バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

中年の思春期

2015年04月30日 | お仕事

いつもにも増して仕事が忙しい中、部署は違っても以前システムの仕事で関ったことがある知り合いと

デミ嬢も含めてこないだランチしてきた。

忙しくてランチどころではなかったが、どうしても見せたいものがある!ってやけに熱心だったので。



行ってきたのは近くのカジュアルなレストラン。

超忙しい中連れ出したことを悪いと思ったのか、ランチをご馳走してくれた。

一体何の話があるのかと思いきや、

『これ見て。すごい買い物をしたんだ。』

と、携帯の写真を差し出す。

そこには、一機の飛行機。

いや、詳しくいうとセスナ。



飛行機の免許を持っていて、借り物のセスナで休日に飛びまわってることは知っていたが

とうとうマイ・飛行機をゲットしたようである。


すごいじゃん!とうとう買ったんだね、おめでとう!

...と言おうとして口を閉じた。



彼には大学生の女の子が2人いて、こないだ『その学費の支払いがもう大変なんだよね』って言ってなかったか。

余計なお世話かと思ったが聞かずにいられない。

あんた、そんな買い物して大丈夫なの?

何で今そういう買い物?

奥さんがよく許してくれたね。



嫁はね、許してくれたんだよ。とケロリとして言う。

『何かね、先のこと考えたらいつ何があるかわからないから、今できる、今したいことをしようと思う。』

と言って、セルフィー(自撮り)の「飛行機操縦してる俺」を見つめてうっとりしていた。



私はサラダを食べながら、

ああ、これはれっきとしたミッドライフ・クライシスだわと思ったわけよ。

簡単に言うと、中年の思春期。

今まで一心不乱に働き、休日は家族サービスに徹してきた男性が、人生半ばに差し掛かり

「自分の人生、このままで良いのだろうか」と焦り始めて、もがき出すという現象のこと。

こちらで有名な現象は、中年に差し掛かっていきなり高級なスポーツカーを購入するっていう行動。



ハニバニになかったかと思い、記憶を巡らせる。

それっぽかったのは、数年前だったか。ふと、

『僕はこんだけ生きてきて、何か大きなことを達成してきたかな。』って言ったのよ。

「もちろん。異国の美女をゲットして結婚したじゃないの。それはアチーブメントよ!」と

軽く交わしてその話は終わったのだけど。

まあ、スポーツカーに手を出すことがなかったぶん、重症ではなかったらしい。




みなさんも周りにいる男性が急にオシャレに目覚めてファッションセンスが変わったり、

乗る車の種類がスポーツ車に変わったりしたら、きっと彼はその気があるかもよー。



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昨日、仕事を終えてオフィスの出口に向かう途中

向こう側からヘッドフォンを耳に当ててノリノリでいる中東系の男性社員が歩いてきた。

ヘッドフォンで自分の声が聞こえないからなのか、ものすごい大声で歌っていて、

顔は結構イケメンだったのに、歌唱力は恐ろしいほどイケてなくて、

それがあまりにもおかしかったので、すれ違う直前にに思わず 『ぶぶふふふ』と吹き出してしまったら、

それを彼は私の微笑みだと勘違いしたらしく、すれ違いザマに

『ヘェェェェイ~~♪』と言ってウインクよこしてきた。

何じゃこいつは、と思ったが、彼は最高にご機嫌だったことは確かで、

もしも自分が彼の立場だったら、そういう勘違いすらハッピーでいられる。

思い過ごしは時として人を幸せにするのだと思えた出来事。


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さて。こないだ(って去年の夏)にりんちゃんからもらった歌舞伎のパック。

やってみたらこんなんなった。





日本では芸能人がスッピンを晒すのが流行していると聞くが、

さすがに私のスッピンは犯罪レベルだろうということでメガネを軽く塗りつぶしたら虫みたいになった。



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先週の土曜日、ハニバニと出かけた先で大好きなCalifornia Pizza Restaurantがあったのでそこでランチ。



手前のが私のマルゲリータピザなんだが、遠近法で大きく見えるだけじゃなくて、

実際、マジででかかった。ハニバニのピザが軽くランチサイズに見えるんだが。

確かにThin Crust(薄いピザ)でしつこくはなかったが、圧倒される大きさである。

完食したことは言うまでもない。


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あっという間に5月です!
日本はGW真っ只中ですね。うらやましいばかりでございます。


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いつもありがとう。






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