ハニバニの受難<その1>
競争心メラメラで
ハニバニの受難<その2>
ハニバニ杖デビュー
*********************
時は日本から出国の日。
滞在時間が長かったのか短かったの定かでないまま
私とハニバニは本当にもう帰りたかった。
確かに今回、やり残したことが多くて後ろ髪をひっぱられるような気持ちで迎えた日でした。
こうなったらもう気分を変えて、また来年新たな気持ちでやり直すしかない。
私とハニバニは出国カウンターへラゲッジを預けるために上の階へ上がらなければなりませんでした。
目の前にエスカレーターがあり、エレベーターはちょっと向こう側にありました。
私はエレベーターの方が安全だからと言ったのに
「近くにエスカレーターがあるし、ヒョイと乗ってしまえば歩かなくていいから」
と、目の前のこの長いエスカレーターへ乗ることにしたハニバニ。
(写真お借りしました)
確かにちょっと向こう側のエレベーターへ歩いて行くより、これに乗ってじっとしていれば楽かも。
そう思ってそろそろと移動し始めました。
ハニバニがいるちょっと数段下の方に私がいる感じで、中盤ぐらいまで登ったところでした。
ハニバニの顔が数段下の私のラゲッジの横を通過して
その時初めて彼が転倒したんだと気が付きました。
彼は自分のラゲッジを左手で支え、杖を右手に
そんな両手ふさがりなところに段差で杖が落ちてしまい、体ごとバランスを崩したと思われます。
あっという間のことでした。
咄嗟に私が彼の腕を掴むことができたのは
私の反射神経がまだまだ衰えていなかったということなのか。
それがストッパーになって、彼の大きな体はそこから5,6段下で止まりました。
でも彼はすでに逆さまになっていました。
肩の骨を折ったかと思って、ゾッとしました。
そんな中、止められなかった彼の杖だけが下の方へ
カラカラカラカラと、冷たい音を立てて落ちてゆきました。
それを見ていたカップルが大慌てで杖を拾ってくれて
エスカレーターを登ってきてくれて彼の安否を気遣ってくれました。
とてもありがたかったです。
とりあえず、あんなドラマチックな転倒をした張本人は無事で何もなかったみたいに起き上がり、
そのまま出国カウンターへ到着しました。
私は彼の無事を安堵する域を超えて
怒りと恐怖で震えながら彼を罵倒しました。
ゴメン、僕はもう大丈夫だから落ち着いて
とハグしてくれたけど、その顔を見たら鼻に擦り傷、腕にもかすり傷がありました。
ぼんやり彼の後方にある
例のラゲッジと杖を見つめていたら
そこに悪魔がいてクスクス笑ってた気がしました。
そしたら急に私の脳裏には
今度は何が起こるんだろう
もしかしたら帰りの飛行機が落ちるとか?
私たちもう家に帰れなくなるんじゃないの?
という悲惨な妄想が炸裂しました。
あまりにも怖くなって、
この強気な私でさえ妹にLINEを送って「もう旅行なんてしたくない」と弱音を吐いたほど。
僕は大丈夫なんだけどさ、恥ずかしかったよ
空港はさっきのビデオ撮ってないかな、見てみたいな
私のパニック状態をよそに、そう呑気なことを言えるほど彼は本当に大丈夫だった模様。
しかしその後、広島でやっと見つけたレアなウイスキー(ハニバニの友人のリクエスト)を
手荷物検査場で没収されてしまい、今度はハニバニの方が怒りで震えておりました。
でもまあそれはこちらのうっかりしたミスだったので、何も言えねー。
お互いに散々な思いのまま、とりあえずラウンジに避難しました。
そこではもう私は疲れ果てて、無言でご飯を黙々と食べ続けました。
食欲がある限り、私は大丈夫なんだろうなと思えました。
横でハニバニは、美味しそうに東京ばな奈を頬張っていました。
もう本当に早く帰りたい。
こんな散々な思いをしたのにもかかわらず
無事にこちらへ着陸して、チャーリーを迎えに行き、家へ戻ってきたら今までの辛かった思いが全て
チャラ
精神的にたくましいなあと思います。
気を取り直して次の帰国の予定を立てる私とハニバニなのでした。
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競争心メラメラで
ハニバニの受難<その2>
ハニバニ杖デビュー
*********************
時は日本から出国の日。
滞在時間が長かったのか短かったの定かでないまま
私とハニバニは本当にもう帰りたかった。
確かに今回、やり残したことが多くて後ろ髪をひっぱられるような気持ちで迎えた日でした。
こうなったらもう気分を変えて、また来年新たな気持ちでやり直すしかない。
私とハニバニは出国カウンターへラゲッジを預けるために上の階へ上がらなければなりませんでした。
目の前にエスカレーターがあり、エレベーターはちょっと向こう側にありました。
私はエレベーターの方が安全だからと言ったのに
「近くにエスカレーターがあるし、ヒョイと乗ってしまえば歩かなくていいから」
と、目の前のこの長いエスカレーターへ乗ることにしたハニバニ。
(写真お借りしました)
確かにちょっと向こう側のエレベーターへ歩いて行くより、これに乗ってじっとしていれば楽かも。
そう思ってそろそろと移動し始めました。
ハニバニがいるちょっと数段下の方に私がいる感じで、中盤ぐらいまで登ったところでした。
ハニバニの顔が数段下の私のラゲッジの横を通過して
その時初めて彼が転倒したんだと気が付きました。
彼は自分のラゲッジを左手で支え、杖を右手に
そんな両手ふさがりなところに段差で杖が落ちてしまい、体ごとバランスを崩したと思われます。
あっという間のことでした。
咄嗟に私が彼の腕を掴むことができたのは
私の反射神経がまだまだ衰えていなかったということなのか。
それがストッパーになって、彼の大きな体はそこから5,6段下で止まりました。
でも彼はすでに逆さまになっていました。
肩の骨を折ったかと思って、ゾッとしました。
そんな中、止められなかった彼の杖だけが下の方へ
カラカラカラカラと、冷たい音を立てて落ちてゆきました。
それを見ていたカップルが大慌てで杖を拾ってくれて
エスカレーターを登ってきてくれて彼の安否を気遣ってくれました。
とてもありがたかったです。
とりあえず、あんなドラマチックな転倒をした張本人は無事で何もなかったみたいに起き上がり、
そのまま出国カウンターへ到着しました。
私は彼の無事を安堵する域を超えて
怒りと恐怖で震えながら彼を罵倒しました。
ゴメン、僕はもう大丈夫だから落ち着いて
とハグしてくれたけど、その顔を見たら鼻に擦り傷、腕にもかすり傷がありました。
ぼんやり彼の後方にある
例のラゲッジと杖を見つめていたら
そこに悪魔がいてクスクス笑ってた気がしました。
そしたら急に私の脳裏には
今度は何が起こるんだろう
もしかしたら帰りの飛行機が落ちるとか?
私たちもう家に帰れなくなるんじゃないの?
という悲惨な妄想が炸裂しました。
あまりにも怖くなって、
この強気な私でさえ妹にLINEを送って「もう旅行なんてしたくない」と弱音を吐いたほど。
僕は大丈夫なんだけどさ、恥ずかしかったよ
空港はさっきのビデオ撮ってないかな、見てみたいな
私のパニック状態をよそに、そう呑気なことを言えるほど彼は本当に大丈夫だった模様。
しかしその後、広島でやっと見つけたレアなウイスキー(ハニバニの友人のリクエスト)を
手荷物検査場で没収されてしまい、今度はハニバニの方が怒りで震えておりました。
でもまあそれはこちらのうっかりしたミスだったので、何も言えねー。
お互いに散々な思いのまま、とりあえずラウンジに避難しました。
そこではもう私は疲れ果てて、無言でご飯を黙々と食べ続けました。
食欲がある限り、私は大丈夫なんだろうなと思えました。
横でハニバニは、美味しそうに東京ばな奈を頬張っていました。
もう本当に早く帰りたい。
こんな散々な思いをしたのにもかかわらず
無事にこちらへ着陸して、チャーリーを迎えに行き、家へ戻ってきたら今までの辛かった思いが全て
チャラ
精神的にたくましいなあと思います。
気を取り直して次の帰国の予定を立てる私とハニバニなのでした。
.
そうですね、大事に至らなかったことに感謝するのみですよ:)
エスカレーターがあんなに危険なことに繋がるとは今まで考えたことがなかったので
これからは注意したいと思います!本当にびっくりした~
あのお酒、戻ってきません。。。(涙)
自分たちで飲むわけじゃなかったのだけど、とてもレアなもので
友人の喜びようといったらなかったので残念です。
でもまあ学んだことと思って諦めます。
決まりは決まりですからね。飛行機の安全を考えるとしょうがないです。
懲りるどころか、次回は必ずもっと楽しんでやるって二人して意気込んでいますよ~
大好きな国ですからね💗
ありがとうございます!もう大分普通に歩けるみたいですよ!
それでも、命にかかわるような大きなけがでなかったことが、不幸中の幸いであったと言ってよいのでしょうか。
エスs化レーターは乗っている最中に転ぶと、危ないですから。
没収されたお酒は、お手元には帰ってこなかったのでしょうか。
これに懲りず、また日本へいらしてください。
旦那様、どうかお大事になさってくださいまし。
おっしゃる通り災難続きではありましたが、なんだかんだで乗り越えましたよね。
でもそれもきっと助けてくれた人がたくさんいらっしゃったからなんですー。本当にありがたかったですよ。
広島の医療関係者、優しい人ばかりでした(誇り)。
エスカレーターでの転倒は、今思えば笑い話ですが、あの時は本当にゾッとしました!
今度こそ骨折、しかも酷いやつって思いましたもん。
あの後でのんきに東京ばな奈をモリモリ食べてる彼を見てたら怒りが再びメラメラしてきたんですよー、もう本当にのんきですよね
でもまあかすり傷で済んだからのんきでいられたのでしょうけど。。。
この災難続きの里帰りも思い出の一つですよね。
無事に帰宅できて本当に良かったです!
本人もそれを見てみたかったって言うほど。
杖の先が一瞬だけエスカレーターの端から外れたんよね、その「一瞬」よ。怖かったなあ。
急がば回れ、その通りです!私も思ったねー。
念には念を入れよってことだったんだよ。気を抜いてたのかも知れない。
だけど彼の腕を掴めたのは我ながらガッツポーズしたくなったよ:)
東京ばな奈、これめっちゃ美味しいよ!名前も可愛いよね。
うちの両親もこれ好きなん。アメリカのお土産よりもこっちのが喜ぶ感じwww
ふわふわのスポンジケーキの中にバナナの潰したみたいなのが入ってるシンプルなものなんだけど、甘すぎず上品な味。もふママさんもいつか召し上がって欲しいな!
あの時はもうめちゃくちゃ腹立ったわー。
だから言ったダロ!!!!みたいなw
その後はもう放心状態で無口でした~
とっても疲れた。。。
次回は必ず楽しい旅行にするね!
(今回も出来る範囲で旅行は楽しんだけどね!)
そうそう、今はもう無事に家に戻れたことを喜ぶのみです~
やっぱり安心しますね。
救急車の助手席って乗れるもの??助手さんが助手席に乗るんじゃないですか?
助手席に乗れるのも珍しいですよね。しかも乗り心地良いとは!
>お酒はね〜外から持ち込む時はカウンターに預けるスーツケースの中に入れないとダメよ(旦那のお土産用に毎回買ってる)
機内持ち込みokなのは、手荷物検査過ぎてからのお店で買ったやつだけじゃないかな。
まさにそれです!
私たち、全くお酒を飲まないので、今回初めての経験だったのです。
実は私、手荷物の中にお酒を入れてたのをすっかり忘れていたんですよ!!!!
覚えてたら預けてた。。。。。。。。。。
だからこちらのうっかりミスでした。
でも悔しかったなー。
チャチャさん、来年の2月に帰国なんですね。
そっちは今夏だから、寒いよー日本。関東方面ですか?
くるみっこ、今回妹がお土産に持たせてくれました!とっても美味しかったです!!!さすがJapanクオリティ。
食べられると良いですね、楽しみにしていてくださいね:)
でも、いろいろな場面で不幸中の幸いがあったように思いました。
まず、肉離れが軽症だったこと。重症だとオペなんてこともありますからね。
また、最初の内科医が外科の救急を紹介してくれて救急車まで呼んでくれたこともですね。
こういうドクターが当直の時で良かったですねー。
そして極めつけは、エスカレーターの事故でかすり傷で済んだことですね。
一つ間違えば大怪我だったかもしれませんね。
いろいろ痛かったとは思いますが、本当に良かったです。
おみやげの東京ばな奈がちょっと微笑ましかったです(*^^*)
だけど、急がば回れってやつだったね。エレベーターまで行ってたらこけることはなかったものね。でも、不幸中の幸いってやつよ。ケイエスさんの反射神経と、ハニバニさんの骨太(勝手に決めとる)のお陰でまた救急、しかも飛行機パス、なんてことになったら大変やったわ。
それにしても、なんじゃね、この、東京バナ奈て(爆笑)。て、タイポじゃなくて、本当にこのスペルなんね。ひよこやうなぎパイは知っとったけど、これはお初でした。バナナクリームなのかなあ。
それにしても大災難のお里帰りでしたね。今度行くときはハニバニさんにお札くっつけてゆきんしゃい。お疲れ様でした~
ハニバニさんが車いすデビューしたらどうしようとか思っちゃった!
私もケイエスさんと同じくハニバニさんを泣きながら怒りたくなってしまったわ。
ごめんなさい💦
次は楽しさいっぱいの帰国になりますように!
いや〜今回は災難だったね〜お疲れ様〜。
でも、大事に至らずそちらに戻れて一安心したんじゃないかな。
救急車は乗り心地イマイチだったのね。
私はこっちで助手席に乗ったことあるけど、ムッチャ快適だったよ(こんなに乗り心地良いんだ〜って感心した)
お酒はね〜外から持ち込む時はカウンターに預けるスーツケースの中に入れないとダメよ(旦那のお土産用に毎回買ってる)
機内持ち込みokなのは、手荷物検査過ぎてからのお店で買ったやつだけじゃないかな。
帰国の予定を立てるのって楽しいよね。
私は来年2月にちょっとだけ帰るけど、すでに日本のオンラインで買った商品が実家に届き始めてるよ〜😅
くるみっこ買えるかな〜(←美味しいらしい)
ではでは😆
そうですね、災難続きだったけど、二人とも強運の持ち主って思えば両手を腰に当てて笑ってすごせますもんね!
私も本人も、当時はけっこうめげましたが、今はもう教訓として、やってはいけないことがわかったので(わかるの遅いて?)、
次はもっとこうしよう、あれしよう、みたいにもっと楽しみも増えました!
救急車はほんとになんか「すみません」って気になりますね。
とくに私たちって日本で税金納めてないでしょう?
だから余計に。
しかもその救急隊員の人も病院のドクター&スタッフさんもとても親切で、
こちらではあまり感じない細やかな親切さを感じたんです。やっぱり日本ていいなーって思いましたし、改めて素晴らしい国だと誇らしくなりました。
普通の何気ない毎日の生活がやっぱり居心地の良い場所なんですよ:)
猫ってそういうことを本当に知ってますよね💗
軽傷だったとはいえ、やはり大きな筋肉ですもんね。
そごう、行かれたことあります?
最近行ったらびっくりされますよー、めっちゃ変わっててとてもおしゃれになってます:)
あのお酒ですが、先でもっと詳しく書こうと思いますが、私もなんと初めて買ったもので、どう持って帰ったらいいのか全く知らず。。。
勉強不足でした。
空港の外から持ち込んだ、っていうのが悪かったのです。。。
結構高かったので、本当に悔しい気持ちでいっぱいですが、今となっては無事に戻れたことを喜ぶのみなのでもう過去のことだし、
良い勉強になったと思って次の経験に生かそうと思います!
本当にちょっと間違ってたら肩や首を負傷してたかも知れませんしね。
エスカレーターにあんなに危険が潜んでいたなんて知りませんでした。
後ろに他に誰もいなくて良かった。
小さい子が乗ってたら、彼絶対にその子をなぎ倒してたと思います!(ひー)
カメキチさんもお気をつけてくださいね。
(ハニバニにもきつく言います。。。)
先へと読むのが怖かったけど、とにかく良かったですー
一歩どこかでズレていたら、もっと大変な事になったでしょう、お二人共に強運と言うのか。
ハニバニさん、痛かったでしょうね、これに懲りずまた来てくれそうで嬉しいです。
何だか日本のいい所もたくさん見れた帰省でしたね?
私も救急車は乗った事あります、サイレンは鳴らすんですよね〜ごめんなさいって感じで小さくなってました。
チャーリーちゃんもお留守番ご苦労様でした、偉かったね♪
3人での普通の日常と、我が家が1番ですよね。
広島のそごうは自分も行ったことがあります。喫茶店で我が奥様とお茶をした記憶が・・懐かしい(スミマセン)
>手荷物検査場で没収されてしまい
んん・・・お土産を持って帰るのに手続きが必要だったのですかね?税金とか?(海外に全然いかないので良くわからず)
特に下りのエスカレーターです。
突然止まったりしたらどうなるのだろうかなどと考えたりします。
どちらにしても乗り物は思わぬ事故が起きる可能性を秘めています。
乗り物には注意しましょう。