ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

ワクチンに思うこと

2013-06-18 15:12:12 | 日記
子宮頸がんワクチンの接種後に重い副作用を訴える人が多く出たとのことで、厚生労働省が一時的に接種の推奨を控える方針にしたそうだ。

こんなことになる前に、なぜもっとワクチンの安全性を調べなかったのかと腹立たしく思う。

ところで2年ほど前に、我が家の2人の娘にも、市から子宮頸がんワクチンの無料接種の知らせが届いた。

そのお知らせには無料で受けられる期間が過ぎると、自費で接種しなければなりませんと書いてあった。

自費で受ける場合の金額は、かなり高額だったような気がする。(たしか、3回で5万円近く?)

当時、子宮頸がんワクチンを勧める広告を数多く目にしていたし、もしもワクチンを打つことで子宮頸がんのリスクを減らせるならば、やはりいま接種したほうがよいのではないだろうかと考えた。

しかし一方では、もうすこし状況を見極めてからのほうがいいのかもしれない・・・という思いもあって、しばらく保留していた。

そのうち、娘達からは「今日は●●ちゃんが子宮がんのワクチン受けてくるんだって」という話を何回も聞かされるようになり、周囲では徐々に受けているのだなと思っていた。

保留していたところ、また市から子宮頸がんワクチンを接種してくださいというお知らせが来て、そのあたりですこし焦ってきた。

あまり気が進まないけれど、やっぱり受けたほうがいいかなぁと気持ちが揺れていた。

そこで、いつもお世話になっていた小児科へ申し込みの電話をした。

すると、予約がたくさん入っているため順番待ちだということだった。

とりあえず2人分の申し込みをしておいたが、子宮頸がんワクチンを受ける人がかなり多いので、いつになるか分かりませんと言われ、そんなに受けたい人がいたのかと驚いた。

さて、申し込んでいたことを忘れかけていたある日、やっと病院から順番がまわって来たと連絡が入った。

受付で子宮頸がんのワクチンに関する文書を手渡され、読み終えたら同意のサインを書いて下さいと言われた。

2年も前のことなので、はっきりと覚えてはいないが、副作用があるかもしれないことなどが書いてあったと思う。

なんとなく不安だったので、まず先生にお話を聞いてからと思い、サインはせずに診察室へ入った。

聞きたかったことは、「このワクチンを接種した場合、どれくらいの確率で子宮頸がんにはならないで済むのか?また、打ってからの有効期間はどれくらいなのか?」ということだった。

すると、先生はこのように教えてくれた。

「子宮頸がんワクチンが導入されてから、まだ時間が経っていないので、果たしてこれを打つことによって、どれくらい子宮頸がんを抑えることができるのかデーターがないのです。有効期間については、だいたい5年くらいと言われています」

データーがない!?

しかも、これが効くワクチンだったとしても、5年くらいしかもたない!

ってことは、20歳前にまた打たなければならないじゃないの。

頭の中に浮かぶ疑問を、そのまま先生に伝えると「そうですね。ただ、子宮頸がんは性交渉によって発症することが多いのです。だから10代でも心配だということじゃなければ、20歳過ぎてから打っても十分だと思いますよ」という事だった。

先生のお話を聞いて、その時、きっぱりと気持ちが決まった。

やっぱり子宮頸がんワクチンは受けさせない。

結局、診察室まで入って何もせずに帰ってきたが、今思うとあれでよかったのだと思う。

後日、同じ病院から「本当に受けなくていいんですか?もし受けないのであれば、次の方にワクチンをまわしますが・・・」と電話があったが、気持ちは変わらず「受けません」と答えた。

子宮頸がんに限らず、将来、子供が癌に罹るリスクをすこしでも減らせるのならば、ワクチンでも何でも受けさせたいと思うのは親心だ。

ただ、人や子供はモルモットではない。

人生を左右するかもしれないワクチンの副作用。

もっともっと慎重に、そして調べつくしてから世に出してほしいと思う。









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