日本で生活されてるみなさま、今頃さぞかし楽しいGWをお過ごしかと思います。
ワタクシ、ケイエスは月初めということもあり
4月分の月末レポートに追われている身分ですが、
この週の初めの月曜日の早朝、
身の毛もよだつ、最悪な事態に遭遇しました。
今回はそのお話です。
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私の月曜日の朝は、超早い。
なんせ起床が3時15分なのだから。
人によっては『消灯時間』みたいな時間帯である。
例によって空腹を訴えるお嬢らにせかされ、私はキッチンへと下りて行った。
猫缶を開け、さあ、用意はいいかと彼女らのいる方へ振り返った瞬間、
黒っぽいものが冷蔵庫の下辺りから飛び出し、
彼女らが待機する食器受けの方へ、さささささっと、ものすごい勢いで移動するのを目撃した。
一瞬、
ゴキ?
と思い、心臓が弾むゴムまりみたいにバンバン鳴り始めたが
それだとわりとデカイし存在感がありすぎだし、そういうものは遠出から見ても見当たらなかったので
ああ、目の錯覚かなんかで、ミディの抜け毛がフワフワと床を漂っていたのかもと思っていた。
キャットフードを彼女らに与え、美味しそうに食べるお嬢を見ながらぼんやりしていたその時
フリちゃんめがけてさささささっと移動するものアリケリ。
ああ、ミディの抜け毛だ。
それにしてもゲジゲジがいっぱい...。
え。
ゲジゲジ????
私が見たものは
(心臓ドキドキした?)
イラストは可愛いのにしたが、私が目撃したものとは『ムカデ』だったのである。
ムカデといえば、私は実際に本物を見たことがなかったのだが、
一般的にミミズに短い足がたくさんついたみたいなこれ
を想像していた。
今回私が遭遇したのはこんな生易しい容姿のものではなく、
(以下、昆虫系が全くダメな人は視点をそらしてすばやくスクロールダウンしてくだせえ。
昆虫なんて屁でもない、っていう勇士、楽しんでくだせえ。)
腰が砕けそうになるほどの憎悪である。
しかもあろうことか、その馬鹿虫、一心不乱に食べるフリちゃんの足元に入っていったのである。
今思えば、それに全く気がつかないフリちゃんもフリちゃんなのだが、
私はその瞬間、
『フリちゃんが刺される!!!』
と思い、なんと何重にも重ねられたキッチンペーパーを手にして
その馬鹿虫めがけて突進し、にわかに掴んだことを確認したらそれを一気に丸め
そして思いのままに踏みつけ始めた。
その間、私は全くの無心であった。
怖いとか、気持ち悪いとかいう通常の気持ちなんて全くなかった。
『フリちゃんが...』と思った瞬間に体がすでに行動していた、とう感じである。
踏み終えた後、丸めたそのキッチンペーパーをさらに小さく丸めて、ゴミ箱へ捨てた。
その30秒後ぐらいにいきなり体が震え始め
血の気がどんどん引いていくのがわかった。
気持ち悪くて、吐きそうになった。
こういう感じで月曜をスタートさせ、奴隷のように働かなければならなかったケイエスに
誰か同情してくれるだろうか。
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実は私が殺したその物体がムカデだったとその時は知らなくて、
ゴキではなく、蜘蛛でもない得体の知れない何かを殺したとハニバニには報告しておいた。
その夕方、ハニバニが帰ってきてその死骸が見て見たいというので(ちょっぴりハニバニもプチ変態)
ゴミ箱に隅にあるその丸まった紙の中にあるよと言うと
興味津々で彼はそれを広げて、
「なーんだ。ムカデじゃーーーーん。もっとすごいやつかと思った。」
とガッカリ。
しかも
「ほら、このところ雨が続いてさ、濡れるのが嫌で、乾いたところに上がってきたかったのよ。
だけど出てきた所に獣は2匹もいるわ、大女はいるわであちらも相当恐かったでしょうに。
しかも挙句の果てには殺されちゃうんだから。僕と遭遇していたら今頃野原で歩き回っているよ。」
ハニバニは虫を殺しません。(ゴキは別)
『でもムカデは刺すんだよ!危険なんだよ!』と主張すると
うふふ
と、わけのわからぬ笑みを。
どうも脳みそが疲労しているときにハニバニと交信するのは疲労の上の疲労、である。
それにしてもあれだ。
一瞬の出来事であったが、大切なものを守らなければという本能が
私にもあったんだなと思い、ちょっと自分自身にみなぎる力を感じるようになったよ(←なんか違う)
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あれから冷蔵庫の横に立つのが恐怖なんです。
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