次女ピーチの大学入試の合格発表があった。
前期入試ではセンターに続き二次試験も失敗し、本人も納得の不合格だった。
次のチャンスで後期試験も受けていたが、前期に比べて倍率が非常に高くなるため、ほぼ国公立へ行くことは考えておらず、受かっていた地元私立大に行くことを決めて入学金と授業料の支払いを済ませていた。
ところが、まさかまさかの合格だった。
合格発表の日だという事は覚えていたが全く期待はしておらず、地元私立大に行くと思っていたので、ピーチからの「受かってた」という電話に嬉しさ半分、動揺半分の複雑な心境だった。
複雑な心境というのは、そこが道外の大学だということ。
長男パインも道外に出たが、やはり男の子と女の子の違いなのだろうか。
女の子なので心配がある。
しかもパインの暮らす東北はまだ近いような気がするが、ピーチの受かった大学は関東地方のとある県。
それは大学を受けるときに分かっていたことだが、正直あまり受かるというイメージができていなかった。
合格が現実になると、かなり動揺する・・・
東北も関東もそれほど大差はないのかもしれないが、それでもやけに遠いような気がして、また知らない土地なのでかなり不安がある。
それはピーチも同じだったようで大学に受かったとわかった時には嬉しかったようだが、時間が経つにつれてだんだん眉毛が下がってきた。
そして「一人で暮らすなんて不安。やっぱり地元の私大に行こうかな・・・」と言いはじめた。
「どっちでも良いけれど、あとで後悔をしないようにね」と言うと、ピーチはしばらく部屋にこもっていたが「やっぱり関東の大学へ行く」と言った。
友人たちから「遊びに行くから、関東へ行ったほうがいい」と言われたらしい。
そうと決まれば、やらなければいけないことは山ほどある。
部屋を決めなければいけないし、家具も揃えなければいけない。
その前に入学手続きをしに大学へ行かなければいけない。
入学式まであと二週間しかないのにできるのだろうか・・・
とりあえず大学からの書類を見なければ、先に進めない。
ところが肝心の合格通知がまだ来ていない!
「受験番号を見間違えたんじゃないの?」
そういいながら、受験票を手に何度もパソコンで合格発表の番号を確認した。
やはり同じ番号があるような・・・
「おめでとう!」とピーチに言うと、ピーチの下がっていた眉毛が元に戻って嬉しそうな顔になった。
前期入試ではセンターに続き二次試験も失敗し、本人も納得の不合格だった。
次のチャンスで後期試験も受けていたが、前期に比べて倍率が非常に高くなるため、ほぼ国公立へ行くことは考えておらず、受かっていた地元私立大に行くことを決めて入学金と授業料の支払いを済ませていた。
ところが、まさかまさかの合格だった。
合格発表の日だという事は覚えていたが全く期待はしておらず、地元私立大に行くと思っていたので、ピーチからの「受かってた」という電話に嬉しさ半分、動揺半分の複雑な心境だった。
複雑な心境というのは、そこが道外の大学だということ。
長男パインも道外に出たが、やはり男の子と女の子の違いなのだろうか。
女の子なので心配がある。
しかもパインの暮らす東北はまだ近いような気がするが、ピーチの受かった大学は関東地方のとある県。
それは大学を受けるときに分かっていたことだが、正直あまり受かるというイメージができていなかった。
合格が現実になると、かなり動揺する・・・
東北も関東もそれほど大差はないのかもしれないが、それでもやけに遠いような気がして、また知らない土地なのでかなり不安がある。
それはピーチも同じだったようで大学に受かったとわかった時には嬉しかったようだが、時間が経つにつれてだんだん眉毛が下がってきた。
そして「一人で暮らすなんて不安。やっぱり地元の私大に行こうかな・・・」と言いはじめた。
「どっちでも良いけれど、あとで後悔をしないようにね」と言うと、ピーチはしばらく部屋にこもっていたが「やっぱり関東の大学へ行く」と言った。
友人たちから「遊びに行くから、関東へ行ったほうがいい」と言われたらしい。
そうと決まれば、やらなければいけないことは山ほどある。
部屋を決めなければいけないし、家具も揃えなければいけない。
その前に入学手続きをしに大学へ行かなければいけない。
入学式まであと二週間しかないのにできるのだろうか・・・
とりあえず大学からの書類を見なければ、先に進めない。
ところが肝心の合格通知がまだ来ていない!
「受験番号を見間違えたんじゃないの?」
そういいながら、受験票を手に何度もパソコンで合格発表の番号を確認した。
やはり同じ番号があるような・・・
「おめでとう!」とピーチに言うと、ピーチの下がっていた眉毛が元に戻って嬉しそうな顔になった。