東北地方の大学院に通う長男パインが就活のために帰省している。
帰省する前日は東京で企業説明会に出て、それが終わってから道内企業の面接と説明会に出るために最終便の飛行機で帰って来た。
ほとんどの企業の採用試験は6月からだそうだが、早い企業ではもう内定が出されていたり最終面接に入っているのだとか。
パインは・・・と言えばまだ内定を頂くまで至っておらず、南へ北へと就活に走り回っている。
さてパインの就活が珍しく無かった昨日、暑いほどの良いお天気になったので、夫と長女チェリーが休暇を取り、遊びに出掛けることにした。
向かった先は「滝野すずらん丘陵公園」
道内唯一の国営公園で、その広さは395.7 ヘクタールなのだとか・・・と言っても数字だけではよく分かりませんが、徒歩で園内を回るには一日かかりそうなほど広く、豊かな自然をそのままの状態で残している場所、草木を植栽して美しく整備された場所、子どもが身体を使って思い切り遊べる場所、オートキャンプ場や釣り堀などが揃っていて一日いても楽しめる公園です。
ここは子どもたちが小さかった頃にはよく遊びに来ていたが、最近は来ることも無くなっていたので、本当に久しぶり。
さすがに子供たちはもう遊具で遊ぶ年齢ではないので、今回はパインの要望で自転車を借りて園内をサイクリングすることにした。
ところで園内には自然のままの滝がいくつかある。
まず向かったのは「アシリベツの滝」日本の滝100選にも選ばれています。
途中で大きな木の幹に絡みつくように生えた植物に小さな花を見つけた。
なんという名の植物なのだろうか。
他にも自然の中には美しい野の花や葉がいっぱいで、私は自転車を降りてゆっくり見ていたかったのだが、
なんせ他の家族の移動が速い。。。
「ちょ、ちょっと~、自転車のロードレースじゃないんだから、もう少しゆっくり走っても(いいんじゃない?)・・・」
最後まで私の話を聞く間もなく、夫を先頭にパイン、チェリーと続く3人のチャリンコ集団は風のごとく疾走して、あっという間に見えなくなる。
平日ということで人気はまばらにしかいなかったため、自転車のスピードを出しても危険はなかったが、これが休日ともなれば子ども連れの家族で賑わうので、けっしてスピードは出さず歩行者に注意して安全運転を心掛けなければいけません・・・
とかなんとか言いつつも、ほとほと自分の体力の無さを実感してしまった。
園内はアップダウンが多く、私は上り坂では自転車を押して歩かなければならないほどヘトヘトになったが、ほかの家族三人は自転車に乗ったまま登って行く。
まだ若いパインとチェリーは分かるとしても、日ごろ私より運動不足のはずの夫も上り坂を自転車のままスイスイ登って行くのには驚いた。
「まだまだ体力あるぞ~」と夫は鼻高々。
それを聞いて、私は「スクワットがんばろっと」と心の中で誓う。
さて次の滝に向かうために、途中で自転車を置いて山道を歩いた。
道の横には滝からの清流が水しぶきをあげて流れている。
周囲に茂る木々の香りの中、流れる川の水音と鳥たちの鳴き声、そして虫の羽音が聴こえるだけで、ほかには何の音もしない。
美しい自然の中にいると、自然に感謝の言葉が心の中に浮かんできた。
感謝の言葉を心の中で思いながら歩いていると、長男パインが突然「まるで夢の中にいるようだ」と言った。
「昨日、東京の真ん中で大きなビルに囲まれた場所にいたのに、今こうして大きな木に囲まれた自然の中にいるなんて夢のようだ。
たった数時間前にはたくさんの人がいて、虫も飛んでいないビル群の中にいたはずなのに、今こんなに違った環境に身を置いていることがなんだかとても不思議だ」
パインはそう言いながら山道を歩いて行った。
(飛行機だとあっという間ですもんね)
さて、最後に向かったのは滝野すずらん公園内の有料エリアです。
今はチューリップが見ごろを迎えている。
季節ごとに花が変わり、花のない雪の季節には、ここはスキー場になる。
ふたたび雪の季節がやって来るまでの北国の短い夏は今まさに百花繚乱、花の季節を迎えている。
帰省する前日は東京で企業説明会に出て、それが終わってから道内企業の面接と説明会に出るために最終便の飛行機で帰って来た。
ほとんどの企業の採用試験は6月からだそうだが、早い企業ではもう内定が出されていたり最終面接に入っているのだとか。
パインは・・・と言えばまだ内定を頂くまで至っておらず、南へ北へと就活に走り回っている。
さてパインの就活が珍しく無かった昨日、暑いほどの良いお天気になったので、夫と長女チェリーが休暇を取り、遊びに出掛けることにした。
向かった先は「滝野すずらん丘陵公園」
道内唯一の国営公園で、その広さは395.7 ヘクタールなのだとか・・・と言っても数字だけではよく分かりませんが、徒歩で園内を回るには一日かかりそうなほど広く、豊かな自然をそのままの状態で残している場所、草木を植栽して美しく整備された場所、子どもが身体を使って思い切り遊べる場所、オートキャンプ場や釣り堀などが揃っていて一日いても楽しめる公園です。
ここは子どもたちが小さかった頃にはよく遊びに来ていたが、最近は来ることも無くなっていたので、本当に久しぶり。
さすがに子供たちはもう遊具で遊ぶ年齢ではないので、今回はパインの要望で自転車を借りて園内をサイクリングすることにした。
ところで園内には自然のままの滝がいくつかある。
まず向かったのは「アシリベツの滝」日本の滝100選にも選ばれています。
途中で大きな木の幹に絡みつくように生えた植物に小さな花を見つけた。
なんという名の植物なのだろうか。
他にも自然の中には美しい野の花や葉がいっぱいで、私は自転車を降りてゆっくり見ていたかったのだが、
なんせ他の家族の移動が速い。。。
「ちょ、ちょっと~、自転車のロードレースじゃないんだから、もう少しゆっくり走っても(いいんじゃない?)・・・」
最後まで私の話を聞く間もなく、夫を先頭にパイン、チェリーと続く3人のチャリンコ集団は風のごとく疾走して、あっという間に見えなくなる。
平日ということで人気はまばらにしかいなかったため、自転車のスピードを出しても危険はなかったが、これが休日ともなれば子ども連れの家族で賑わうので、けっしてスピードは出さず歩行者に注意して安全運転を心掛けなければいけません・・・
とかなんとか言いつつも、ほとほと自分の体力の無さを実感してしまった。
園内はアップダウンが多く、私は上り坂では自転車を押して歩かなければならないほどヘトヘトになったが、ほかの家族三人は自転車に乗ったまま登って行く。
まだ若いパインとチェリーは分かるとしても、日ごろ私より運動不足のはずの夫も上り坂を自転車のままスイスイ登って行くのには驚いた。
「まだまだ体力あるぞ~」と夫は鼻高々。
それを聞いて、私は「スクワットがんばろっと」と心の中で誓う。
さて次の滝に向かうために、途中で自転車を置いて山道を歩いた。
道の横には滝からの清流が水しぶきをあげて流れている。
周囲に茂る木々の香りの中、流れる川の水音と鳥たちの鳴き声、そして虫の羽音が聴こえるだけで、ほかには何の音もしない。
美しい自然の中にいると、自然に感謝の言葉が心の中に浮かんできた。
感謝の言葉を心の中で思いながら歩いていると、長男パインが突然「まるで夢の中にいるようだ」と言った。
「昨日、東京の真ん中で大きなビルに囲まれた場所にいたのに、今こうして大きな木に囲まれた自然の中にいるなんて夢のようだ。
たった数時間前にはたくさんの人がいて、虫も飛んでいないビル群の中にいたはずなのに、今こんなに違った環境に身を置いていることがなんだかとても不思議だ」
パインはそう言いながら山道を歩いて行った。
(飛行機だとあっという間ですもんね)
さて、最後に向かったのは滝野すずらん公園内の有料エリアです。
今はチューリップが見ごろを迎えている。
季節ごとに花が変わり、花のない雪の季節には、ここはスキー場になる。
ふたたび雪の季節がやって来るまでの北国の短い夏は今まさに百花繚乱、花の季節を迎えている。