クリスマスが終わるころにかけて、ミディの体調が変なことに気がついた。
食欲が減り、呼吸も荒く、胸の方から変な音がする。
8月の終わりにミディが尿道炎になったときに、ついでに体のレントゲン写真を撮ってもらったら
ドクターに肺に小さな影があることを指摘され、
これからは咳とか呼吸器に気をつけなさいといわれたこともあって
すぐに獣医に予約を入れた。
実際に咳はしていなかったが、呼吸が荒いのは気になる。
しかも、最近また痩せてきたので。
同じ頃、クリスマスの日に私の愛読していた猫ブロガーさんの愛猫である『すえちゃん』(しろいねこ)が
20歳と8ヶ月ちょうどで旅立ったという悲しい事実もあり、私はかなり動揺していたと思う。
今回もレントゲン写真を撮ってもらった。
今、ミディを困らせている病気は肺炎。
え。
猫も肺炎にかかるんですかと、私とハニバニは同時にドクターに問いかけた。
レントゲンを見ると、確かに大部分のエリアの肺が炎症を起こしていて曇っているのがわかる。
しかも肺の中に液体が入り込んでいるので、わずかに残されている大丈夫な肺の部分で呼吸をするのが
大変になっていると言われた。
こんな小さな体の、こんな小さな肺の中に残されているわずかなところで呼吸をしているミディ。
ミディが不憫なのと不安なのと悲しいのとで頭の中がごちゃごちゃになって泣けてきた。
『どうしてこんなことに?』とドクターに聞いたところ
ミディは高齢だから、これという原因がなくとも病気にかかってしまう、でもそれはしょうがないと言われた。
確かにミディはすっちゃんに比べれば4歳も若い。
だけど、高齢の猫には変わりないんだ。
ミディがあまりにも綺麗で可愛いくて元気だから、そういうこともつい忘れてしまってた。
これから1週間、抗生物質を飲ませて、ネビュライザーで薬を吸引させて
1週間後にまたレントゲンを撮ってみましょうということでその日は終わった。
病院には1時間ほどいたのだが、レントゲンを撮ってもらったり、熱を測られたり
採血されたその血液検査を待っていたりでミディも私たちもくたくただった。
幸い、血液検査の結果はまるで問題ないようだ。
ただ、1週間後にレントゲンを撮って、治療の成果がでていなかったら
その時はガンである可能性もあると言われ、私たちはもうどん底の気分であった。
とにかく何が今一番大切かって、ミディに何かを食べさせることだと言われ、
ベビーフードとかツナ缶もやっていいと言われたので、塩分が超減塩されているツナ缶を与えたところ
これが今までのミディかというぐらい、すごい勢いで食べ始めた。
薬の抗生物質は、尿道炎なら注射ですむところだが、
これはきちんと飲ませないといけないらしく、味が悪いと文句を言うミディに
心を鬼にしてシリンジで強制的に飲ませている。
ネビュライザーを使っての薬の吸引は、ハニバニが毛布にミディをくるんで抱え
そこに私が薬のミストがミディの鼻と口にふんわりと覆うように持ってくる。
どちらもハニバニと私、それからミディの共同作業である。
最初はネビュライザーの音とミストでかなり抵抗したミディだったが
2回目からはまったく抵抗もせず、気持ち良さそうにそのミストにあたっている。
無駄な抵抗をしてもダメってことを理解したのかも...とか思う。
とても利口なミディだから。(それでも飲み薬に対しては反抗的)
この1週間の治療がどう出るかは誰にもわからないが、
私たちがミディにしてやれることは精一杯してあげようと思っている。
みんなで頑張りますよ。
家族だからね。
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今のミディは外見からは細身の猫というぐらいで
病気をしている猫には全く見えません。
むしろ普通すぎて笑えるほどです。薬が効いてきたかな?
ツナ缶ももう少ししたら普通の猫缶に戻します。不服がるだろうなー。
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