猫が出ない程度に細く開けた縁側のガラス戸からセミが飛び込んできた。
ああ、飛んで火にいる夏の虫、とはこのことだなぁ~~~。
猫たちは、目を爛々とさせてセミを追い掛け回す。
それを黙って(というか、楽しげに)観ているわたしは、次にこの世に出てくるときはセミになって猫にいじめられるかもしれない。
でも、ずっと家の中にいる猫は、蚊にさえじゃれつく。
セミなんて来ようものならもう狂喜乱舞!!
パスカルがじゃれているときは、エルメスは手を(足を)ださない。
エルメスが遊んでいるとパスカルはじっと見ている。
猫科の動物の中で、グループで狩りをするのはライオンだけ、というのは本当だね。