ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

地球上で最も放射能が強い場所トップ10

2011年09月29日 | 日本とわたし
地球上で最も放射能汚染が強い場所トップ10というのが公開されました。
↓これがニュースソースの元。
10 Most Radioactive Places on Earth

たまちゃんとおっしゃるライターの方が、写真と簡単に訳した文章を載せてくださっていたので、紹介します。

『地球上で最も放射能がキツイ場所と言えば……というトップ10が発表されました。

チェルノブイリや福島などは、メディアや歴史の教科書などで知っている方も多いのですが、
それ以外にも実は、原発事故が発生し、今もなお放射能が漏れ続けている場所があると言うのです。
原発は安全というのはいったいなんだったのか?と疑うような事故例の多さです。

第10位:ハンフォード:アメリカ



第9位:地中海

原発ではなく、放射性物質を乗せた船が、1994年に消息を絶っている事件があるそうです。
この事件は一切明らかにされず、謎とされております。



第8位:ソマリア海岸

ソマリア海域に、政府によって、放射性核廃棄物が捨てられたのではないかと疑われております。



第7位:マヤック(ロシア)

1957年9月29日、ソ連ウラル地方チェリャビンスク州で発生した、ウラル核惨事と呼ばれる原子力事故によるものです。



第6位:セラフィールド(イギリス)

イギリスの西海岸に存在しており、何度も事故を起こしており、地域住民からの反発も非常に大きい地域です。



第5位:シベリア化学結合(ロシア)

シベリアには、40年間以上、核廃棄物を保存している化学工場があるそうです。
しかも保存状態はかんばしくなく、徐々に放射能が漏えいしていると言われています。



第4位:ポリゴン(カザフスタン)

ソ連の核実験施設として利用され、多くの放射能を撒き散らしています。



第3位:マイルースー(キルギスタン)

ウランなどの産出の為に、鉱山として利用されていますが、地震などの影響により、崩壊し汚染された水が川に流れ出しており、危険な状態です。



第2位:チェルノブイリ(ロシア)

25年以上経過した今もなお、放射能を撒き散らしています。
福島の事故が起こる前は、唯一の、レベル7の原発事故でした。



第1位:福島(日本)

チェルノブイリ原発事故を抑えて、1位を飾ってしまった不名誉な原発事故を抱えた福島。
何より恐ろしいのが、今もなお、高濃度の放射能がまきちらされているであろう、という推測にしか過ぎない情況であり、情報の統制がとれていない状況であること。
チェルノブイリと同様、徐々にその情況が明らかになるのでしょう。


以上です』


↑この記事を読んで、写真を見て、みなさんはどう思われますか?

核と人類は共存できない。してはいけない。
そう思いませんか?
それはわたしだけの、単純な、短絡的な考えですか?
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真の文明は 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし

2011年09月29日 | 日本とわたし
東京新聞9月28日の『筆洗』より

『日本で最も有名なアフリカの女性が亡くなった。
荒れ果てた南の大地に三千万本もの木を植え、虐げられていた女性の地位向上に尽くしたケニアのノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんだ。

MOTTAINAIを合言葉に、環境保護運動を広げたその人の半生は、国家権力との闘いでもあった。

強権的な前政権の弾圧を受け何度も投獄されたが、決してくじけなかった。

国も時代も違うけれど、凜(りん)としたマータイさんの生き方は、足尾銅山の鉱毒問題の解決に奔走し、明治天皇に直訴した田中正造の姿にどこか重なって見える。

繰り返し投獄された正造も、民衆と生きることを選んだ人だ。

<真の文明は 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし>

約百年前に正造が残した言葉である(小松裕著『真の文明は人を殺さず』)。

放射能が山や川を汚し、人が住めない『死の町』を生んだ原発事故に直面する私たちに、この言葉はずしりと重い。
震災を経験した今、マータイさんが世界に広めてくれた「もったいない」の意味にも、あらためて気付かされたような気がする。

はげ山になった足尾は近年、ボランティアの植樹活動も加わり、緑が少しずつよみがえっている。
アフリカはどうなのだろう。
マータイさんの笑顔をもう見られないと思うとさみしいが、緑に揺れる大地を想像すると心が弾む』



日本はもはや、民主主義も真の文明も失いつつあるってことになるんやろか。
繰り返し投獄される人、デモに参加して歩いてただけで、ほんでちょっと肩が触れただけで逮捕される人、

一方で、大事な、人の命に関わるようなデータを隠したり、
一刻も早う立ち退くか、予防のためのヨウ素剤を飲むかせなあかん人らを騙して、その場に居残らせたばかりか普通の生活を続けてもええようなこと言うたり、
既に汚染まみれになってる、食べ物から泥から水からゴミから、なんでもかんでも日本中に薄めて回したり、
よその国からしたら、目の玉が飛び出るぐらいの高い数字の汚染を勝手に許可したり推奨したり、
そういう悪事を、毎日次から次へとやり放題の連中の片棒を、事もあろうに、テレビや新聞が担いでる。

もしこの世に神さんがいて、悪い事したらバチ当たるっちゅうのがほんまやったら、お天道さんが見てるんやったら、
いつか、あいつらに、ものすごうキツい天罰が下るんやろか。
それとも、今までの世界がそうやったように、罰を下せるのは神さんなんかと違て、その国の民でしかないんやろか。
それなら、今の日本の民では無理や。
生活を続けながらでもできることあるはずやのに、なんか妙に、早々に、あきらめてる人が多過ぎる。
今あきらめてしもたらどうなると思う?
今あきらめた人らが死んでしもた後、どうなると思う?
おっきな地震が来たらどないしょう、もうその時は終わりやなあと、生きてる間中心のどっかで心配しながら、
毎日毎日どんどん増える核の廃棄物を、どこにも埋めることもできんと、中途半端な処理場に貯め込んで、そっからの汚染も引き受ける毎日が延々と続いていくねん。
ほんでいつか、次の巨大地震が起こって、まだ残ってた原発が第二のフクイチになる。

廃校や廃屋は、まだなんとか心を取り戻せるけど、廃国はあかん。これだけはあかん。
日本みたいなええ国、美しい国、住んでるそれぞれの人らが素晴らしい国、棄てんといて!お願いやから踏ん張って!闘って!
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雨上がりの夕方は、肉団子と大根鍋!

2011年09月29日 | ひとりごと
「北の方向に、おもしろい雲が出てる。三階のTの部屋の窓から見てみ」

なんのこっちゃない、カメラで撮ったら?と、旦那は言いたいらしい。

普段はわたしのこと、ブログママとか言うて茶化してるけど、旦那もすっかりブログパパやん。

三階に上がってみたけど、木が邪魔してよう見えんかった。

旦那が言うてたような雲も見つからん。

しゃあないから、下に降りて外に出た。

右側にモクモク雲。左側に墨絵風の雲。


ずっとずっと雨降りが続いてて、ソファやらからカビの臭いが漂い始め、家が、100年前からのため込んだ昔の匂いをじわじわ吐き出し始めた。

お肌にはこっちの方がええもんね~などと強がり言う気も失せて、そろそろわたしらも、ナメクジ化してしまいそうなぐらい滅入ってた。

で、今日の夕方、やっと空に晴れ間が出て、雨雲がだんだん減っていき、気温がぐんぐん下がってった。
明日から晴れなんやそうな!!やっほ~!!
ただし、最低気温が7℃とかになるらしい。
風邪ひかんように気をつけな。

さ~夕飯の準備しよ~っと!
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こんなとこまで嘘ついとったんや東電!

2011年09月28日 | 日本とわたし
asahi.com の本日(9/29)のトピックスより。

電気料金原価、6千億円高く見積もり 東電、10年間で

『東京電力の電気料金算定のもとになる見積もり(燃料費などを除く)が、実際にかかった費用よりも、過去10年間で計約6千億円高いことが、政府の「東京電力に関する経営・財務調査委員会」の調査でわかった。
電気代が必要以上に高く設定されていた可能性があり、調査委は近くまとめる報告書に盛り込む。

自由化されていない家庭用の電気料金は、電力会社が今後1年間にかかる人件費や燃料費、修繕費などの原価を見積もり、一定の利益を上乗せして決める。

報告書案によると、過去10年で計6186億円分、見積もりが実績を上回っていた。
大きな原因として修繕費を挙げ、1割ほど過大とした。
報告書案は「経営効率化によるものというよりも、そもそも届け出時の原価が適正ではなかったと推察される」と指摘した』


怒れ~!叫べ~!余計に払わされてた分返してもらえ~!
この際、他の電力会社も一斉に調べてみいな。
みんな、似たり寄ったりのことしてるはずやから。
ほんま、終わってるわ電力会社。
あほらしい。原発も高つくバケモンやけど、それよりもなによりも、こんなヤクザ商売して大もうけしとったんやからな。
今までもずうっとずうっと長い間、知らんふりして。
あの事故さえ無かったら、これからもずっとずっと、やりたい放題やったんやろな。
給料そらええはずや。人騙してバカバカ儲けとってんから。
もうほんま、いっぺん解散や解散!
そら、雇われてた社員さんにも家族がいる。
そんな簡単やことやないって言う人もいる。
けどな、電力会社が無くなったら、すべてが真っ暗闇になるわけないねん。
せめて今の電力会社の上の連中よりはマシな人間が経営する、いろんな新しい会社や企画があっという間に現れて、そこで新しく働ける人もいる。

政府もクソやけど、このヤクザ会社をいっぺんぶっ潰して、電気エネルギーを作るシステムを一からやり直さなあかんのとちゃうの?
そうせな、たかが電気作るだけのために、これからまだまだ被曝させられる人が増えて、病人だらけの国になってまう。
経済経済って、アホの一つ覚えみたいに言うな!
その国の経済支えるのは誰やと思てるねん?原発やら機械やらが経済支えられへんねん。
人が支えるねん。その人が放射能汚染で健康を奪われて、次の世代に生まれてくる赤ん坊が生き長らえることもできんと、なにが経済や!
戯けこと言うのもええ加減にして!

おい、北海道に東北に東京に北陸に中部に関西に中国に四国に九州の電力会社、
この先まだまだ処理もできん、この世で一番危険な廃棄物を、毎日毎日量産するバケモンを、さっさと止めてまえ!
事故が起きようが起きまいが、そのバケモンは放射能汚染をまき散らしてるやんか。
使たら最後、どうやって処理したらええのかもわからん廃棄物がどんどん増えてまう。
そんなもんのお守りの費用まで、なんでわたしらが払わなあかんねん?
みんな、10月からの電気代払たらあかんで!
今まで騙されて払た分、返してもらい!
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手術しても治らない不治の病?!おぉ~のぉ~!!

2011年09月28日 | ひとりごと
なんちて……最初っから手術なんかするつもりはないくせに、ちょっと大げさに言うてみた。
どうやら、わたしの、左手小指第一関節の痛みと骨の変形は、関節リウマチとは違たみたい。

一昨日から、旦那の真剣白羽取り、ちゃうちゃう、真剣そのものの鍼治療が始まった。
もうワガママは聞かん。文句たれんと黙って寝とけ!
相当な気合いの入り方に、文句たれのわたしも、さすがにとりあえず、大人しいして治療してもろてる。
もちろん、今までは断固としてお断りさせてもろてきたお灸もやられまくり。
ほんでもって、極めつけは、指先の患部直撃の鍼灸!
他のとこは痛うないけど、ここだけは痛い。めちゃんこ痛い。ひぇ~ん

さて、自分への戒めも兼ねて、ほんでもって、もしかしたら同じような症状で悩んではる方もいはるかもしれんので、
ヘバーデン結節のお話をちょいとここで。ヘバーデン結節.comから抜粋させていただきました。


■へバーデン結節とは?

へバーデン結節は、指の関節の痛み、腫れなどが生じるもので、左右対称に症状が出ると言われます。
リューマチと似たものですが、リューマチとは違います。
ガングリオン(水ぶくれのような嚢腫)を作ることもあります。
変形性関節症は、関節軟骨の老化や磨耗によって起こる、軟骨と骨の進行性の変性疾患ですが、
手部の場合変形性手関節症、ブシャール結節、変形性母指CM関節症などの疾患があり、ヘバーデン結節もその一つです。

ヘバーデン結節とは、指の第一関節の背側にできる、骨の変形による膨らみのことをさし、
この疾患を最初に報告したヘバーデン博士の名から「ヘバーデン結節」と呼ばれています。
関節の周囲に、ガングリオンを合併することもあります。
病院で診てもらうと、レントゲン検査で関節裂隙の狭小化(関節軟骨が摩耗し、減る状態)や、骨棘形成(骨のとげ)などの所見が認められます。
関節が溶けているのが見られることもあります。

手術しても治らない不治の病(しくしく……)といわれ、最近関心が高まっています。
一般に、40歳代の女性に比較的多く発生し、男性の10倍と言われます。
発症年齢はだいたい45歳以上で、平均すると55~56歳。
男性は、発症の平均年齢が高くなる傾向のようです。
家族内発生や遺伝性もあるようですが、はっきりしていません。
ただ、母娘、姉妹間では、高率に認められています。
また、給食の調理員に多く、職業病と認定を受けたケースもあります。
一方、八割が主婦であるという報告もあり、手指の使用頻度との関係も、まだ明らかになっていません。

高齢者の手は、節くれ立っています。
節くれ立つ前に痛みを感じますが、強い痛みを訴える人は少ないようです。
加齢に伴ってみられる変形性関節症の一つで、個人差はありますが、数年のうちに症状は落ち着くので、気長に治療を行うことが大事なようです。


■へバーデン結節の症状

へバーデン結節の症状は、人さし指から小指にかけ、第1関節が赤く腫れたり、指が曲がったりするのが主な症状で、痛みを伴うこともあります。
水ぶくれのようになることもあります。
強く握ることが困難になり、動きも悪くなります。
・指先に力が入らないため、容器のふたが開けられない。
・強く握ると、指の第一関節が痛む。
・指の第一関節が腫れている。
・指の第一関節が変形している

こうした症状が診られる場合、ヘバーデン結節の可能性があります。

痛くて、つまむのに力が入らず、ズキズキという痛みが続くこともあります。
切った野菜をつまむだけで、指に痛みが走る、という症状を訴える人もいます。
指が変形しているので、人前に手を出すときためらってしまう、という人もいます。
最悪の場合、指の変形と痛みのため、物をつかみにくくなり、日常生活に支障をきたすようになることもあります。

指で強く何か物を押し込もうとしたときや、包丁で切っているとき、まな板に指をぶつけたりすると、激しい痛みを感じる(そうそうそうそう~!)、という場合は、ヘバーデン結節の可能性が高いようです。
指の第1関節に起こる変形性関節症は、ヘバーデン結節と呼ばれますが、同じ変化は第2関節にも起こり、その場合にはブシャール結節と言います。
ただ、この診断名はあまり知られてなく、使わない医師もいるようです。

手の指の関節が赤く腫れあがり、痛みが続くと、まず関節リウマチを疑う人も多いですが、
第一関節だけが腫れて痛むのであれば、ヘバーデン結節の可能性が高いことになります。
変形性関節症の一種で、年をとるにつれ発症しやすくなります。
整形外科医でレントゲンをとって診てもらえば、リウマチとの区別は容易につきます。
ヘバーデン結節は骨が増殖するために、骨のとげができています(聞いてるだけで痛いがな!)が、リウマチは骨が破壊されているのです。


■どんな人に多い?

ヘバーデン結節は、40歳代以上の女性に多く発症し、遺伝性の関与もあるようですが、原因ははっきりしません。
手指の代表的な変形性関節症で、裁縫、農業など、手作業に従事する人に多いと言われていますが、必ずしも手の使用頻度とは関係はないようです。
加齢や指の使い過ぎが多いようですが、更年期の人に多いので、ホルモンも関係していると言われます。

生命に別状をきたすようなことはありませんし、日本人の約半数位は、一定年齢以上になると、へバーデン結節を持っているとも言われます。
病院のリハビリや、整骨院にやって来る比較的高齢の患者の多くが、へバーデン結節を持っているようです。
ヘバーデン結節の人は、ひざの変形性膝関節症も併発している場合が多いようです。
年を取ると、身体の弱い部分に出てくる、ということみたいです。
長時間パソコンで指を使う人、ピアノ教師なども、ヘバーデン結節になることがありますが、やはり若い人には少ないようです。(もうわかったっちゅうに!)


■ピアニストとへバーデン結節

ヘバーデン結節が、裁縫や、パソコン使用が増えていることの影響が考えられるなら、指だけでなく、肘や腕、肩などまで含めて、ムリの無い姿勢で、力まず作業できているかどうか、見直してみる(反省っ!)ことです。
指を酷使する職業と言えば、ピアニスト、 ピアノ教師も思い浮かびます。

ヘバーデン結節の治療方法も今は大きく変わり 現在は様々な薬を使い分けることで ほとんどの患者さんに対応できるようになっています。
大半の方の薬は2~3種類です。
完全に痛みが取りきれない方もいますが 日常生活では支障がなくなるケースがほとんどのようです。
タイピスト、ピアニスト、ギタリストなどで、ヘバーデン結節以外にも、腱鞘炎などの“職業病”に悩まされる人は結構多いようですが、
こうした人たちは、このような疾患専門のかかりつけの医師を持ち、定期的に診断を受けるようにしているみたいです。

ヘバーデン結節の場合、まずは安静が大事となりますが、ピアニストなど、どうしても日常指先を使わないわけにはいかない場合、
やはり、まずヘバーデン結節の症状が悪化しないうちに、定期的に、ヘバーデン結節の症状が現れていないか、“指の健康診断”を受けることが大事でしょう。
同時に、悪化させないための、日常のアドバイスを受けたりもしています。

ピアニストのかかりつけの医師としては、最寄の整形外科医以外にも、接骨医などでも、ヘバーデン結節を悪化させないためのアドバイスを行なってくれるところがあるようです。
これ以外に、定期的に鍼灸、マッサージなどへ通い、指の健康管理を行なったりしています。
日常指を酷使し、ヘバーデン結節になる可能性が高い職業の人は、このような日常の管理、心がけが大事(へへぇ~い!)、というわけです。



というわけですって言われてしもた……。
はぁ~い、日常の管理と心がけ、これからは心して精進いたしまぁ~す。
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放射性廃棄物がこの世にある限り、悪夢は永遠に続く!

2011年09月27日 | 日本とわたし
↓BS世界のドキュメンタリーで放映されたビデオです。




副題に『終わらない悪夢』と書かれたこのふたつのビデオ。少し長いので、時間を作ってぜひ観てください。

以下は、このビデオを観ながら書き留めたメモです。

地球上で最も危険な廃棄物は、原子炉から出る使用済み核燃料だ。
原子炉では、ウランを詰めた燃料棒が炉心に置かれる。
燃料棒は数年経つと使い物にならなくなり、炉心から取り出されプールに沈められる。
そこで時間をかけて冷却される。
これが使用済み核燃料。

使われた燃料棒の内部には、新たな放射性物質が生まれている。
プルトニウム、セシウム、アメリシウム、クリプトンなど。
放射線を出す期間は、千分の数秒のものから数百万年のものまで様々。

人間は絶えず、自然界の弱い放射線にさらされている。
例えば、飛行機に乗ったり、花崗岩の多い地域を歩く時などもそう。
原子爆弾が落ちた後や放射線を出すもののすぐ近くに居る時には、強い照射を受ける。

また、放射能で汚染された食べ物や水を摂取したり、気体やちりを吸い込めば、放射性物質が臓器に付着する。
放射線はいわば小さな粒子や電磁波の機関銃のようなもの。
細胞に入り、DNAを傷つける。
放射線が弱ければ、体はDNAを修復する。
しかし、あまりに強い放射線を浴びると修復できない。
そして、消化器官や心臓血管の病気、あるいはもっと深刻な癌や遺伝子の変異を引き起こしかねない。
放射線物質を不用意に棄てると、わたしたち自身が被害を受ける可能性がある。

海洋投棄はかつてどこの国もやっていた。
イギリス、フランス、アメリカ、ロシア、日本、ドラム缶ごと海に棄てていた。
当時はなんの監視も無かった。
海は世界最大のゴミ箱と考えられていた。
50年足らずの間に、様々な国が10万トン以上の海洋投棄をした。
イギリスだけで80%、海をもたないスイスが2番目に多い海洋投棄をした。

1950~1960年に投棄されたボロボロのドラム缶は、今も海の底で沈んだままだが、中はもちろん空っぽだ。
その中身は?
もちろん海中に流れ出し、海を汚染し、魚に取り込まれ、食物連鎖で人間の体内も汚染した。
グリーンピースなどによる反対運動が勝利を納め、海洋投棄が廃止されるまで10年かかった。
廃棄物の管理については今だに曖昧。
核開発は軍が主導となっている。

アメリカ・ワシントン州ハンフォードは、かつて世界で初めて、本格的なプルトニウム生産に成功した施設。
 長崎に落とされたプルトニウムはここで作られた。B炉と呼ばれている。

ハンフォードは兵器を作るための施設だったので、汚染のことなど誰も考えなかった。
住民は気づかないまま、すべてが秘密で、マンハッタン計画のもとに行われた。
施設のそばを流れるコロンビア川の川底は、極めて酷い汚染を受けている。
けれども、職員の家族が川で遊ぶ事を許可し、その危険性をなにも告げなかった。

ハンフォードは、実は酷い施設で、出した廃液で周囲を汚染していた。
1943年以降、最も危険性の高い廃液を貯蔵するため、巨大なタンクを作った。
その後リスクを減らすため、一時的な措置として、タンクは地中に埋められた。
1980年、60個のタンクから廃液が漏れ出して、地下水を汚染していることが発見される。
そのまま放置すべきでない、放射能レベルが高い廃液は、今も二億リットル残っている。
廃液を安全に処理するには、溶けたガラスに混ぜた後固める。
ここにはその工場が建設中だが、完成までの間、タンクの底では廃液が漏れ続ける。
この先数十万年、地下水脈は汚染され続ける。
西半球で最も汚染されている場所。


アメリカとの軍事拡張競争に勝つため、ソビエトは、1945年から10あまりの核施設を建設した。
30年以上の間、鉄のカーテンの向こうからは、何の情報も流れてこなかった。

1957年に、ウラル地方で重大な原子力事故があった。
放射性廃液を貯蔵するタンクが爆発した事故だ。
この事故は、およそ20年間秘密にされていた。
ソビエトの反体制派の学者ジョレス・メドベージェフ(『ウラルの核惨事』著者)の告発を、西側の科学者は相手にしなかった。
ジョレスが告発をした1976年には、西側のあらゆる国は、原子力発電を推進する必要に迫られていた。
原子力開発を中止するための陰謀だ、と誤解された。
アメリカのCIAも、この事故を知っていたが、黙っていた。
人々が恐れることを嫌った。
廃棄物を確実に安全に処理する方法は、まだ見つかっていない。

この事故に関する詳細は、原子力業界、CIA、ソビエト政府によって隠蔽された。
放射性廃棄物が持つ熱で、水素爆発などが起こる事を、この事故が示したからだ。

1946年から、マヤークの核施設は、ソビエトの原子爆弾用のプルトニウムを製造。
アメリカのハンフォードと瓜二つの施設。
外国人の立ち入りを禁じているこの町は、長い間地図に乗らず、暗号名で呼ばれてきた。
1957年に爆発したタンクは、この秘密の町のすぐそばにある。
現在も近づくことはできない。

この事故はチェルノブイリ以前のものとしては最大のものだったが、まるで公表されなかった。
その数日後も、子供達は、畑の収穫のための手伝いをさせられた。
信頼のおけるデータも残っていない。

マヤーク核施設のことは、今だに秘密にされている。
廃液はカラチャイ湖に廃棄。
カラチャイ湖は埋め立てられたが、廃棄物はどんどん増える。
埋め立てるための岩を運ぶ、5トンの鉛で防御したトラックでも、作業は15分で終えないといけない。
なのでまた穴を掘り、そこに埋める。
その繰り返しが続くと、いずれは川にしみ込み、それが海へと汚染が広がる。
ものすごい汚染の川や橋が、まるで普通に使われている。
足跡がたくさんある。
葦を刈ったり、川魚を穫ったりしているはず。

どうして当局は、村人に真実を知らせなかったのか。
エリツィン大統領の頃、1986年の原発事故が、情報公開のきっかけになった。
原子力産業の真相が語られるようになった。
民主化の波に乗って、エリツィンが政権に登った1991~1995年までの間がそう。
1995年以降、再び秘密主義に戻った。

爆発事故があった施設の近くに住む住民には、政府から、村から退去すれば280万円を支払うと申し出があった。
住民の話
「この保証金では、他の土地に移り住むのは難しい」
「この村では、癌で死んだ人は大勢いる」
「全部外から買うようにと言われた」
「月に9000円ではなにも買えない。だから、自分の所で作った野菜や食べ、牛乳を飲んでいる」
「毎年、保険機関が、住民の定期検査をしているが、結果は一度も教えてもらっていない」

村から採取した牛乳には、セシウム、トリチウム、ストロンチウムが含まれていた。

この村の住民は、非常に特殊な環境に置かれている。
周りの自然環境が、放射線物質で汚染されたからだ。
調査は50年代から行われている。
当初の研究から導かれた結果が、現在の調査によって正しいと裏付けられた。
被曝した放射線量と、癌の発生率には、明確なつながりがある。
死亡率も同じように、被曝した放射線量に関係があるとわかった。
三万人の集団。現在まで50年間、追跡調査をしている。
数世代に渡る人達が、汚染された土地におきざりにされている。

「当局はとっくの昔に警告を出して、住民を避難させるべきだった」
「わたし達はモルモットみたいだ」
「わざとここで生活させているんだろう」
「これが我々の運命だ」

川のそばで安全に暮らせますか。
もちろん大丈夫です。

あそこで暮らすのをやめさせるべきでは?
法的に難しい。
放射能レベルは、国際基準を下回っているので、避難させる必要はない。
 
軍事用か民間用かを問わず、原子炉にはひとつの共通点がある。
放射性廃棄物を生み出し、その一部が環境の中に出ていくということだ。


以上、前編です。今夜はここまでにしておきます。
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安定した状態など、とんでもない!福島第一は、手のつけられない状況にあるんです!

2011年09月26日 | 日本とわたし
現代ビジネス "経済の死角" 2011年09月24日(土)
作業員の告白「いまだ1万ミリシーベルト検出!作業拒否が続出」
6ヵ月経った今も混乱が! [劣悪な宿泊環境、素人投入で増す負担、タダ働きの人も]

の記事から、抜粋させていただきました。

『未曾有の原発事故から6ヵ月。
福島第一原発の作業現場は、今も大混乱が続いていた。
東京電力の協力企業で働く村上忠晴氏(仮名、30代)が明かす。

人手が足りず、最近では原発で仕事をしたことのないような素人でも、東電はフクイチ(福島第一の通称)の作業員として大量に採用しています。
彼らは、放射能への警戒心が薄い。
平気で汚染された瓦礫を触ろうとし、中には原子炉建屋の見える高台で記念撮影をする者もいるんです。
そんな緊張感のない作業員が増えたから、現場は混乱する一方です。
防護服の着方など、彼らに原発作業のイロハを教えるだけで疲弊しています。
 
いまだに1日1万5000円の約束だった日当が払われていません。
元請け(親会社)の所長に『なんでカネを払ってくれないんですか』と詰め寄ると、こう言い放ったんです。
『お前は下請けだろう、そんなことを言う資格はない』と。
東電の社員にも掛け合いましたが『指導を徹底しますので・・・・・・』と答えるばかりで、元請けを厳しく注意しようともしません。

私たち作業員の多くは、前線基地のJヴィレッジ(福島県楢葉町)近くの旅館に滞在しています。
私がよく泊まるのは十数人用の部屋ですが、同室の作業員たちの業務開始時間はバラバラ。

深夜の勤務を終え宿に戻り、明け方にようやくウトウトしていると、早朝に作業のある人たちが起きてゴソゴソと支度を始めます。
とても安眠できる環境ではありません。

1~2時間しか眠れない日が続き、炎天下の作業中に吐き気をもよおしたり、
フクイチからの帰り道で居眠り運転して事故に遭いそうになったこともあります。
9月に入り少し涼しくなっても、1日に10人ほどの作業員が熱中症や疲労などで倒れているんです。
こうした生活環境を早く改善してほしい」


別の協力会社で働く佐藤治氏(仮名、40代)は、「安定した状態など、とんでもない」と東電の発表に否定的だ。

「東電はいい事ばかり発表しています。
現場では進んでいる作業より、遅れている作業のほうが多いんです。
一番の障害は、凄まじい放射線量の危険地域です。
8月1日に、1号機と2号機の原子炉建屋の間にある排気筒近くで、毎時1万ミリシーベルト(一度に浴びると確実に死に至る線量)という、信じられないような高い線量が検出されました。
そこからは、いまだ超高水準の線量が出続けています。
以来100ミリシーベルト以上の場所が次々に見つかり、『立ち入り禁止』と書かれたコーンがあちこちに置かれ、付近では作業ができません。
こうした数値の恐ろしさを知っているベテラン作業員の中には『死地に行くようなもんだ』と、フクイチの仕事を拒否する人が続出。
代わりに素人が増え、現場が混乱する要因にもなっているんです」


そもそも、浄化システムを構築したり、原子炉建屋をカバーで覆っても、所詮は〝応急処置〟をしているだけ。
放射性物質の発生元である、溶解した核燃料を取り除くためには、いつかは格納容器近くに作業員が入らなければ根本的な解決にならない。
だが「そうした作業はほぼ不可能だ」と、東芝で原子炉格納容器を設計した後藤政志氏は分析する。

1~3号機では、核燃料が圧力容器だけでなく、格納容器からも溶け出ている可能性が高い。
どれだけの核燃料がどこまで拡散しているのか、誰も確認できない状態です。
そんな人類が経験したことのないような危険な現場で、人間が作業できるとはとても思えません。

福島第一は、手のつけられない状況にあるんです」』


この記事がほんまのほんまのことを書いてるのかどうか、それを証明できる術はわたしにはないけど、
断片的にポツリポツリと耳にしたことがある話ばっかりやから、多分これが現実なんやろと思う。
「ちゃんと冷やせてますから。安定してますから」言うてる東電。
冷やせてますって……冷やさなあかんもんが残ってるのかどうかもわからんくせに、
溶けたもんがどこでどんなふうになってるのか、誰も知らんくせに、
とにかく、地下水脈にぶつかってしもたら今度こそ日本半分お陀仏やから、地中に遮蔽壁作れ言うても、うだうだと誤摩化して工事すら始めてないくせに、
どこが安定しとんねん。安定してんのは放射能のダダ漏れ汚染だけやん!
もうあかん。手のつけようが無い。お手上げや。すんません。誰か助けてくれませんか?
なんでこれが言えんのや?
言うたら金払わなあかんからか?
会社のメンツが立たんからか?
たかが電気作る会社のために、なんで日本がここまでグチャグチャにされなあかんねん?
あんたらが勝手に、あちこち金ばらまいて、まともな調査もせんと建ててしもたバケモンなんか、今すぐこの世から消えてもろても全然かまへんねん。
けど、消えんやろ?あのバケモンは核のゴミやら燃料やらで詰まってるんやから。
使わんかっても、その核物質は、永遠にお守りが必要なんやろ?
それにどんだけの金かかるねん?どんだけの汚染が続くねん?どんだけの心配が必要やねん?
あそこにおっきな地震が来たらどないしょう。おっきな津波が襲ったらどないしょう。放射能で町や村が殺されたらどないしょう。
たかが電気の会社に……。
浜岡みたいに反抗してえな!しようと思えばできるねん!変われるねん!みんながそれぞれに変わったら変えられるねん!

ダーウィンさんがこんな言葉を残してくれてはるで。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは変化する者である』
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一難去ってまた一難(初めてのレッスンin Americaの巻)

2011年09月25日 | 音楽とわたし
今朝から落ち着かんかった。
旦那はフィラデルフィア、息子Kはカナダのトロント、そやし一人でのんびり、のはずやったんやけど……。

今日はこちらに引っ越してきてから初めての、ほんでもって念願の、わたしがレッスンを受ける日。
それで、それなりに一所懸命仕上げようと頑張ったのやけど叶わず……、
とりあえず今弾けるだけを見てもらうしかない……そう腹を括り、出かけることにした。

食欲もイマイチ。
え?わたし、緊張してんの?
うん、緊張してるみたいやで。

すると突然、息子Tがチャットしてきて、「スカイダイビングした」と一言。
なぬぅ~!?スカイダイビングやとぉ~?!
「気持ち良かったけど、もうせえへん」という報告で終わり。

旦那も、起きてるか~、食べたか~、練習してるか~と、何回も電話をかけてくる。
わたしっていう女は、この旦那という男に、普段どれだけ甘えて暮らしているか、そんなことをふと考えた。

シャワーに入り、身支度をし、もしも路上駐車をする所が見つからなかった場合を考えて、『Best Parking NY』のサイトで、何時間停めても$7という駐車場を探し当て、そこのクーポンをプリントアウトした。

後は、AMラジオの1010で、10分毎に流される交通状況のニュースを聞いて、どの橋、あるいはトンネルを使ってマンハッタンに入ったらええかを決める、それだけやん!
わたしにもできるやん!えらいやん!

朝は晴れ間も見えた空がまた曇ってきたので、家中の窓を閉め、家猫の餌と水の確認をし、レッスン代を払うチェックと地図と駐車場のクーポンを手に、よっしゃ~出かけるでぇ~と意気込んで車に乗った。
ガソリンもまず大丈夫。
行く先までの運転所要時間は、スルスルッといけば30分強。橋やトンネル付近で渋滞したら1時間。
もうちょっと余裕をもって、1時間15分前に出たらばっちり!と思てたのに、気がつくと1時間前になってた。
いかんいかん、いつもの悪い癖や。
ラジオの交通情報を聞く。
ふむふむ、George Washington Bridgeも、とりあえず渋滞無しでマンハッタンに入っていけるっぽい。
よしよし、大丈夫。ええと、G.W.B.降りてから、どっちに曲がるんやったっけな……と、助手席に置いてある用紙の方に目をやった、とその時。

え?!わたし、楽譜どないしたっけか?
ぐゎ~ん……置いてきたし……

ここまでですでに15分が経過。それなりの距離を走ってしもてた。
けど、楽譜無しでレッスンを受けるわけにはいかん。どないしてでも取りに帰らなあかん。
今から15分かけて家に戻ったら、単純に計算して、残り30分。超~ギリギリや~ん

家に戻り、ピアノの楽譜立てにいつもの通り残されてた楽譜をひったくり、再び出発!
落ち着けよ~、焦るなよ~、とにかく無事に着くことが大事なんやから。と自分に言い聞かせながらカーラジオをつける。

えぇ~!?George Washington Bridgeでタンクローリーがひっくり返って、車線が塞がれてしもてるってかぁ!
あかんやん、G.W.B.……。

そこで急きょ、Lincoln Tonalでマンハッタンに入り、ハドソン河沿いの高速で上がって行くコースに変更。
再び、なかなかやるやん自分、とニヤニヤ。
けど、ギリギリに代わりは無いから、とりあえず連絡しとかなあかんかもな、と思たその時、
わたしの前頭葉の辺りに、充電器につながれた携帯電話の姿がくっきりと思い浮かんだ。

どっひゃ~!
携帯置いてきたやん!
こうなったら、なにがなんでも、体当たりで間に合わせるしかない。

Lincoln Tonalは渋滞も無く、ハドソン河の高速も最初の2分はバッチリやった。
なのに……ああ神さん!かんにんしてよぉ~!
50丁目辺りから、いきなりのノロノロ渋滞。それが延々と150丁目ぐらいまで続き……めっちゃ遅れとるがな……。

今頃みんな、心配して、わたしの携帯に電話かけまくってるんやろなあ……。
ほんで、出えへんわ、どないしたんやろ?運転中なんかな?まさか事故とかちゃうやんな……とか言うて、心配してくれてるんやろなあ……。

あまりのことに心が泣き出して、その振動が体の外側にまで伝わってきて、体中が小刻みに震え出した。
行き方を書いた紙はG.W.B.を使た場合のんやったから参考にならず、勘を頼りに、ビュンビュン飛ばしてくるニューヨーカーの車の間を運転した。
もしかしてここか?と思た出口を見過ごしてしもて、次を探してたら、目の前に、ブロンクス地区に入る橋が見えてきた。
万事休す。
わたしはこれからブロンクスゥ~♪
かなりヤケクソになって橋を渡り、ちょいと道路交通法違反をしてマンハッタン方面に入り、とりあえず元来た道に戻った。
ついさっき見過ごした出口を出て、レッスン室のある180丁目近くの道路上に、辛うじて車一台が入る隙間を見つけ、迷う事無く駐車した。
道で立ち話をしていた兄ちゃん達が、「うめぇ~!」と言いながら拍手してくれた。
その兄ちゃん達も、車から出てきたすごい形相のわたしを見て大人しくなり、「Fort Washington Avenueってどこ?」の質問に、速やかに答えてくれた。
心臓破りの坂道をぐんぐんぐんぐん上り、ほんまに心臓の塊が喉のすぐそばまで上がってきたような気がした。
とうとうお目当ての通りについた時には汗みどろ。喉はカラッカラ。自業自得とはいえ、こんなボロボロで弾けるのか?

やっとのことで教室があるビルディングに着き、ややっこしい入り口のセキュリティボタンに四苦八苦し、建物の中に入った。

にこやかに迎えてくれた、わたしの新しい師匠Eliran。
わたしのすぐ前の時間にレッスンを受けてたJaneも心配して残ってくれてた。
もちろんパートナーのSarahも。
事情を話し、小指をテーピングし、30分遅れのレッスンが始まった。

Eliranは30代の若手ピアニスト。室内楽5重奏のピアノ演奏者として活躍してる人。
せやから、他の楽器と一緒に演奏するピアノをすごくわかってる人。
今日は、一曲をひとつの映画、または物語として考えて、クライマックスはどこか、そこにどういうふうに辿り着くか、向かっていくか、
そういう大きなことの理解の他に、ひとフレーズ毎の、それはそれは細かい歌い方や強弱の付け方についての彼のアイディアや思いを、わたしやSarahの気持ちや意見もきちんと聞いた上で教えてくれた。

「この曲はもう、解き放たれる喜び、の一言に尽きるよね。で、どちらのパートもとんでもなく難しい。そんなふうに聞こえないのがまたミソなんだよね」
「この曲一曲を演奏しただけで、全身がくたくたになるほどのエネルギーが必要なんだ。だから最初っから使い過ぎないように、セーブセーブ!」
「興奮したら速くなるって、最近の音楽家は誤解してる人が多いけど、そうじゃないと思う。足をしっかり踏ん張って、顎を上げて、朗々と豊かにしっかりと演奏したらいいんだ。同じテンポで」

明日からの練習がめっちゃ楽しみ!


*おまけ
弾き始めて2秒。
背中をトントンと叩かれた。
「レに♯がついてるよ」
なんのこっちゃ???と楽譜に顔を近づけていくと……。
第一小節目、三拍目の和音のレに、ついてもせえへん♯をしっかりつけて弾いとったわたし。
ずっとそう弾いてたし……しかもめちゃ大事なテーマやし……恥ずかしぃ~!!
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バンザイMarlinPie!!

2011年09月25日 | 家族とわたし
レッスンの帰り、せっかく近くを通るのやからと、お米と豚肉の薄切りと漬け物を買いにミツワ・ニュージャージー店に寄った。
お店の棚の商品を眺めながら、美味しそうな漬け物を見つけては手に取り、産地を確認する。
ミツワの方針なのか、それはもう前々からそうやったけど、賞味期限と産地が提示されてある丁度その上に、英語表記のシールがベッタリと貼られてる。
以前はもうあきらめて適当に買ってたけど、今はそういうわけにはいかへん。
産地はきちんと知ってたい。
なので今夜は、産地が書かれてあるとこらへんを、そっとめくってみた。

そうやって買い物してたら、カゴの中に入れられるもんは、ほんの少ししか無かった。
なんでこんなことになってしもたんやろ……。
アメリカで、『日本国内産』という表示が書かれてあるのを読んだら、前は嬉しかったり誇らしかったりしたのに。

家に戻ると、旦那が先に帰ってた。
台所から声が聞こえる。
珍しいなあ、テレビつけてるやなんて、と思いながら台所に入ると、それはテレビやのうて、旦那のノート型パソコンやった。
「Kな、今、ベスト8ぐらいやで」

前回ラスベガスで世界大会があった時、親のわたしらが、初めて彼のゲーム戦をUstreamで観戦したことで、今までの態度をいろいろと考えさせられた。
心から応援できんかったこと、無意識に傷つけてしもてたこと、ゲームそのものに対する偏見などなど……。
あれ以降、Kとはまだゆっくり、そのことについて話し合ってないけど、わたしが書いた記事や、断片的な会話なんかから、彼もそれなりに感じ取ってくれてると思う。
わたしの、母としての後悔を。

旦那は、パソコン画面を食い入るように見つめてる。
「あ、今や、今からや!」
コメンテーターは親友ジャッシュ。ありゃりゃ、ニナちゃんもいる!
わたしも観戦に加わり、Kの準決勝と決勝を観る。
決勝の相手はなかなか手強かったみたい。
旦那の横顔はもう、真剣そのもの。
わたしは、画面上の、ファイターズのキャラクターを見ても、攻撃法を見ても、武器を見ても、さっぱりさっぱり。
なんにもわからへんから、画面の両端にある、三本の棒が、減ったり増えたりするのを見て、どちらが勝ってるのかを予想するのみ。

Kが苦戦の末に勝って、チャンピオンのアナウンスが流れ、旦那もわたしもにっこにこ。
ツィッターで早速おめでとうを言い、banzai!banzai!と書き込んだ。
それでも足りずにもういっぺん、こんなとこでバンザイを言うてるわたし。
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『野田オバマ会談報道はおかしい』が教えてくれた、日本の報道陣のウソ八百!

2011年09月24日 | 日本とわたし
『Peace Philosophy Centre』の Satoko Norimatsuさんが、このような記事を書いて大切なことを教えてくださいました。

↓以下は、Philosophy Centreに掲載された、Satokoさんのツィッターのまとめです。

『原発報道で、政府やマスコミがいかに嘘つきかわかった人が、日本ではぐっと増えたと信じます。
このスキルを生かして、嘘だらけの野田オバマ会談報道も見破りましょうね。
同盟深化とか、普天間の「結果」を強く迫るとか大騒ぎしてるけど、実際は随分違いますよ。

会談録は公開されていないようだけれど、マスコミ報道ではなく、両政府が発表してるものを読み込む方がずっとよくわかりますよ。
外務省の会談要旨では、オバマ氏が普天間問題について何か意見を表明した、という記録すらないですよ。

政治家、官僚、マスコミがいつも大合唱してる「同盟深化」だって、私はほとんど日本側が言っているのしか聞いたことないですよ。
今回も野田さんが言ってるだけですね。

普天間については、外務省記録では、
「野田総理から、普天間飛行場移設を含む米軍再編については、引き続き日米合意に従い協力して進めていきたい。
また,沖縄の人々の理解を得るべく全力を尽くす旨述べた」とあるだけですよ。
マスコミが言うように強く迫ったのだったら、何の記述もないのは変でしょ?

米国務省の、日本各社報道は全部、「同盟深化で一致」「普天間で進展を」、日米合意で「結果を」などと報道してます。
「日米合意」に触れているのも、日本側だけです。
米側からの情報では、「問題であることを認識していてなんとかしなきゃいけない。なんとか結論を見出さなきゃいけない」という認識が伝わってくるだけです。

時事
「結果を出す時期が近づいている」と、大統領は首相との会談で、時間を惜しむかのように本題に切り込んだ。
首相同行筋によると、クリントン米国務長官ら同席者が自己紹介をする間もなく、大統領は強い口調で普天間問題を進展させるよう首相に詰め寄ったという」
こんなの信じられますか。

キャンベル氏の報告を見ても、米側にとっての日本との同盟の意味はやはり、「お財布」であることがわかりますよ。
安全保障関係では、大統領が、アフガン復興で日本が払う50億ドルに感謝してる、と言ったことを最初に報告してます。

普天間では曖昧ですが、逆に、牛肉問題については大統領が、「何年もの交渉の末なので進展を見たい」とはっきり伝えたとキャンベルは言ってます。
メディアも「強く迫った」と報道したいのなら、「オバマは米国の牛肉を買えと強く迫った」と言う方が、まだ正確に近いと言えます。

アメリカとしては、牛肉汚染問題があれだけ騒がれた後、今日本に牛肉問題でプッシュするのは当然好機だと思っているでしょう。
あと、強調してたのは、何と言ってもハーグ条約問題です。
この点については、オバマ氏から非常に強い要請があり、条約加盟だけでなく、進行中の誘拐事件についてなんとかしてくれと。

野田さんは、それは把握しており、現在123件の児童誘拐のケースがあると。
これはアメリカにとって(アメリカだけではないが)、国内からの圧力も高い非常に真剣な問題なのです。
オバマが強く迫った、と報道するなら、まさしくこの問題でしょう。

以上、日本の皆さんが寝てる時間に、野田オバマ会談報道の呆れた過大解釈と印象操作(簡単に言うとでっち上げ)についてツイートしました。
よかったら遡って見てください。@PeacePhilosophy 


*(以下追記分)

ジャパンタイムズに載った、AP/Kyodo の野田オバマ会談報道も advises on action(基地問題で行動を求めた)とか言ってるけど、
記事の本文を見たらやはりキャンベルの言ったことを引用してるだけです。

天木直人さんのブログでも、こう言ってます。
「日米同盟深化を狙うはずのオバマ大統領との首相会談が、見事にあてがはずれ、宿題ばかりを突きつけられて終わったらしい。
当然だ。今の米国は尻に火がついている。
財政破綻の危機だ」

天木
「今のオバマ大統領の頭の中には大統領選挙しかない。中東情勢しかない。日米同盟深化などどうでもいいのだ。
日本だけが勝手に騒いでいるだけだ。だから言った通りだ。
参勤交代のような訪米はやめて復旧、復興と経済立て直しに専念すべきだったのだ」

天木
「そう思っていたら野田首相の訪米の目的がわかった。
あの国連演説はなんだ。
国連演説に名を借りて原発再開をします、原発輸出をしますと宣言するために訪米したのだ。
とんでもない事をしてくれたものだ。
9.19の、さようなら原発の福島被災民の思いを、見事に踏みにじってくれた」
同感!

 
ワシントン講演で、沖縄県民の反対を押し切って辺野古基地を強行したら、「米国と沖縄、日米関係に修復不能の亀裂を残す」と訴えた仲井真沖縄知事
沖縄県民全員の反対を受けても、いまだに辺野古辺野古と騒いでいるのは、日本の政治官僚マスコミだけ。

こんな情報操作までして「米国が辺野古に作れと言っている!」という重圧をでっち上げ、
「深化、深化」といって、米国に一方的にしがみついている姿は、それが民主党だと思うと余りに情けない。
仲井真演説を発表したら、「売国奴」と言ってきた人がいたが、永田町と霞が関に向ける言葉じゃないですか。

また、原典を見る重要さ、英語を学ぶ重要さなどを指摘する人がいたが、賛成。
受験英語でなく、批判できる英語でなければ。
故加藤周一は、外国語を学ぶ目的は、権力者やメディアの嘘を見抜くためだ、と言っていました。
原発報道で、海外と日本の報道の差に驚いた人は、それが心底わかったのではないでしょうか。
(Satoko Norimatsu @PeacePhilosophy)



この半年間、金魚のフンやら腰巾着やらのマスコミのことで、ぎょうさんびっくりしたり呆れたり、腹の中が煮えくり返ったりしてきたから、
自分なりに、斜に構えて、報道を読めるようになったつもりでいた。
いやあ、まだまだでんな。
ここまででたらめやとは思てなんだっちゅうことは。
こういう人間のこと、いったいなんちゅうんやろ?
公の道具使てウソ八百の話を流すヤツ。
ただの嘘つきちゃうで。
新聞やテレビでウソつくんやで。
なんでこれが、なんの罪にも問われへんの?
またウソついとるわ……のため息だけで終わってまうの?
そんなことしてるから、調子に乗るんちゃうの?
調子乗って、これからもどんどん、ウソばっかり垂れ流すんちゃうの?

けど、こんな記事を書く記者がいて、それをきっちり紙上に載っける新聞社もある。

『想像してみてほしい。
深刻な食中毒を引き起こしたばかりのレストランの経営者が、同業者の会合で「食品衛生の高い技術を提供する」と言ったら、一体、どう思われるか。
しでかしたのは、はるかに重大な失敗なのだから、野田首相の方が一層、奇異だろう。
国連の会合での演説で「原子力利用を模索する国々の関心に応える」と述べ、原発輸出継続の意向を表明した。

脱原発、原発維持のどちら側ともつかず、なるほど“ノーサイド首相”らしくもあった野田さんだが、最近、少し維持サイドに傾く気配。
米紙に対しても、定検中の原発について「来年夏に向け再稼働できるものはさせる」と。
地元には、「安全性の確保とか国が責任を持つといった説明」をするというが、「絶対安全」などあり得ぬこと、あの原発事故で国民は百も承知。
首相はどうやって、その、ないものに「責任を持つ」のか。
無論、「絶対安全」がないのは原発に限らない。
風力発電の風車だって絶対脱落しないとはいえぬ。
だから安全云々(うんぬん)より、むしろ最悪の事故が起きた場合に想定される被害をこそ考えるべきだ。
そして、ほぼ無限大に及ぶような被害は、原発以外の発電所事故なら考えられない。

例えば今、この国では新聞にこんな料理本の広告がごく普通に載っている。
「肉も野菜も魚もこれで安心"放射能を落とす下ごしらえ"」……』


新聞社はもちろん『東京新聞』
今の日本の、数少ない希望の星。

誰かがこんなこと言うてはった。
「死の街や」言うた人は職を追われるが、「死の街」を作った人は職を追われへん。
事故を憂いデモに集まった人は逮捕されるが、事故を引き起こした人は逮捕されへん。
大臣は一言の暴言で首を取られるが、大臣に暴言を吐いた記者は匿名に守られ首を取られへん。
いったいどんな国やねん?て。

震災直後「メルトダウンしてません、安全です」と言い放た枝野氏は、議員を辞職するどころか、今じゃおエラい大臣さん。
それをまた、検証もせんと、ウソの手助け報道を繰り返したTV局や新聞社は……虚偽報道ってなんの罪にもならへんの?
だ~れも責任取らんでええん?
いったいマジでどんな国やねん!?
『放射能を落とす下ごしらえ』なんかが必要な生活、日本丸ごと巻き込んでええん?!
「無いもんに責任を持つ」なんて戯言をヌケヌケと国際会議で言う男なんか、もう首相でもなんでもないわ。
ただのド阿呆や。
世界が腹抱えて笑いながら、頭の片隅でちょっと気の毒になるほどの、世界最高峰の阿呆。
あんなんは、大好きな、世界最高峰の原発模型でも抱っこして、宇宙の彼方へ飛んでったらええねん。
というわけで、日本にはもう、まともな政府も報道機関も、ほんの一部を除いて無くなった。いや、もとから無かった。
そう観念せなあかん時が来たんちゃう?
無政府状態の国の市民は、自分のことは自分で守らなあかん。これは常識。
同じ考えの人らと群れてもええ。
ひとりひとりが頑張って、結局は一緒に歩いてもええ。
どんな形でもええから、自分のこと大事にして、まずはすぐ近くにいる大切な人達を守って!
そういや日本っていうちっちゃい国あったなあ。
あそこからの放射能、えらい迷惑やったなあ。
たった数回の地震だけで、放射能まみれになってしもて、なんであんなとこにあんなぎょうさん原発なんか建てたんやろなあ。
ああなることぐらいわかっとったやろに。
あそこ、ええとこやったのに。季節季節に合うたきれいな景色と、めちゃくちゃうまい食べもんと、親切な人ら、ほんま、ええとこやった……。
……なんてことになったらかなんやろ!?

国は積極的にウソついて、赤ん坊も子供も大人も、無差別に、なんの躊躇のなく殺そうとしてる。
あんまりあっけらかんとしてるから、どうしても信じられへんかったけど、どうやら本気みたいや。
その国の言うこと聞いてるのが新聞とテレビやで。
もうそんなもん読んだり聞いたりせんと、町に出て、あいつらとちゃうこと言うてる人の話に耳傾けてみて。
講演でもええ。デモでもええ。インターネットでもええ。
なんでもええから、今までのパターンをやめてみて。
守るんやで!死んだらあかんで!やけになったらあかんで!あきらめたら終わりやで!頑張るんやで!
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