいウィル、ばいばい二人の『THE BREAD CO.』


三年前まで、このパン屋さんのすぐ近くに住んでた。
朝起きて、あ~っ!パンあらへんっ!と思ても、パタパタと走って買いに行けた。
毎日朝4時には、こだわりの材料使た、こだわりのパンが、どんどん焼き終わり、狭い店の棚に並ぶ。
息子Kが、バイトでお世話になったこともあった。

ウィルは家の庭でミツバチを飼うてて、毎年6月になると、花の香りも爽やかな、無茶苦茶おいしいハチミツを作ってくれた。
ちっちゃい瓶に入ったそれは、えげつなく高かったけど、年に一回のことやと、気合いを入れて買うた。

その二人が、故郷のオーストラリアに引っ越しすることになった。

お別れパーティが、店の前の道路を封鎖して行われてる。


近づいていくと、サリーが描いた絵が、オークションにかかってた。


お店を畳んで、そこでの人生も畳んで、また新しい暮らしが待ってる、海の向こうの土地に移る。
そのことの大変さは、身にしみてわかってる。

パン屋の隣の、サリーのアトリエには、彼女が描いた絵が無造作に置かれてた。


サリー独特のタッチの花々。


壁にも。


これはかなり大判。欲しいなあ~と思いつつ、あかん……手が出る値段とちゃう……。


さらに、引っ越し募金の壷。


あ~思い出すなあ~。引っ越し資金作りのために、古屋丸ごと朝から晩まで解放して、ガレージセールしたこと。
毎日手伝いに来てくれた友達、たくさん買ってくれた友達、大家さんの最終点検時に、畳や壁の染みを隠そうと、けったいなとこで座って動かんかった友達、
みんな、どうしてるかなあ~。元気かなあ~。


大好きなハチの絵。


また向こうでもいっぱい絵を描くんやろサリー。


美味しいパンをいっぱいありがとう!
カーネギーのコンサート、聞きに来てくれてありがとう!
元気でね!
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日本市民をなめんなよ!

2012年04月28日 | 日本とわたし
日経ビジネスのオンライン記事の一部を紹介します。

原発なしでも「スマート」で乗り切るカギを握る、太陽光発電と蓄電システム【村沢 義久】  

2012年4月27日(金)

『これまで、日本が保有していた商用原発54基のうち、東京電力福島第一原発の1~4号機が、4月19日付で「廃止」され、
総保有基数は、50基に減った。
そのうち、2012年4月末時点で動いているのは、北海道電力泊3号機のみである。
その泊3号機も、5月5日には、定期点検のために停止する。

政府は、すでに定期点検が終わり、ストレステストの第一次評価もパスした、関西電力大飯原発3、4号機の再稼動を目指したが、
5月5日には間に合わず、40数年ぶりに、「原発電力のない日本」になることが確実となった。
これまで、総発電量の5割以上(2009年実績で53%)を、原発に頼ってきた関西電力では、
夏に、供給力が最大で、16.3%不足すると言われており、他の地域でも、需給がひっ迫する可能性がある。
企業も家庭も、自衛策が必要だ。

自衛策のキーワードは、「スマートハウス」
スマートハウスとは、電力を中心としたエネルギーをスマートに(賢く)使うように、デザインされた住宅である。
その実現のためには、主として、創エネ、省エネ、蓄エネの、3つの機能が必要である。

2012年が、その元年になるというのは、前述のように、電力が不足する(あるいはしそうだ)という需要側の理由に加えて、
これら3つの機能を担う、主役たちが出そろってくるという、供給側の理由があるからだ。


創エネの主役は、低コストの太陽光発電

岡山県津山市に本社を置くGAT(ガット、美甘(ミカモ)信吉社長)は、「GATソーラー」(ガットソーラー)という新しいビジネス部門を立ち上げ、
2012年3月25日、工事費込みで、1キロワット当たり35万円という、格安の家庭用太陽光発電システムを発売した。
発電コストに換算(金利3%、20年償却と仮定)して、1キロワット時当たり約23円
家庭向け電力料金を下回る
つまり、「グリッドパリティ」を実現したことになる。

この、1キロワット当たり35万円、という価格は、以前紹介した、限定販売による1キロワット当たり29万円(発電コスト換算で、1キロワット時当たり19円)などの例を除き、
大量販売案件としては、筆者の知る限り、日本最低価格である。

全国平均サイズである、3.3キロワット型パネルを設置した場合、2010年には、200万円程度かかっていたが、
GATのシステムでは、115万円にまで下がる。
さらに、国からの補助金、1キロワット当たり3万5000円(2012年度の額)を活用すると、単価は1キロワット当たり31万5000円となり、
3.3キロワット型だと、実際の負担額は、104万円になる』


以降の文章は、日経ビジネスオンラインの会員登録をしている方のみが読めます。



太陽光については、いろいろと問題視している方が多い。
現にドイツでは、勢いがつき過ぎてバランスが悪くなり、あちこちに弊害が出てきたというニュースが流れてる。
ただ、ドイツ在住の人に聞くと、ニュースで報道されてるような大きな問題ではなく、普通に電気は使えてるし、料金にも別に不満は無いらしい。
日本は今まで、アメリカにオンブに抱っこ(あるいは、アメリカからの押し売り)で原発を導入し、
そのバケモノの吐く息に塗れて骨の随まで腐った連中が、日本人が本来持ってる力を抑えつけ、日本らしい細やかな技術の発展を妨げた。

わたしは思う。

解放された日本の技術者や職人、企業家はきっと、本領を発揮し、すばらしいエネルギー革命の先人となる。

日本市民をなめんなよっ!
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『原発は、目先の利益ではなく、われわれ日本人の品格にかかわる問題』by 村上・東海村村長

2012年04月28日 | 日本とわたし
脱原発「国に任せられぬ」 首長会議きょう発足 村上・東海村村長

東京新聞 2012年4月28日

『原発再稼働へと、政府が大きくかじを切る中、原発ゼロを訴え、「脱原発をめざす首長会議」が28日、東京都内で発足する。
原発立地自治体の中で、唯一の会員で、全国の首長に参加を呼び掛けてきた、茨城県東海村の村上達也村長(69)は、本紙のインタビューに、
「住民の命と財産に及ぶ政策を、国だけに任せておくわけにはいかない。
首長会議は、政治にインパクトを与えるはず」と意欲を語った。(林容史)

首長会議には、35都道府県の首長・元首長69人が、会員として名を連ねる。
28日の設立総会には、顧問の佐藤栄佐久前福島県知事ら、34人が出席する予定だ。
「これだけの首長が顔をそろえ、国にものを言えば、大きな影響力を持つ。新しい地方主権、民主主義の動きだ」と村上氏は力説する。



◆政府は世論を読めていない

東海村は、東海第2原発(日本原子力発電)を抱え、東日本大震災では、自身もあわやの危険を感じた。
いまの国の動きは、なし崩し的に、原発を再稼働しようとしているようにしか見えない。
「政府は、1年以上たっても、脱原発の世論が読めていない」と、いら立ちを隠せない。

設立総会では、自らの思いも発表するつもりだ。
「福島の、原発事故の被害の、実態を見てください。なぜ脱原発にならないのか、私は不思議に思う」。
故郷に戻れない被災者のこと、魚や野菜など、農産物を出荷できず、死活問題に直面している人が、多数いること。
放射能被害の、天文学的数字と、底なしの不安。
「人口が密集する、この狭い国土に、原発を持つ、ということについて、真剣に考える必要がある。
これは、目先の利益ではなく、われわれ日本人の、品格にかかわる問題だ」
と訴える。

東海村では1999年、核燃料加工工場ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で、国内初の、臨界事故が発生。
村上氏は、村長として、国や県の対応を待たず、いち早く住民を避難させるため、陣頭指揮を執った経験がある。

目に見えない放射能の恐怖を、身をもって知ったが、それでも、「国策」である原子力政策に、異を唱えることはできなかった。
それは、国に、真っ向から歯向かうことを意味したからだ。
まして、原子力の恩恵でうるおってきた、自治体の長が唱えれば、異端として排除されかねなかった。

しかし、東京電力福島第1原発事故が、すべてを一変させた。

昨年12月、首長会議の設立を準備していた、静岡県湖西市の三上元市長が訪ねてきた。
「一緒にやろう」、との誘いを快諾した。
「原発が立地する市町村の住民の中には、いろいろな利害関係はあるが、福島原発事故を経験し、たじろいでいる場合ではなかった」と振り返る。

これからは、「脱原発依存」を言いながら、具体的な道筋を示せない政府を、首長会議として、脱原発へと後押ししていく考えだ。


◆全基の廃炉へ 国有化要請も

村上氏は、「全国原子力発電所所在市町村協議会」(全原協)の副会長を、14年以上務めてきたが、
5月に、都内で開かれる総会で、職を辞すという。
「全原協は、電源交付金を要求しながら、経済産業省と一体となって、原発を推進してきた。
福島原発事故を防げなかったことに、副会長として、責任を感じる」と打ち明ける。

全原協の総会の場では、枝野幸男経済産業相に、持論をまとめた「脱原発依存のための制度設計」を突き付け、
電力業界にメスを入れて、国内の全原発を、将来的な廃炉に向けて、国有化するよう迫るつもりだ』



とうとうのとうとう、時間はこれだけかかってしもたけど、為政者の中に、こういう動きをする人が出てきた。
今までにも、ごもっともなことを言う、あるいはブログに書く人はいたけど、それが表立った行動にならず、
国は、相も変わらずのらりくらりと、無責任街道一直線。
事故を起こした原発を所有している、東京電力株式会社の首脳陣も、これまた相も変わらず大バカ殿様っぷりを続行中。

市民の味方の首長さん方、どうか、皆のゲンコツ合わせて、国と原発マフィア、ボコボコにしてしもてください!
とことん応援しますよってに!
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もう5月だというのに

2012年04月28日 | ひとりごと
さっぶぅ~~~!!
けど、確か、去年の『太極拳&気功デー』も、こんなやったような気がする。
それにしてもさぶい!!
手がかじかんで痛い!!
それでも、気のエネルギーはどんどん体の中を温めてくれる。

ミリアムが、「目の前の木を見て。木になって」と言う。


見上げると、葉っぱが笑ってた。


気温8℃。風がビュンビュン吹きつける。


知らない人と、二人一組になる。
リードする方の人のこぶしに、てのひらを軽く乗せ、目を閉じ、その人の動きに身を任せる。
考えない。頭が気持ちよく空っぽになる。
信じること。委ねること。つながること。
てのひらとこぶし。

公園には、散歩しに来た家族や、釣りをする人でにぎわっていた。


好きな公園の中のひとつ。



帰り道、年に一回行くか行かないかの『ANTHROPOLOGIE』というお店に寄った。
ここの洋服は安くないので、それぐらいたまに行っても、バーゲンコーナーをチェックするぐらい。
けれども、そんな客でも、誕生日を登録してあるので、今月中は15%引き、というカードが送られてきていた。
……よっしゃ、Tがプレゼントしてくれたギフトカードを使て、ほんでもってこの割引カードも使て、うふふ……。
とばかりに、二枚のカードを手に、いそいそと店の中に入って行った。

いろいろぐるぐる回る。
今日はバーゲンコーナーには行かない。
定価だ定価っ!すごいぞっ!
けどやっぱり高い。
たかがブラウスにこんなお金使てどうする?!と思わんでもない。
とことん気に入ったのが見つからんかったらあきらめよう。

はい。見つかりました。


ありがとね。



家に戻ると、必要やのに買わずじまいで三年間過ごした旦那の、ガソリン仕様の初の芝刈り機!


いざいざ出陣!まずはネズミのおでこ庭で試し刈り。


ほんでもってこれも。電動のこぎり。これは裏のジャングル用。


今年の夏こそは、あのセメントとアスファルトのがれきを片付けて、引っ越しましたパーティできるかな……もう3年も経つのやけど……。
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肉食と菜食と原発と

2012年04月27日 | 日本とわたし


気功の瞑想クラスがあった。
買い物嫌いの話題からどんどん話が進んでいった。



そこで上がった、興味深い話題をふたつみっつ。



・血液型がOの人は、基本的に、ベジタリアンに転向しない方が良い。

『O型というのは、最古の型で、人がまだ狩りをして肉をたくさん食らっていた頃からの名残が一番多く存在している。
なので、動物の肉から得られる栄養素が、必然的に、他の型の人よりも必要になる。
さらに、血液が薄いなど、血液に問題のある人も、菜食を徹底するべきではない』



・肉を食らう、ということは悪か否か?

『家畜という定義をどう考えるか。
世界には、我々が家族のようにして可愛がっている犬や猫を、食肉にしている地域がある。
世界には、我々が食肉にしていた鯨を、知能を持つほ乳類として尊び、食らうなどもってのほかだと抗議する地域がある。
人間の凶器によっていとも容易く殺される動物や植物に、知能や意識や感情や会話があるかどうかで、勝手に種分けすることが、
どれほど身勝手で、的外れで、現実や自然を無視しているか……』

『最近、フォアグラがどんなふうにして製品化されているかを知り、もう二度と口にしないと決めた』

『「肉はどこからくるの?」と聞くと「スーパーマーケット」と答える子供がいる。
この牛肉は、牧場でゆっくりと草を食む牛だったと、想像できない大人もいる。
牛が、どんなふうにして殺されていくかを見て、いっぺんに食べられなくなったけど、ハンバーガーはまだ恋しい』

『魚に頭や目があるなんて知らなかった。かなり大きくなるまで』



人間の存在は、もともとからして身勝手なもの。自然界からすると邪魔者の他の何ものでもない。
地球という惑星に宿った自然との共存などそっちのけで、自分達の快適さ、便利さに執着し、好き放題を続けてきた。
けれども、そのことを反省するからといって、すっかり慣れ切ってしまった快適で便利な暮らしを捨てて、自然に寄り添えるか、
それはもう無理な話なのである。



では、快適便利な暮らしの象徴である電化製品は、どこまでなら手放せるか。

テレビ、ラジオはいいけど、パソコンと携帯は困る。
乾燥機や食器洗い器と掃除機はいいけど、洗濯機と給湯器は困る。
トイレや風呂の電化は、こちらでは全く進んでいないので、話題には上らなかった。



するとミリアムが、
「わたしは肉食を止めることはできない。どうしても体が要求するから。
同時にわたしは、動物がどういうふうに食肉になるのか、その現実を知っている。
吐き気がするほどに惨たらしい、とてもじゃないが受け入れ難い世界が存在する。
それもこれも、わたしのような人間が、肉を欲するからだ。
人間は身勝手。
生きている限り、無数の問題を作る。
そのことで、苦痛を受ける人や動物や、もしかしたら草木が存在する。
その苦痛の上に、自分達の身勝手で小さな幸せが存在していることに、心の底から感謝すること。
そしてできるだけ、その苦痛が増えないよう、肉食の回数を減らすよう心がける」と言った。



「ミリアム、また日本につなげて申し訳ないけれど、肉食をどうしても止められない人間を、原発に例えられるかな?」

「まうみ、そんな例えをしたいのは、核に狂った人間に惑わされてる人だけよ。
核は、この地球上に、兵器としては存在してはいけない物質だったの。
医療や工業などの、とても特殊な場のみで、その量も、必要以上ではない、微量に厳しく制限されながら、
人や公共の場から極力離れた、限られた場所だけで存在するべきだったの。
狂った人間が、快適に、便利に、ボタンひとつで町を丸ごと破壊するための、原料作りに利用されてる原発は、
非核三原則という、見事な精神を持つ日本が、先頭に立って、ひとつ残らず息の根を止めて欲しい。
イスラエル出身で、アメリカで生きてる人間のわたしが、こんなことをお願いするのは、とんでもなく身勝手なことなんだけど……」



気功と瞑想と道教とおしゃべり。
金曜の朝の幸せ。
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『ええぞ~福井県議会!と思たわたしがアホでした!』の記事の削除勧告を受けました。削除します。

2012年04月27日 | 日本とわたし
『あなたの運営されるブログ「ウィンザー通信」に対し、
朝日新聞社知的財産管理チーム様より、著作権侵害が行われているとのお問い合せが、弊社宛にございました。
ご指摘頂きました記事を、確認致しましたところ、下記gooブログ利用規約(禁止事項)に抵触する恐れが見られましたので、
早急に削除等にてご対応くださいますよう、お願いいたします。

gooブログ利用規約
第12条(禁止事項)
1.会員は、本サービスを利用するにあたり、以下に該当し又はその恐れがある行為を行ってはなりません。
(3)他の会員、又は、第三者の知的財産権(著作権・意匠権・特許権・実用新案権・商標権・ノウハウが含まれますがこれらに限定されません)を侵害する行為』

という知らせが来ました。

朝日新聞デジタル佐賀版に掲載された記事です。
大飯原発再稼働反対に、県議会が異例の全会一致で賛成した、というタイトルを読んで、
わたしが早とちりして、福井県の県議会かと思い込んでしまった例の記事です。

前にも一度、同じ勧告を受けたことがあります。
朝日新聞紙面にシリーズで掲載された、〈プロメテウスの罠〉防護服の男(1)~(13)を丸写しして、ここに載せた時のことです。
記事の内容のすばらしさにとても感銘を受け、記事の切り抜きを写真に撮ったものを拡大して、せっせとここに書き写しました。
ひとりでも多くの方々に、そこに記されていた真実を知ってもらいたい。
その思いが何ものにも勝っていたからです。
けれども、朝日新聞を購読していない者が、そのようなことをするのは正しくないであろう、という意識は、常に頭のどこかに存在していました。

実際に勧告を受け、記事を削除しましたが、その後、著作権のことについてはかなり注意しているつもりです。
新聞の記事を転載する場合は、それがネットで公開されているもので、載せる際に必ず出展元を明示する。
それで充分だと思っていましたし、実際に勧告を受けたこともありません。

さて、今回はどうして、第三者の知的財産権を侵害する行為として、記事の削除を命じられたのでしょうか?


削除するにあたり、とりあえず、どんな内容のものであったかを、残しておきたいと思います。

佐賀県議会が26日、関西電力大飯原発(福井県)の早期再稼働に反対する意見書を、全会一致で可決したこと。
原発立地道県の議会で初めての反対表明であったこと。

「否決されて当然だと思っていた」意見書を、採決直前に提案したのは、宮崎泰茂県議(市民リベラルの会)。

意見書内容
・東京電力福島第一原発事故の検証や安全対策が不十分であること。
・原子力規制庁が未設置であること
「大飯原発の再稼働をベースに、他の原発も『右へならえ』にしたいはずの政府に、それではダメだと釘を刺した」と、可決の意義を強調した。

2009年に、九電玄海原発3号機で始まった、プルサーマルなどの原子力政策を推進してきた自民党内には当初、
来るべき玄海原発の再稼働の議論を控え、「立地県として、とやかく言うべきではない」と、意見書可決に慎重な幹部もいた。

ただ、もし、意見書が『すべての原発』を対象にしていたら、同じ結果が出たかどうかは怪しい。
議員団の石丸博会長ら複数の幹部は、玄海原発の再稼働議論とは「まったく別物だ」と口をそろえる。

結局は今だに、おらが村の原発に関しては、稼働させたい気持ち満々の議員がうじゃうじゃいるということ。

けれども、党県連幹事長の内川修治県議は、
「政府が、エネルギーに対する政策や電力需給の説明に関し、無責任であり続けている中で、原発の再稼働を推進するのは、誰が見ても疑問だ」という認識を持っている。


では、前回の記事を削除します。

 
 


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小出せんせに会いに行く!……多分……?

2012年04月26日 | 日本とわたし
小出せんせの講演を聞きに行く。

もう彼の意見は、あの日以降、毎日のように、ラジオで、ユーチューブで聞いてきたから、
多分、次の言葉が何か、予想がつくほどに頭に入ってるけど、
せっかくニューヨークに来はるのやから、と思て申し込んだ。

来はることを知ったんは、布施さんいう人のツィートから。
5月4日の金曜日の朝に、小出せんせと中山憲さん、そして布施さんの3人で、マンハッタンで記者会見をします、っちゅうツィートを流しはった。
えらいこっちゃとばかりに、ネットで調べてみた。
そしたら、メールの連絡先が分かったので、そこに、一般の者ですが、入室できますか?と聞いてみた。
ものの数分もせんうちに、返事が来た。
「申し訳ありませんが、記者会見はプレスに限定しております。ご了承くださいませ」ということやった。
う~ん……残念……でもしゃあない。「またインターネットで拝見させていただきます」と返事した。
そしたら、「その前日の晩に、小出氏の講演会がありますよ」と教えてくれはった。

ひゃ~!

ということで、早速、講演会参加申し込みの画面に行ってみた。
講演会はマンハッタンのど真ん中、セントラルパークの西側、旦那の両親のアパートのすぐ近くの教会で行われる。
講演会では、質疑応答の時間も十分にとります。と書かれてあった。

ほんでもって、
『小出さんは、とてもお忙しい中を、今回の短期アメリカ訪問を引受けてくださいました。
フライトだけでも小出さんの身体的負担が少なくなるようにと、主催者はエコノミーでなくビジネス・クラスのチケットを購入しました』
で、そのチケット代の一部負担を、寄付でお願いできないか、と書かれてあった。
でもって、寄付して下さった方には、お席を、ご希望のセクションに用意したいと思います。やって!うほほ~い!

日本からここまでの、飛行機のしんどさは、重々身にしみてるので、この会の選択は正しいと思う。
しかも、あの日以来の、小出氏の多忙さは、わたしになど想像もできんほどのもんやろから、
せめて空の上の13時間を、眠ったりしながら、ゆったりと自由に過ごしてもらいたい。
よっしゃ、わたしも寄付するで~!
う~んう~ん、ひとり20ドルで、旦那と合わせて40ドル!←ドケチッ!
 
名前を入れて、住所を入れて、Eメールアドレスも入れて、電話番号も入れて、クリック!
ありゃ?
なんかようわからんのんが出てきた!全文英語やし……。
寄付をありがとうっていうメールが届いたけど、そこには小出氏の名前も講演会も、なんも書かれてへん。
もちろん席のことも。
う~ん……ざわざわ……。

責任者に事の事情と、心配してることを伝えるメールを送ったけど、時間が時間やからなあ……。
でもまあ、寄付を受け取ったっちゅうメールは送られてきてるから、消えたわけではない。
ただ、チケットの購入は個人小切手の郵送での方法のみって言わはる。
けど、チケットの購入方法は、そのウェブページの画面には一切書かれてない。
寄付したら席が用意されるっていう文章のみ。
う~ん……こりゃわかりにくいぞ……。

まあ、心配してもしゃあないから、とりあえず今夜は寝て、返事を待とう。

「日本語のみの講演になりますが、ご主人様は大丈夫でいらっしゃいますか?」
そんなことも聞かれてんけど、そんなこと本人に聞いたら、「大丈夫に決まってるわい」って言うやろから、
「多分大丈夫やと思います」と返事しといた。

けど旦那よ、マジで大丈夫か?


付け足し

たった今、前から4列目の席を確保した、というメールが届いた。
うれしっ!
わたしが小出せんせの話を聞いている時、日本は5月5日の「こどもの日」になってる。
日本中の原発の火が全部消える日。
無原発記念日!
おぉ~っし、質問、他の人の迷惑にならん程度に端的に、意味のある内容を吟味して、用意していくぞぉ~!
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『拝啓 お姉さま 質問です』

2012年04月26日 | 家族とわたし
びよ~んびよ~ん♪


細い枝が、思いっきり上下に揺れてるので、なんやろかと思て見てみると……、


天下の曲芸師さんの、お食事中でしたとさ。



鬱陶しい、肌寒い日が続いてる。
夜なんか、気温が1℃とかになって、おかげで野菜の苗は、毎晩震え上がってる。
暖房も、今更セントラルヒーティングなんかつけて、値上がりしてるオイル代を払いとうないので、
服を重ね着して頑張ってるのやけど、レッスンの時だけはしゃあない……つけんわけにはいかんからつける。

今朝起きたら、3才年下の弟から、こんなメールが送られてきてた。

『拝啓 お姉さま 質問です。

お誕生日ですね!?
では、ここで問題です。
15日でした?25日でした?
どっちにしても、ハッピーバースデー ツウ ユウでございます(^_^;) 。
いやいや、メデタイメデタイ!!。
55歳ですか。日本では、初期高齢者です(^人^)。
この年まで、よく頑張りました、誉めてあげます。賢い賢い(ナデナデ)。
日本では、冬が終わったら、急に夏になりやがって、あっついですねやぁ。
たまりまへん!?
頭はハゲルし、3ヶ月に一回風邪ひくし、怪我は治りにくいし、ファンは目敏く僕を見つけたら、サインサインとうるせいし!
本当に年をとるって、しんどいですなぁ……。
では、いつまでもノオテンキで……あっ、間違い!? お元気で、おきばりやす』

あんたなぁ~、たったひとりのお姉ちゃんの誕生日ぐらい、覚えといてぇや!

けど、嬉しかったから、電話した。
父親同様、なんか憎めへん、得な性格な男なのである。
ほんでもって、いっぱい苦労して、貧乏くじ引いて、それでもクサらんと、人の幸せを自分のことのように喜べる男なのである。
ああ、ほんまに、この子には幸せになってもらいたい。心底そう思う。もう50過ぎたおっさんやけど……。


さて、またまた健康保険の更新時がやってきた。
更新イコール値上げ。
なもんで、旦那は必死で、このままおんなじ会社のんを使うか、他の会社のんにするか、セットの内容を変えてみるか、
毎月の支払い額を増やさずに、医療費の支払い負担額もそこそこ払える範囲か、
各社の、保険内容の一覧を睨みながら検討する。

どういう目的であれ、病院の窓口に立ったら30ドル、もしくは50ドル払い、
もし治療が必要であれば、その治療費の50%、もしくは70%、もしくは100%を負担する。
もうほんま、どんだけややっこしいねん!
読むだけで腹立ってくるような表なのである。
それが、各社それぞれに、何種類ものパターンがあって、どれをとっても、どこかでしんどい思いをせなあかんことになってる。
あ~クソッタレのアメリカ医療保険事情!
今現在で、毎月10万円支払うてる。
これをなんとか、もう少しでも減らしたい。
けども、わたしは癌系の体なもんで、万が一のことを考えると、あんまり無謀なこともできん。
かというて、こんだけ払てても、この保険は、ニュージャージー州だけでしか効かへんから、
例えば、世界でも指折りの、癌専門の病院がニューヨークにあって、すぐそこやのに、そこで治療は受けられへん。
そこで治療を受けたかったら、毎月の支払いが16万になる。
癌になろうがなるまいが……。

嗚呼っ!国民健康保険のありがたさがヒシヒシと感じられる花冷えの午後……。
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5月5日こどもの日、原発の火が消える日!消して冷やして廃炉する!もう二度とこの世に戻ってこんように!

2012年04月25日 | 日本とわたし
敦賀の活断層 全原発で見直すべきだ

東京新聞 2012年4月26日


日本原電敦賀原発(福井県)の真下に、おびただしい活断層。
そんな疑いが、原子力安全・保安院の調査で浮上した。
日本は、世界有数の地震国である。
全原発立地地で、あらためてよく調べるべきだ。

断層とは、地面の奥がずれて動いた跡。
このうち、将来再び動く恐れがあるのが、活断層だ。
つまり、地震の巣。
政府が定めた指針では、約13万年前までに動いたことを否定できない地層が、活断層とされており、
その真上には、原子炉を設置できない。

敦賀原発の、直下を含む敷地内には、破砕帯と呼ばれる、古くてもろい断層が、少なくとも、約160本走っているのが知られていた。
さらに、敷地内には、活断層の「浦底断層」が通っている。
浦底断層が起こす地震に、破砕帯が連動する恐れがあることは、以前から知られていた。
しかし、原電は、設計上の考慮に入れていない。

ところが、東日本大震災が、風向きを変えつつある。
動かないはずの断層が、動いたからだ。

保安院は震災後、原発から、5キロ以上離れた断層の連動も、考慮に入れて、
原子炉を襲う、最も大きな地震による、揺れの想定(基準地震動)を見直すよう、電力事業者に指示していた。
その結果、北海道電力泊原発、中国電力島根原発、敦賀原発、そして高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の4カ所を、見直しの必要ありとした。

東海、東南海、南海の連動による、南海トラフ巨大地震の影響は、関東から九州に及ぶという。

地中深くに何があるかは、まだよく分かっていない。
2007年の、新潟県中越沖地震を起こした海底断層が、柏崎刈羽原発の直下まで延びていることも、その余震を分析してみて、初めて分かった。
津波、電源だけでなく、巨大地震の揺れへの配慮が必要なのは、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)だけではない。

保安院から指摘を受けた、4原発のうち、泊1,2号機と敦賀2号機が、安全評価(ストレステスト)を保安院に提出し、再稼働を求めている。
だが、敦賀の結果を見れば、活断層の詳細な実地調査と、連動の影響評価がすむまでは、
泊や敦賀、渦中の大飯原発などに限らず、どの原発も、再稼働を許すべきではない。
全原発で、詳細に調査し直して、結果を公表すべきである。

連動を考慮に入れれば、敦賀原発は、活断層の真上にあるといえるだろう。
ルール上、1,2号機ともに、廃炉は免れない。




わたしらの海を、土を、空気を汚して、札束まいて人の心も汚して、散々な悪行の末に建てられた原発の下には、
ゆらゆら揺れて、放射能の塊を囲んだ老朽化した建物を、いとも簡単にぶっ壊してしまう活断層があるんやて。

なんのこっちゃ?
なんでそんなとこに、そんな世にも危険な、核物質の塊を、しかもちょっとでも冷やすの止めたら爆発するもん置くん?
知っててやったんやったら、それって犯罪やろ?
原発はもちろん止めなあかんけど、しかも早急に冷やしにかからなあかんけど、
それと同時に、建設を決めた者、建設をした者、そいつらみんな、罪に問われなあかんやろ?

せやのにまだ、こそこそとこんなこと↓やってんねんで。

東海第二原発 燃料装填し発電方針 村長は反発

東京新聞 2012年4月24日 朝刊


地元自治体などから、日本原子力発電(原電)東海第二原発(茨城県東海村)の、廃炉を求める声が高まる中、
原電は、6月に、原子炉(圧力容器)に核燃料を装填(そうてん)し、発電まで実施する方針だと分かった。

23日に開かれた、村議会・原子力問題調査特別委員会で、大名美恵子氏(共産)が明らかにした。

大名氏は、今月13日に、原発を視察。
その際に、職員が、
「(昨年5月から実施している)定期検査の一環として、燃料を装填した上で、運転させたい。
プールに置いておくのは、必ずしも安全ではない」と説明したという。
原電は、本紙の取材に、「定検スケジュールとして、既に示してある」と、核燃料装填の方針を認めた。


東海第二は、東日本大震災による津波で、電源や、冷却用の海水ポンプを失いそうになったが、
かさ上げした防潮壁のおかげで、かろうじて事故を回避。
冷温停止後、昨年6月に、核燃料を取り出していた。

原電の、工程表などによると、今年6月に、核燃料を再装填し、原子炉を起動。
発電(調整運転)まで実施し、定期検査を終える、としている。

ただ、東海第二は、安全評価(ストレステスト)の結果が、国に提出されておらず、すぐには再稼働はできない。

原電の動きに対し、村上達也村長は、
「それ(燃料装填)をやったら、おしまいだ。戦時中の、突き進む軍部と同じだ」と憤った。 



な、普通とちゃうやろ?原発関係者。
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