バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

『祝:ビン・ラディンの死』の間違い

2011年05月02日 | アメリカ生活

今朝、いつものように5時に起床し
お嬢様に朝食をもてなすためにキッチンにおりてきて
おもむろにテレビをつける。


テレビをつけた瞬間、画面を見るよりも先に耳に飛び込んできた言葉で血圧が一気に低下した。

Breaking News(速報)


私はまた日本で大変なことが起きたんじゃないかと思い、
暑くもないのに体の毛穴から今にも汗が噴出しそうな思いで画面を見る。


Breaking Newsって妙な緊張が走るよね。


ビン・ラディンがアメリカ軍によって殺害されたらしい。
なんだか違う意味でホッとした。


それにしても、9・11から10年目の快挙である。


私は、彼はもう絶対に捕まらないのではないかと思っていた。


確かに快挙ではあるが、それを祝うとなるとちょっと違うのではないかと思う。


みなさんはごらんになっただろうか、ニューヨーク市のタイムズスクエアの馬鹿騒ぎを。





私が見たテレビではタイムズスクエアでの別の祝賀を報道していたが、
はっきりいってあの馬鹿騒ぎは、10年前に9・11が起こった日に、
アメリカの大惨事を祝うイラク市民とまるで同じではないか。


私はテレビ画面を見ながら、うわ。やばー。と思ったわけである。


ビン・ラディンを倒したからって、それですべてが解決だとどうして思えよう。
ビン・ラディンのナンバー2や、3がいて当然ではないか。


国際テロを何とも思わない国だ。

目標達成のためなら自殺ミッションだって平気でやっちゃう国だ。

失うものがもう何もない悪人ほどたちの悪いものはないと思う。


それを。


何もあんなに大げさに祝うこともなかろうに。


気持ちはわからないでもない。

復習果たせたり、というわけで
まるで映画のハッピーエンディングのように、必ず正義が悪に勝つのだといわんばかりの盛り上がり。


映画と確実に違うのは

これがエンディングじゃないってこと。

むしろこれがきっかけで、また何かが起きなければいいけどねって

今朝職場でルイスと話ししていたんだけど。


ルイスがね、こう言うの。


『その速報のニュースをレイラと見てたんだけど。』


レイラとは、5歳になったばかりの彼の娘だ。


『俺の顔をじーっと見てさ、何言うのかと思ったら、



『ダディ。この人は



















ジーザス?』って。』



似てないこともない。


ルイスと2人で笑い転げた。



この親にしてこの子なり、である。



只今月末レポート真っ最中であるが、
ふと『結婚式』もなんだかこの状況に似ているなと思った。


結婚式でよく用いられる言葉に、ゴールインなんて言葉があるが
あれもなんだか間違っているような気がする。


結婚なんて、どちらかといえば、人生のスタート地点ではないか。


終わりどころか、始まりなのに。


どうしてゴールなんだろう。



とにかく。



ハニバニには「当分ペンタゴンには近づきんちゃんなね。」など言って笑う私であるが、
まんざら冗談でもない。


ちょっと嫌な予感がしてならない。


よって、祝賀ムードなんてもってのほかなのである。



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関係ないけど食べ物の写真がいるぅぅぅって人のためにこないだ食べたランチ載せとくね。







これ、メキシカンで、ファヒータサラダっつーんだけど
けっこうガッツリ食べれるサラダ。

美味しいスパイスで炒められた玉ねぎ、ピーマン、それから鶏肉が絶妙で
下にはレタスやらトマトが入っています。

器がトルティーヤそのままなので、サラダを食べながら器の部分もバリバリ壊しながら
食べられて結構楽しい。


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GWの日本列島。
祝日続きでうらやましいばかりです。アメリカにはそういうのってない(涙)


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