昨日の記事で身体の不自由な父を車に乗せることに苦労して、今度は介護タクシーを使ってみようと書いたばかりなのだが、今日さっそく介護タクシーを使うことになってしまった。
昨日の夕方、このブログを書き終えてすぐに、父の住む高齢者住宅の看護師さんから再び電話をもらった。
大便の詰まりが改善されれば排尿しますという話だったのだが、まだ尿が出ないと言う。
看護師さんが処置をして下さり、すっかりお腹の中が綺麗になったはずなのに、水分もたっぷり飲んでいるはずなのに、一向に排尿がなく、再びカテーテルを使って尿を出しているとのことだった。
看護師さんは「明日の朝、まだ排尿がなければ、もう一度泌尿器科に連れて行ってください」とおっしゃった。
そして今朝、やはり排尿がないとのことで再び病院へ連れて行くために、父の元へ行った。
「今日はぜったいに介護タクシーを使おう」と決めていたのだが、高齢者住宅の職員さんが私が父を車に乗せるのに苦労していたことを知って、介護タクシーを予約してくれていた。
結論から書くと、介護タクシーを使って大正解だった。
介護タクシーは父を車椅子のまま車に乗せてくれて、私は助手席に座ったまま何もすることなく病院まで連れて行ってくれた。
そして料金も思っていたほど高額ではなく、これなら最初から介護タクシーにすればよかったと思うほどだった。
ただし、ほかの地域はどうなのか知らないが、介護タクシーは個人でやっているため車数が少なく、呼べばすぐに来てくれるとは限らないので事前に予約をした方が良いそうだ。
ということで、先日の苦労はなんだったのかと思うほど、楽に病院へ連れて行ってもらったのだが、肝心の父の病状は少しショックなものだった。
「今後、自力で排尿することはできないかもしれない」と医師からは言われた。
排尿ができないことによって一時的に膀胱が大きく広がり、高齢者の場合、広がった膀胱内部の筋が切れて元に戻らなくなってしまうことがあるそうだ。
父の膀胱もその可能性があるということ、つまり排尿する機能が失われてしまった可能性があるということだった。
そうなると残された道は、看護師さんに定期的に尿を取ってもらうか、排尿バルーンカテーテルというものを四六時中つけているかの選択になるそうだ。
しかしバルーンカテーテルは感染することも多いため、できれば定期的に尿を取ってもらう方が良いそうで、父の高齢者住宅の看護師さんが「一日に二回なら取れます」とおっしゃってくれたので、しばらくは看護師さんにお願いすることになった。
それにしても、父の身体はすべての機能が衰えてきているのだと思う。
この1~2年で認知症も身体の機能も急激に悪くなった。
最近では声を出すこともなくなり、目もうつろになって、元気だった頃の父の面影は薄れてしまっていた。
ところが、今日は介護タクシーに乗った父の様子に変化があった。
介護タクシーが快適だったせいなのか、父はめずらしく外の景色を眺めていた。
そして、なんと珍しく父がしゃべった。
「この辺りはよく来たなぁ。ホームセンターもあるはずだが。思い出せないなぁ」
父の話す言葉、久しぶりに長い言葉を聞いてびっくりした。
道沿いの家々の庭に咲く花や遅咲きの桜を見て、昔来たことのある場所と記憶が重なったのだろう。
自力での排尿ができないと聞いて、すこし暗い気持ちになっていたのだが、父の声を聴いて明るい気持ちになれた。
今度は介護タクシーに乗って、住み慣れた実家に父を連れて行ってあげようかなと思っている。
昨日の夕方、このブログを書き終えてすぐに、父の住む高齢者住宅の看護師さんから再び電話をもらった。
大便の詰まりが改善されれば排尿しますという話だったのだが、まだ尿が出ないと言う。
看護師さんが処置をして下さり、すっかりお腹の中が綺麗になったはずなのに、水分もたっぷり飲んでいるはずなのに、一向に排尿がなく、再びカテーテルを使って尿を出しているとのことだった。
看護師さんは「明日の朝、まだ排尿がなければ、もう一度泌尿器科に連れて行ってください」とおっしゃった。
そして今朝、やはり排尿がないとのことで再び病院へ連れて行くために、父の元へ行った。
「今日はぜったいに介護タクシーを使おう」と決めていたのだが、高齢者住宅の職員さんが私が父を車に乗せるのに苦労していたことを知って、介護タクシーを予約してくれていた。
結論から書くと、介護タクシーを使って大正解だった。
介護タクシーは父を車椅子のまま車に乗せてくれて、私は助手席に座ったまま何もすることなく病院まで連れて行ってくれた。
そして料金も思っていたほど高額ではなく、これなら最初から介護タクシーにすればよかったと思うほどだった。
ただし、ほかの地域はどうなのか知らないが、介護タクシーは個人でやっているため車数が少なく、呼べばすぐに来てくれるとは限らないので事前に予約をした方が良いそうだ。
ということで、先日の苦労はなんだったのかと思うほど、楽に病院へ連れて行ってもらったのだが、肝心の父の病状は少しショックなものだった。
「今後、自力で排尿することはできないかもしれない」と医師からは言われた。
排尿ができないことによって一時的に膀胱が大きく広がり、高齢者の場合、広がった膀胱内部の筋が切れて元に戻らなくなってしまうことがあるそうだ。
父の膀胱もその可能性があるということ、つまり排尿する機能が失われてしまった可能性があるということだった。
そうなると残された道は、看護師さんに定期的に尿を取ってもらうか、排尿バルーンカテーテルというものを四六時中つけているかの選択になるそうだ。
しかしバルーンカテーテルは感染することも多いため、できれば定期的に尿を取ってもらう方が良いそうで、父の高齢者住宅の看護師さんが「一日に二回なら取れます」とおっしゃってくれたので、しばらくは看護師さんにお願いすることになった。
それにしても、父の身体はすべての機能が衰えてきているのだと思う。
この1~2年で認知症も身体の機能も急激に悪くなった。
最近では声を出すこともなくなり、目もうつろになって、元気だった頃の父の面影は薄れてしまっていた。
ところが、今日は介護タクシーに乗った父の様子に変化があった。
介護タクシーが快適だったせいなのか、父はめずらしく外の景色を眺めていた。
そして、なんと珍しく父がしゃべった。
「この辺りはよく来たなぁ。ホームセンターもあるはずだが。思い出せないなぁ」
父の話す言葉、久しぶりに長い言葉を聞いてびっくりした。
道沿いの家々の庭に咲く花や遅咲きの桜を見て、昔来たことのある場所と記憶が重なったのだろう。
自力での排尿ができないと聞いて、すこし暗い気持ちになっていたのだが、父の声を聴いて明るい気持ちになれた。
今度は介護タクシーに乗って、住み慣れた実家に父を連れて行ってあげようかなと思っている。