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外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

眠り猫の集団

2014-10-06 01:25:19 | ヨルダン(猫中心)


2日前に寝違えて、今日もまだ右肩がイタイ。
寝違えるのは何年ぶりだろうか。
回復が遅いのは、年齢的なものかしら?ふ
ところで、寝違えってどうやって起こるんだろう。
世界には私の知らないことがいっぱいだわ…

肩が痛いと日課のラジオ体操ができないので、少しさみしい。

私がラジオ体操をすると、いつも子猫たちが当惑して凝視する。
そんな彼らを見下ろしていると、まるで奇妙な二本足の巨人(そのまんまやんか)になった気分がして楽しいのだ。
それが私の数少ない娯楽なのだが。

今日は一度も外出せずに、
ずうっと家でパソコンをいじっていた。
そんな私の横で猫たちは、
微妙に姿勢を変えながら延々とお昼寝大会を繰り広げていた。
じっと見てたら、やつらの醸し出す催眠オーラにやられそう…
くわばら、くわばら。

あまりに見事な昼寝っぷりなので、
気分転換も兼ねて写真を撮っていたら、
気がつくとけっこうな枚数になっていた。
半分位はボケてたけどね…ま、いつものことです。

そんなわけで、眠る猫たちの魅惑の世界へアフラン・ワ・サフラン(アラビア語で「ようこそ」)~


微妙に接触し合いながら寝る



なんかおっさんみたいな寝顔の子猫せんちゃん



あ、起きてるヒトもいた



こうしてみると、けっこう足が長い



しろちゃんに膝の上で眠られると重い。猫抱きの刑みたい。
石抱きの刑と猫抱きの刑、どっちがいいですか? 迷いますよね(迷いませんね)



抱きしめる寸前みたいなこの手がもう



やっぱりせんちゃんの寝顔はおっさんっぽい。子猫のなのに~



これは昨日の夕食(遠慮がちに載せました)


レンズ豆入りご飯と、ナスの炒め物。
豆ご飯はしょう油と砂糖、ごま油を少々加えて炊いた。
そして、底が焦げた。
炒め物はナスと玉ねぎ、ニンニク入り。
しょう油、砂糖、レモン汁、唐辛子ペーストで味付けし、卵でとじた。
調理するにあたっての目標は、
「外国人が適当に作った、なんちゃって和食・甘辛味」。
成功したかどうかは不明。


これは夏に撮ったアンマン風景 
洗濯物の干し方が美しい。私には、一生こんなふうには干せないぜ…



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ヨルダンは犠牲祭を迎えたが、それとは無関係に猫インフレな日々

2014-10-04 16:40:41 | ヨルダン(猫中心)


本日10月4日は、サウジアラビアを始めとするアラブ諸国において、イスラームの犠牲祭(イード・ル・アドハー)の初日。
ヨルダンももちろんイードに入った。
この4日間続くイード期間中(特に最初の2日間)、
羊や牛や山羊やラクダが屠られて、アッラーに捧げられるのだ。

私はといえば、イードとは無関係に、いつものように猫集団と共にだらだらだらだら過ごしている。

そういえば去年は、友人の親戚宅で羊や山羊の現場を見学させてもらい、
その後、ほふりたての新鮮なお肉の炒め物をご馳走になった。
当時の写真は以下の通り。
もしかして去年も載せたかもしれないが、あしからず(確かめないやつ)。






後の皮むき (中の写真は血まみれなんで自粛)>



ヤジ猫



殺したての肉の炒め物(レバーだっけ?)他の朝食




イード前日の昨日は、近所のモスクから、こんなお祈り文句の放送が流れていた。

「ラッバイカ アッラーフンマ ラッバイク ラッバイカ ラーシャリーカラカ、ラッバイク インナルハムダ ワンナアマタ ラカワルムルク ラーシャリーカラク」

(アッラーよ、私はここにおります。あなたの御前におります。あなたには同位者はおりません。あらゆる賞賛はあなたのためにあり、あらゆる恵みはあなたから来ます。力はあなたにのみ属します。あなたに同位者はありません。)

(日本語訳は「イスラミックセンタージャパン」のサイトから転載)

音声はこちらを参照してね。
http://www.youtube.com/watch?v=P7RBPYMJNaw&feature=share

これは「タルビヤ」と呼ばれる、巡礼者が唱えるお祈りらしい。
昼間っから酒を飲むような無神論者の私だが、
(無神論と昼間酒は関係なくて、単に酒飲みなだけだが)、
ヨルダンに住んでいると、家に引きこもっていても、アルジャジーラや近所のモスクからこういうお祈りの文句が流れてくるので、
何と言っているのか気になって、つい調べちゃうのだ。
今朝はやはり近所のモスクから、朝早くにタクビール「アッラーフ アクバル…」がずっと聞こえていた。
犠牲祭の礼拝が行われていたのだろう。


さて、猫たちの様子はというと…


しまちゃんとしみちゃんの添い寝



こうして見ると、体格の差が明らか。ほぼ同時に生まれて、同じものを食べているのになぜだ



子猫のみそこちゃんを、再び冷蔵庫にのせてみた(前回の様子についてはこちらを参照



今回は勇気を出してえいやと飛び降り、無事に着地した。子猫の成長はめざましいな~



みそこにもたれて眠るせんちゃん、ひっくり返ってるね



くろちゃんは私に少し慣れてきて、もたれて眠ったりするようになった。
パジャマ用のシャツに穴があいてますが、気にしないでくださいませ



ちなみに、くろちゃんには白い胸毛が生えている。
胸毛が白いって、ヘンだ。
コメント (2)
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子猫のいる風景

2014-10-03 16:17:47 | ヨルダン(猫中心)

子猫がそのへんをウロチョロしている環境に暮らしていて思うのですが、

子猫には勝てない。

母猫のミルクも飲んでるのに、いっちょまえにゴハンの奪い合いに参加するし、
お皿の上にのっかっちゃうし、
撫でようとしたら「ミイ~」って怒って、後ずさりしながら睨みつけるし、
でも寝ている時にこっそり撫でたら、みよ~んと伸びるし、
リニアモーターカーみたいなスピードで追っかけ合いっこするし、
鏡に映った自分を引っ掻くし、
やたらにおしっこするし(ちゃんとトイレで)、
爪がまだ引っ込まないから、あちこちで引っかかって悲鳴を上げてるし、
電気コードをみると齧らずにはいられないし…

いや何というか、
子猫ってスゴイ。
なにしろ、猫な上に子供ですからねえ。


履き古したサンダルは「子猫ホイホイ」。寄って来ずにはいられないようだ



サンダルを占領しつつ、物思いに耽るみそこちゃん(みそっかすのみそこ)



当然ダンゴになって寝る



眠っている隙にノミ取りコームでブラッシングしたら、身体が伸びた




ところで。
昨日の夜中、外出先から戻ってきたしろちゃんが、なにかズルズル引きずって寝室のベッドの下に入った。
何かいいものお持ち帰りしたのかな?
と覗き込んで、無理やり引っ張り出したらこれだった。


ハムの包装紙



包み紙だけか…まだまだだな。ふ。
しみちゃんがかつて持ち帰った、ボロ雑巾よりはワンランク上か。

しろちゃんはしばらくそれを、懸命にペロペロ舐めてました。


甘えっ子のしろちゃん、膝の上にのって私の手をとる



そして、今日の私の周りはこんなかんじ。



こういう情景を目にしていると、脱力して何をやる気もしなくなる。
もう、一緒にだらだらするしかない…

子猫でなくても、猫には勝てない。




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赤ちゃん猫に戻りたいしまちゃんとしみちゃん

2014-10-02 16:14:04 | ヨルダン(猫中心)


ヨルダンはもうすっかり秋。
朝晩と大変冷え込みます。ひやひや

それなのに、まだまだ蚊が元気いっぱいで、ぶいぶい言わせている(?)のはなぜだ。
うちのアパートは半地下で、上階から掃除の汚水が周囲に降ってきたりして、
かなり水はけが悪く、湿気がこもる。
それでも、去年はこれほど蚊に悩まされることはなかったのだが。
なんなんだろう。

飛んでいる蚊をバシッと叩いて瞬時に仕留めたとき、
「まあすごい!私ってなんて俊敏なのかしら~」
と、非常に誇らしくなる。
いっぽうで、蚊を取り逃がしたときは、
「ち。まあ、飛んでる蚊を殺すのは難しいから、逃すのが当然だな」
と、すぐ諦めることにしている。

では、時候の挨拶(=蚊の殺害と自己満足の話)も済んだことだし、猫の話に入りましょう。

母猫ふぁーちゃんは、2日前子猫2匹を別宅に運んだが、
残りの3匹は相変わらずうちにいる。
とりあえず家2軒を往復して、両方で授乳することにしたのか、ふぁーちゃん。
ご苦労なことです…。

というわけで、うちの猫数は現在7匹。
生後1ヶ月半の子猫3匹、
その異父兄弟の、生後7ヶ月の中猫3匹(しまちゃん・しろちゃん・しみちゃん)、
そして偉大な母ファーティハ・アル・マジュヌーナ(通称ふぁーちゃん)だ。

ふぁーちゃんは昨日、鶏手羽先の唐揚げを運んできて、
子供たちに見せびらかしながら、自分でむしゃむしゃと美味しそうに食べていた…。
そして今日は肉団子を2個お持ち帰り。
これはみんなで分けあって(奪い合って)食べていた。

猫のランチは肉団子だったが、
私は「ペンネのブルーチーズがけ」を食べました。
昨日多めにゆでて冷蔵庫に入れておいたペンネに、ブルーチーズを散らし、
アルミホイルで包んで、ガスの直火で温めて食べた。
フライパンを出したり、洗い物をしたりするのが面倒だったから~
ヨルダン製の赤ワイン「マウント・ネボ」をちびちび飲みながら…
こういうのを、人は幸せと呼ぶのではないでしょうか。


ペンネの写真は撮り忘れた。
デンマーク製のブルーチーズ、カルフールで1切れ(くさび型のやつ)1JDちょっとだったような。安いんです


ヨルダンワイン「マウント・ネボ」の赤。
あんまり好きじゃないけど、一番安いからよく買う。



ところで、最近しまちゃんは子猫たちといつも一緒にいる。
どうもしまちゃんには、赤ちゃん猫回帰願望があるらしい。
昨夜は、弟妹たちに混じって母猫のミルクを飲んでいた。
そして、しみちゃんがそれを羨ましそうに眺めていた…。
ちなみに、しろちゃんは外出中で不在でした。
最近外出時間が長いしろちゃん、どこで何をしているやら。


大きなしまちゃんがむりやり割り込んで、誰よりも貪欲にちゅうちゅう母乳を貪っていた



しみちゃんが羨ましそうに見ている。しみちゃんはしまちゃんよりも更に一回り体が大きい



参加したいけど、その余地がなさそうなので、とりあえずクロちゃんの背中を舐めるしみちゃん



ちょっと寂しそう



子猫トリオの1匹

この子は、時々鏡に映った自分に戦いを挑んでいる。
好戦的なので、「せんちゃん」と命名(性別未確認)。




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そして母猫ふぁーちゃんのお引越しは続く

2014-10-01 13:05:10 | ヨルダン(猫中心)



昨日の夜12時頃、母猫ふぁーちゃんがまたお引越ししました。

ただし、今回よそへ運んでいったのは子猫5匹のうち2匹だけなので、まだ未完了の状態だ。
彼女が今後どのような行動をとるのかは、まだわからない。


窓の外を眺めながら何か考え込んでいたふぁーちゃん、渦巻き模様がステキ



ふぁーちゃんは子育て中、子猫のために食べ物を運ぶ習性があると前回書いたが、
彼女にはそれとは別に、頻繁に引越しをする習性もあるのだ。
これは猫の本能らしいが、ふぁーちゃんはどうもやりすぎの感がある。
今回の出産では、これが6回目のお引越しだ。

彼女はここ2、3日やけに神経質になっていて、ひっきりなしに「ウワア、ウワ~!」と裏声で叫んでいた。
子猫が活発にそこいら中を駆け回ったり、
疲れてこてんと床で寝ちゃったりしているのをみて、
なんだか心配しているらしい。
前回の出産の時もよく悲鳴を上げていたが、
どうも、その頻度がだんだん上がっている気がする。
近所迷惑なくらいヤカマシイのだが、幸いここは大らかなヨルダン。
こういうことで苦情を言ってくるひとはいない。
せいぜい大家さんの孫たちが、うちの前を通るとき「ウワ~」とマネをする程度だ。

ふぁーちゃんは子育てのストレスで、ちょっと気がおかしくなっているのかも、と思う。
この辺で一番頭が良くて、一番頭のおかしい猫、それがふぁーちゃん。
本名は「ファーティハ(アラビア語で”開く者”という意味。彼女は窓を開く能力を持つので)」だが、
「マジュヌーナ(アラビア語で”狂った女”という意味)」に改名したほうがいいかも。
だけど、狂っていても君が好きだよ…
正気を失っていく智恵子を前にした高村光太郎のような心境で、私はそうつぶやくのだ。


撮るのが下手でぼやけてますけど(いつものことだが)、子猫を咥えたふぁーちゃんでございます



流し台で取り落とした子猫を咥え直し、網戸の破れ目をくぐって外へ



自分の運命も知らずに眠りこける子猫



なんとなく状況を察知している感じのくろちゃん



1匹目を運んでから、2匹目を連れに来るまで、かなり時間がかかった。
そして、2匹目を運んでいってから、ふぁーちゃんはなぜか朝まで戻ってこなかった。
これまでの引越しでは、子猫全員を連れて行ったものだが、今回はどうしたことか。
残された3匹はどうするんだ。
不思議に思いつつ、私は朝方ベッドに入った(夜型なので)。

そして今日のお昼前、ご飯をねだるふぁーちゃんの声で目が覚めた。
食事をしに戻ってきたらしい。
残りの3匹ちゃんはもう連れ去られているかも、と思ったが、
予想に反して、やつらは元気に床を飛び跳ねていた。
残ったのは、くろちゃんとみそこちゃんともう1匹(名無しちゃん)。

なんだかよくわからないが、まあここは母猫にすべてを任せて傍観することにしましょう。
それにしても、子育てする猫と一緒に暮らしていると、
毎日がドラマチックだ…。



床で眠る子猫の後方にあるのはアラクの瓶。猫見酒です。
アラクはアニス風味の無色透明な蒸留酒で、水を加えると白濁する。
これはヨルダン製の「カラア(アラビア語で”お城”という意味)」という名の商品、アルコール度は52%。
飲み過ぎると胃が痛くなる、危険な酒なのだ。
コメント (2)
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