Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

電車の中で文法をブツブツ・・・

2005-08-02 23:18:35 | フランス語
電車を使って移動すると、本が読める、眠れるというおまけがついてくる。
渋滞もないし、でも最近、人身事故で大幅遅れって多い。今日もそうだった。


今日の電車のお供は
「謎が解けるフランス語文法」(第三書房)でした。

だいぶ前(と言っても今年に入って)買った本で、たまに寝るときにぱらぱらと拾い読みをしていました。

しかし、ここで、一念発起。
この本一冊、夏中に終える!と決めて、おまけにブログにもこうして書いてしまいました。

今日は「理由をあらわす表現」を読み、例文を見て、今ワードで書き起こしてみました。プリントアウトして、眺めるのです。

読んでみて再確認しました。

<Parce que>は、その時点まで聞き手が知らなかった原因・理由を言うときにつかわれます。それに対して<Puisque>は、聞き手がすでに知っている理由を言うときに使うのだそうです。フムフム。
そういえば、映画「スパニッシュアパートメント」の中で、こんな会話がありました。


Xavier: Pourquoi est-ce que tu pleures?(どうして泣くの)
Martine:Puisque tu pars.(だって、あなたが旅立つから)

グザヴィエがバルセロナに旅立つのを前にした、二人の会話。
グザヴィエが旅立つことは、二人の共通理解だったわけです。
だからPuisque なんですね。


適当にそのときの気分で使ってちゃいけなかったのね、と再認識しました。

それから、インターネットのフランスヤフーなどで記事を読んでいるとよく遭遇する表現で、Ètant donné que というものがありました。
これは「因果関係の論理性を強調する」のだそうです。
例えば Ètant donné qu'il ne répondait pas,j'ai cessé de lui écrire.
(返事をくれないから、もう彼には手紙を書かない。)
原因と、それによる次の行動の密接度が高い場合にはこれを使う、ということですね。

理由をあらわす表現としてParce que と puisqueしか知らなかった私です。
この二つだけでも「ああ、理由を一生懸命言ってるんだ、この人は」って思ってもらえるかもしれないけれど、細かい使い分けができたら、よりよいコミュニケーションができるのだ、と思いつつ頭に少しでもシカと残るように、やるっきゃないです。
 



懐かしい気持ち

2005-08-02 18:37:21 | Weblog
今日、街中を歩いていたら、道路の反対側を歩く丸顔の女性がニコニコしながら道路を渡って近づいてきた。
「あれ?どこかで会ったことのある人だ」とこちらも思っていたけれど、ニコニコ顔の女性が「せんせ~~~♪」と声をかけてくれた。
「あたしのこと覚えてる~~」
人間の記憶とは本当に不思議。彼女の名前がパッと甦ってきた。
教え子です。
教員になって、最初に受け持った学年の子。

しばしの立ち話。
彼女は汗を拭き拭き笑いながら「先生、いつも学校の廊下をタオルぶんぶん回しながら歩いていたよね~~」とか「もう、ずっと同窓会してないね」とか「ダンナが自営で、あたしは銀行行ったり、税務署行ったり、いろいろ~~」なんて、本当に明るく朗らかに話してくれた。
うぁ~~立派に大人だぁ~~。

わたしの”ある時代”を一緒に過ごしてくれた人々の存在を思い出させてくれて、とても気持ちが明るくなった。
よい再会ができました。