最近よく話題にのぼる事と言えば、雪の少なさについて。
こんなに雪が少ない年は、初めてじゃないかというくらい積雪量が少ない。
例年の一月と言えば、道の両脇に1メートルを越える雪が積まれ、三車線の道路は、雪によって二車線になっているのが当たり前だったが、今は三車線のままでアスファルトの路面まで出ている。
気温も高く、一月とは思えないプラスの気温になる日もあって、まるで春のようだ。
人に会えば「雪が少なくてありがたいねぇ」と、挨拶代わりに何回言っただろう。
そして「でもいつも帳尻が合うんだよね。またきっと大雪が来るんじゃないかい」と、何度聞いただろう。
北海道に住んでいるから、雪が降るのは当たり前。
だからいつ大雪が来てもいいように、朝晩の体操に腕立て伏せも加えてみたりして、、、
でもやっぱり、雪が少ないのは楽だなぁと思う。
ところで用事があって朝に出かけたら、歩道を車椅子に乗っていく若い娘さんに会った。
例年なら雪があって、車椅子で外を歩くというのは無理だが、今年は雪が少ないので、車椅子でも大丈夫なのだろう。
車椅子を押しているのはヘルパーさん?やはり若い女性が、黙々と押していた。
そして車椅子に乗っている女性の顔、、、なんて嬉しそうな顔をしているのだろうと思った。
身体は硬直しているのか、手を動かすのも大変そうだったが、お顔は朝の日差しを浴びて、キラキラ輝いて見えたほど、喜びに溢れたいいお顔をされていた。
「もしかすると身体の不自由な人は、こうしてたまに外出できることが、ものすごく嬉しいのかもしれないな」と、私と同じように娘さんが嬉しそうだと感じた家族が言った。
外を歩くなんていつも当たり前のようにしているし、プラス気温とは言え、真冬は寒いからできるだけ外は歩きたくない。
これで「つまらない毎日だ」なんて文句まで言っていたら、バチが当たるかもしれない。
いろいろなことはあるが、こうして平和な日本で暮らせることに感謝したいと、あらためて思った出来事だった。
そして最近よく感じていることは、日常生活の中には、お手本や学びがたくさんあるのだということ。
どこへ行かなくても学ぶことはたくさんあると思う。