事の発端はハニバニの義理の姉。
数ヶ月前に皮膚がん検診に行き、怪しげなシミがあるから少し細胞をとって精密検査してもらった結果
それがなんとガンであったことが判明した。
さらにはその数週間後、一緒に検診をした彼女の夫(ハニバニの兄)にも皮膚ガンが見つかった。
いずれにしろ、ガンがあった箇所の皮膚は切り取られて
今は2人とも普通の生活をしているが、皮膚に対する概念は変わったと思う。
アメリカ人にしては珍しくビーチ嫌いのハニバニも
過去に日焼け止めもせず太陽の真下で青春を謳歌していたこともあり、
一度、夫婦一緒に皮膚ガン検診に行こうということになったのである。
私も実はビーチも嫌いで、プールにも行かなければ、太陽の真下で青春を謳歌することもなかったが、
過去に数年ほど頻繁に日焼け止めクリームも塗らずに、長時間太陽の真下にいることがあった。
大変後悔している事実である。
これが原因で、30歳ぐらいになったころにはシミ・ソバカスが急に発生。
全く自慢ではないが、アジア人にしてはシミ・ソバカスが多いからなのか
『あなたカリフォルニア育ち?日焼けのダメージ、多いのね。』と言われたこともあった。
私も他人事ではない。
検診はまず私からやってもらった。
皮膚科の先生が、これがまたタイ系アメリカ人のきゃわゆくて若い医師で
同姓の私も一瞬怯むほどの肌の大変きれいな人だった。さすがは皮膚科の医師。
「先生の肌、とってもキレイですね。」と言うと
「だったらここの病院の宣伝になるかな。」と、くすくす笑うのがまた一層可愛い。
検診は頭の先からつま先まで。
頭は髪の毛をかき分けて異常のありそうなホクロとかシミをくまなく探す。
足の指も、指の間まで開いて異常を探す。
ホクロを見つけると、特殊な光を放つルーペでそのホクロをじっくり観察。
30分ほど表にされたり裏返されたり腕を持ち上げられたりして
『特に異常なし。日焼けをしてないので肌が健康的で上出来です。』と言われた。
気になるシミ・ソバカスのことを話すと、ナントカナイトロジェンというガスで箇所を焼く
治療があるが、その治療は数回にわたってやらなくてはならず
1週間ほど焼いたその箇所が水ぶくれになりかさぶたになったりして
治癒するまでが結構大変だとその医者は言う。
しかも完全に消すことは出来なくて、色が薄くなるだけのこととも付け加えてくれた。
完治するまでが面倒くさそうだなと思ったらそれがもろに顔に出たのか、
『今日その治療しなくてもいいから、ゆっくり考えてみたら?』と言われたので
とりあえずはファンデーションとコンシーラーでごまかすことにした。
実はこっちのテレビ番組で、数箇所の小さなシミをとる治療をした人がその治療に失敗し、
その焼けたところから炎症が起こり、顔の皮膚が大変なことになったドキュメンタリーを前見たことあり、
なんかちょっと恐くなってしまったんだな。
とりあえず、怪しげなホクロもなく、私は異常なしで検査室を後にした。
次はハニバニの番で、彼が検査室に入っていく時に
『センセイがアジアンでとっても若くてキュートだからね。
下着は着けてていいけど、彼女、悪気もなくそれを剥がすよ。』
と言うと、『えー。それは困った。』と言ってお部屋に入っていった。
ハニバニ、何が困るのだ?
ハニバニは私よりも体だ大きいからか、彼には私よりももっと時間かかった。
無事に彼も『異常なし』を貰い、安堵の笑みを浮かべて待合室に戻ってきた。
実は彼は白人なので、ちょっと心配してたんだ。
先生曰く、「アジア人、黒人はメラニン(色素)が多いのでそれが皮膚を守ってくれるのです。
リスクが高いのは、白人なのです。」
それから「日焼け止めの大切さって軽視されてる。
外出するときは日焼け止めクリームを忘れずに塗ること!」と、釘を刺した。
あと、日焼けサロンがどんなに危険かも熱く語った。
私とハニバニは週に5日間、1時間ほど太陽の下を歩くが
日焼け止めクリームの量が一層増えることは間違いなし、である。
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今日のランチ、これ食べた。

ターキーとアボカドのクロワッサンサンドイッチ
人が働いてる日に休日を楽しみながらのんびりランチ。
美味しかったぞよ。
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