新年明けましておめでとうございます!
と言っても、気が付いたらもう7日・・・今年は去年より頻繁に更新したいと思うが、どうも毎年同じことを言っている気がする。ふっ
今年も京都(一応)の実家で正月休みを過ごしたので、その様子を見ていただこうと思ったが、食べ物の写真以外はあまり撮ってないことに気が付いた。しかも枚数が少ない。まあ、ちゃんと撮ってもどうせ毎年同じような写真になるので、いいことにしよう。
今年も生協のおせちが買ってあった。伊勢海老なんかも入っていて、けっこう豪華だ。私たちが子供の頃は母が手作りしていたが、年齢的にもう手作りは大変だし、娘たちは手伝ってくれないし(私はきんとんの芋の裏ごしくらいしかやったことがない)、作ってもどうせ余るし・・・というところだろう。買った分も結局持て余すので、来年はおせちなしになるかもしれない。諸行無常・・・
うちのお雑煮は白味噌に丸餅。白味噌じゃない雑煮なんて、雑煮じゃない(偏見)。 おせちはなくてもかまわないが、お雑煮はないと寂しい。具は里芋、金時人参、大根が基本で、それに鰤や蛤、牡蠣などを適宜加える。三つ葉と青のりは必須。
元旦の晩御飯は鰻だった。2枚分を4人で慎ましく分け合って食べた。年末に百貨店(そごう)で買ったのだが、お店の優しそうなおじ様を相手に「少し負けてくれたりしませんかねえ」と遠慮がちに値切ってみたところ、「値引きはできませんが、僕が責任をもって大きくて美味しそうなものを選んで発送します!」と請け合ってくれたのだった。実際、ふっくらとして美味しい鰻だった。
正月の間中ずっと実家で食べて飲んで寝てばかりいたわけではなく、一応近所の山寺にご挨拶に行ったり(住職が父親の友人)、妹と奈良を散策したりもした。
近所の山寺。以前の記事(これ)でも取り上げたことがある。なんと英文併記。魔が差したのか
見晴らしがよくて風情のある庭。ここでコンサートをやると、下界に響き渡る
正月なので、お茶とお菓子、お酒と肴が出された。私はお菓子はパスしたが、こういうのをお店で食べたら高そうだ
、
美味しい日本酒とワインも出してくれた。お寺っていいところだなあ
そういえば、かつてシリアのナブク近郊にあるマルムーサ修道院(シリア・カトリック教会)に友達と泊りがけで行ってミサに出席した時、儀式の一環で杯に入ったワインが回され、信者の人たちが一口ずつ飲んでいたのだが、ミサを主宰していたお坊さん(?)が「信者でない方は我々の宗教を尊重して遠慮してください」と言ったので、飲めなかったという思い出がある・・・荒野の中の崖の上という劇的なロケーションの修道院で、食事も宿泊も無料で楽しい時間を過ごさせてもらったのだが、目の前にあるワインが飲めなかったあの悲しみはなかなか忘れられないわ・・・
マルムーサ修道院(ウィキペディアより)
あれ、なんの話をしてたっけ・・・
正月に山寺と奈良に行った話だった。(我に返った)
奈良には主に鹿を見に行った。後は土産物屋を冷やかしたり、カフェや古道具屋でお茶した程度だ。
時間が遅かったので、鹿はなかなか見当たらず、もうみんなおうち(どこ?)に帰ってしまったのかと思ったら、東大寺の参道付近にはたくさんいた。
一匹でたそがれているヒトもいた。何を考えていたのだろう。中東情勢を憂えていたのかも(お前や)
寒かったので東大寺には入らず、参道付近の古道具屋兼喫茶店で一服した。抹茶とぜんざいに梅昆布茶がついたセットが千円。大学生の頃にたまたま見つけて入って以来、何回か来たことがあるが、この店は全然変わっていない。周辺にはこじゃれたカフェが何軒か出来ているが、やはりこういう老舗のほうが落ち着く。
先客の女性2人連れ(年配の母親と娘さんらしい)は、自宅にある骨董品を買い取ってもらう相談をお店の人としていた。うちの実家にも古い道具類はあると思うが、せいぜい千歯こきだから売れないだろう。
奈良を訪れるのは久しぶりだったが、JR奈良駅前から猿沢池まで伸びるメインストリートの三条通には新しい店がどんどんできていて、外国人観光客やそぞろ歩きをする人々が意外なほど多かった。東向き商店街や奈良公園の周辺にも、お洒落なお店が増えていた。年々寂れるばかりだと思っていたが、最近は勢いを盛り返しているようだ。なかなかやるな、奈良。あなどってたぜ(奈良の皆さま、すいません)
三条通のおみやげ購入スポットだった老舗の豆菓子店「ぜいたく豆本舗」がなくなっていて、代わりにローソンが出来ていたのでショックを受けたが、よく見たらローソンの一角にちゃんとぜいたく豆本舗の豆菓子やあられなどを売っているコーナーがあった。完全に閉めてしまったのではなく、ローソンに間借りする形で共存しているらしい。この店の在り方、すなわち新旧共存の手法に、奈良の活路をみた思いがした。
「ぜいたく豆本舗」情報
http://nararaku.pecori.jp/zeitakumame/
そんなわけで、今年も田舎でのんびりとお正月を過ごせてよかった。(むりやりまとめる)
それでは、2019年もよろしくお願いします。
(終わり)
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