金曜日、会社を休んで子宮ガン検診に行ってきた。
これは年に1回の恒例行事だ。
子宮ガン検診と言えど、実際に何のガンを検診するかというと
「子宮頸がん検診」ということらしい。
久ぶりにDr. WANGに会う。
実は彼女のことについて、ブログで書かなかったことがある。
なんと彼女、今いる病院を辞めるそうだ。
その事実を知ったのは、5月にハニバニのコレステロール検査に
ついて行ったときのこと。
彼女と一緒に、何気なく世間話をしていたときだったか。
彼女がふと、こう言った。
「爆弾発言かも知れなくて、とても申し訳ないんだけど。
私ねえ、ここの病院この夏いっぱいで辞めることにしたから。」
その発言を聞いたときの私とハニバニの顔、
そういえばこないだマイコーが亡くなったが、あのニュースを
聞いたときと同じぐらい瞳孔が開いていたと思う。
あの時は時間がそんなにないのと、やっぱり個人的な理由もあるだろうから
根掘り葉掘り事情は聞けなかった。
2人ともただショックで、真実をやっと把握したときは
ブーイングをしたものだった。
「そんなの困りますよ。僕もケイエスもWang先生が好きなのに。」
辞任する女教師にすがって言う小学生の男子生徒を彷彿させる。
「私だってあなた達夫婦はお気に入りだったのよ。」
そう、どういうわけだか、私たち夫婦は彼女とはとても仲が良かった。
1週間前にハニバニが何かの検診で彼女と会ったときに
「何かあったらメールしてきなさいね。」と、
メールアドレスまでくれたぐらいだ。
今回の検診で、とりあえず彼女に会うのは最後になるかも知れない。
彼女にその日、どうしても聞きたかったことがあった。
「病院を辞める理由って、本当は何だったの?」
たまに思うが、私は何とずうずうしい人間なんだろう。
しかし堂々と聞いたくせに、聞いてみた数秒後にしまったと思った。
聞くべきではなかったろう。
ところが、彼女はちょっと考えた後、
「もういいわ。」という感じで肩をちょっとすくめて話始めた。
「この病院のやり方にずっと疑問を持っててね。
ほら、私って、患者ととても時間をかけて接するでしょう?
それが病院にとってはあまりうれしく思われてなかったみたい。
病院っていってもやっぱりビジネスだから。
さばく患者が多いほど、お金も儲けになるわけだから。
そういうやり方がずっと気に入らなかった。
医者は患者と話をすることで、患者に知識を与えて、患者は学習してくれる
と思っているの。
そのコミュニケーションでお互いに得るものは大きいのに。
ケイエスをはじめ、他の患者さんはありがたいと思っていても、
病院側に感謝はされてなかったのよね。
この先、どこかでまた活動を再開させるけど、ここではもう終わり。」
そっか。
医療系もいろいろあるのね。
医療も、結局はビジネスだったのよね。
でも彼女、とってもいい医者だったのよ。
前にもどこかで言ったと思うけど、彼女みたいな医者が
本当に良い医者だと思うわけ。
患者のことを良く知りもしないで、計算された数字を読むみたいに
患者と接するだけの診察って、心が通ってない。
彼女の告白を聞いて、とても残念だった。
「淋しくなるよー。」
と、少しはぶてて見せた。
「大丈夫だって。次のドクターもきっといい人だから。
何かあったらメールしといでね。すぐに返事できるかどうか
わからないけどね。」
彼女はそう言うと、あははと照れ笑いして、
そしてお互いにハグして別れた。
急に病室に一人ぼっちにされて、私は泣きそうな気分になった。
数ヵ月後に、メールしてみよっと。
**********
その日は彼女と、食べ物の話もしたんだった。
「ケイエス、ファーストフードは本当に体に悪いんだからね。」
その言葉がずっと頭にあって、
ハニバニが出張から帰ってきても
サラダだったり、
野菜いっぱいのトルティーヤラップサンドイッチだったり
リスは
ナッツだったり (ってか、どこからナッツを?)
本当はマックのチーズバーガーが食べたいと思ったが、
彼女の言う言葉が頭にあって、今週の週末はヨイコにしてようと思った。
今週はね。
でも今晩は
高カロリー、イタリアンパスタだったりする。
それにしても
がっかり...。
ちぇー。明日は月曜日じゃんかー。
************
検診の結果は1週間後ぐらいにわかるらしいです。
↓ ↓ ↓
いつもありがとう。
これは年に1回の恒例行事だ。
子宮ガン検診と言えど、実際に何のガンを検診するかというと
「子宮頸がん検診」ということらしい。
久ぶりにDr. WANGに会う。
実は彼女のことについて、ブログで書かなかったことがある。
なんと彼女、今いる病院を辞めるそうだ。
その事実を知ったのは、5月にハニバニのコレステロール検査に
ついて行ったときのこと。
彼女と一緒に、何気なく世間話をしていたときだったか。
彼女がふと、こう言った。
「爆弾発言かも知れなくて、とても申し訳ないんだけど。
私ねえ、ここの病院この夏いっぱいで辞めることにしたから。」
その発言を聞いたときの私とハニバニの顔、
そういえばこないだマイコーが亡くなったが、あのニュースを
聞いたときと同じぐらい瞳孔が開いていたと思う。
あの時は時間がそんなにないのと、やっぱり個人的な理由もあるだろうから
根掘り葉掘り事情は聞けなかった。
2人ともただショックで、真実をやっと把握したときは
ブーイングをしたものだった。
「そんなの困りますよ。僕もケイエスもWang先生が好きなのに。」
辞任する女教師にすがって言う小学生の男子生徒を彷彿させる。
「私だってあなた達夫婦はお気に入りだったのよ。」
そう、どういうわけだか、私たち夫婦は彼女とはとても仲が良かった。
1週間前にハニバニが何かの検診で彼女と会ったときに
「何かあったらメールしてきなさいね。」と、
メールアドレスまでくれたぐらいだ。
今回の検診で、とりあえず彼女に会うのは最後になるかも知れない。
彼女にその日、どうしても聞きたかったことがあった。
「病院を辞める理由って、本当は何だったの?」
たまに思うが、私は何とずうずうしい人間なんだろう。
しかし堂々と聞いたくせに、聞いてみた数秒後にしまったと思った。
聞くべきではなかったろう。
ところが、彼女はちょっと考えた後、
「もういいわ。」という感じで肩をちょっとすくめて話始めた。
「この病院のやり方にずっと疑問を持っててね。
ほら、私って、患者ととても時間をかけて接するでしょう?
それが病院にとってはあまりうれしく思われてなかったみたい。
病院っていってもやっぱりビジネスだから。
さばく患者が多いほど、お金も儲けになるわけだから。
そういうやり方がずっと気に入らなかった。
医者は患者と話をすることで、患者に知識を与えて、患者は学習してくれる
と思っているの。
そのコミュニケーションでお互いに得るものは大きいのに。
ケイエスをはじめ、他の患者さんはありがたいと思っていても、
病院側に感謝はされてなかったのよね。
この先、どこかでまた活動を再開させるけど、ここではもう終わり。」
そっか。
医療系もいろいろあるのね。
医療も、結局はビジネスだったのよね。
でも彼女、とってもいい医者だったのよ。
前にもどこかで言ったと思うけど、彼女みたいな医者が
本当に良い医者だと思うわけ。
患者のことを良く知りもしないで、計算された数字を読むみたいに
患者と接するだけの診察って、心が通ってない。
彼女の告白を聞いて、とても残念だった。
「淋しくなるよー。」
と、少しはぶてて見せた。
「大丈夫だって。次のドクターもきっといい人だから。
何かあったらメールしといでね。すぐに返事できるかどうか
わからないけどね。」
彼女はそう言うと、あははと照れ笑いして、
そしてお互いにハグして別れた。
急に病室に一人ぼっちにされて、私は泣きそうな気分になった。
数ヵ月後に、メールしてみよっと。
**********
その日は彼女と、食べ物の話もしたんだった。
「ケイエス、ファーストフードは本当に体に悪いんだからね。」
その言葉がずっと頭にあって、
ハニバニが出張から帰ってきても
サラダだったり、
野菜いっぱいのトルティーヤラップサンドイッチだったり
リスは
ナッツだったり (ってか、どこからナッツを?)
本当はマックのチーズバーガーが食べたいと思ったが、
彼女の言う言葉が頭にあって、今週の週末はヨイコにしてようと思った。
今週はね。
でも今晩は
高カロリー、イタリアンパスタだったりする。
それにしても
がっかり...。
ちぇー。明日は月曜日じゃんかー。
************
検診の結果は1週間後ぐらいにわかるらしいです。
↓ ↓ ↓
いつもありがとう。