ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

四国旅行

2020-11-17 16:09:04 | 旅行

「えーこんな時期に行くの?やめたら?」と散々次女に言われた旅行。

ニュースを見れば(特に札幌は)日に日にコロナ感染者数が増えているという。

北海道をゴーツートラベルから外すとか外さないとかのニュースの結果が気になった。それならいっそのこと外してほしい。そうすればきっぱり止められるのに、、、なんてことを思っていた。

実は一ケ月ほど前に国内旅行の団体ツアーを申し込んでいた。

団体で行く国内旅行というのは初めての体験だったが、ゴーツートラベルでずいぶん安く行けることがわかり夫が申し込んでくれた。

行先は四国。4泊5日で四国をぐるっと巡るというものだった。

団体ツアーなので添乗員さんが付き、観光場所もホテルもすべて決められ、予め決められたスケジュール通りに観光地を貸し切りバスでまわる。

次女が心配したのは、「感染者が少ない四国へ行って感染を広げたらどうするの?北海道から来たと言ったらぜったい歓迎されないんじゃない?それから何日も一緒に団体で同じバスで移動したら、感染リスクが高まるのではないか」ということだった。

旅行会社に確認してみると、今回北海道から行く客は総勢70名だった。

2台のバスに45名と25名で分かれて乗車して、松山空港からそれぞれ逆回りで回るのだと言う。コロナの増加でキャンセルした人はまだおらず感染対策には気を付けています・・・とのことだった。

なぜ45名と25名なのか、なぜ35名ずつにしなかったのかわからないが、私たちは25名の方のバスだった。

さて出発だが、新千歳空港から松山までは直行便が出ているはずだが、今回は減便の影響で乗り継ぎをして行った。

四国、遠っ!と思いながら、新千歳→羽田→伊丹→松山となんと三回も飛行機に乗った。

というわけで一日目はほとんど移動だけで終わり、宿に向かう前にテレビで観た道後温泉をささっと観光して終了した。

翌日からはいよいよ本格的に観光だったが、なんせ4日間で四国をぐるっと周るというのでかなり忙しかった。

朝は暗いうちに起きて、朝食を流し込むように食べてからバスに乗り込む。

そして午前8時前にはホテルを出発して、目指す観光地へバスを飛ばす。

いやいや、バスの運転手さんはホントによく飛ばしてくれました。こんなに早いスピードのバスに乗ったのは初めてかもしれないというくらい、旅のスケジュールに合わせてすばやく移動して下さった。

またずっとガイドをして下さった愛媛のバスガイドさんの喋りは絶品で、さらさらと流れる清流のように、ほどよく笑いを取りながら、かゆい所に手が届くような案内をしてくださった。

優しい方言の混じる語りを聞いていたら気持ち良くなって、ついつい瞼が閉じてしまうことも何度かあった(朝が早いのでなおさら、、、)

旅の最後に添乗員さんに「バスガイドさんすごく上手でしたね」と言ったら、「本州のバスガイドさんは皆さん上手ですよ。北海道は当たり外れがあるんですよ」とのことだった。

道内で観光バスに乗ったことが無いので分からないが、日本中を何度も旅している添乗員さんがそうおっしゃるのなら、そうなのだろうと思う。道民としては、ちょっと残念だけど。

初めて訪れた四国は、まだコスモスが咲きチョウチョが飛んでいたりと、初冬をむかえている北海道から行くとまるで夢の世界のようだった。

松山城、今治城、高知城といった北海道では見られないお城を見て、四万十川で暖かな日差しを浴びながら川下りをしたり、祖谷のかずら橋を渡ったり、鳴門公園で渦の道を渡ったり、琴平・金刀比羅宮を参拝したりと、とりあえずは押さえるべき名所は行ったかな・・・という感じで忙しく観光して来た。

時間に追われるようにしか観光や参拝ができなかったのはとても心残りではあるが、これもパックツアーなので仕方がないのだろう。

また次女に「北海道から来たとわかったら嫌がられるんじゃない?」と脅されたが、実際はとてもよくして頂いた。

かつおのたたきや鯛めしの食べ方を親切丁寧に教えてくれたおばちゃんたち、観光バスに手を振ってくれた農作業中のおばあちゃん、琴平・金刀比羅宮を案内してくれた面白いおじいちゃん、たくさんのよい思い出ができた。

食べ物も美味しかった!愛媛のみかん、鯛めし、うどん、ワカメ、さつまいもにかつおのたたき、、、実はかつおは苦手だったのだけど、こんなに美味しいものだったのかと驚いた。臭みが全くなくて本当に美味しい。さっそく教えてもらったように家で作ってみようと思う。

でも本当はその土地でとれたものは、その土地で食べるのが一番美味しいのかもしれない。

そして最後に忘れてはいけないのが、5日間一緒だったツアーの方々。

「このツアーのお客さんはみんな良い方ばかりで、わたしもとてもやりやすかったです」と添乗員さんがおっしゃった通り、皆さん良い方ばかりでツアー最後の日は名残惜しかった。

というわけで四国を満喫してきたのだが、やっぱり残念だったのはもっとゆっくりしたかったという事。

今度は個人旅行で来ますと、四国を離れる飛行機の中で思って帰ってきた。

 


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