今日はちょっと真面目な話。
前回登場したアレンさんのこと。
実は私もハニバニも、アレンさんがあまり好きではない。
ケイエス、何を唐突に?!て思う人もいらっしゃるかも知れないけど、事実。
あの仏のようなハニバニでさえ、「アレンは良い人じゃない」と言い切るほど。
前回の記事の中で私が、
アレンさんに関してはちょっと訳ありで、あんまり言えないんだ。
この話はまたの機会で。
と言っていた「あんまり言えない」というくだり、あれはみなさんにシェアできないという意味ではなく、
ご本人にあれこれ言えない状況という意味です。
実はアレンさん、こないだ重病が発覚し、余命があとわずかと宣告されました。
先月のある夕方、救急車がサイレンを鳴らしながら走っていて、
そのサイレンの音がどんどん近づいているなと思ったら、まさかのお向かいさん宅。
びっくりしてハニバニと窓にへばりついて様子を見ていました。
救急車からはタンカーが運び出され、ハニバニと「アレンさんかな、奥さんかな。どっちだろ。」と話していました。
彼らは大きな家に二人きりで住んでいます。
アレンさんは70歳ぐらいで、奥さんはアレンさんよりも20歳ぐらい若いヨーロッパ出身の女性。
もしかしたらアレンさん、階段から落ちて骨折しているのかも...と思っていました。
暫くして、ほぼ紙みたいに真っ白な顔色をしたアレンさんを乗せたタンカーを運ぶレスキュー隊が出てきたけど、
アレンさんは上半身を起こして手を動かしながら話をしていたので、
とりあえず意識がないということではないなと悟り、二人ともちょっと安心しました。
それからアレンさんを乗せた救急車と、それに続く奥さんの車が出て行きました。
次の日、ハニバニが外で何かをしていると奥さんが戻ってきたので
前日の様子を見ていたハニバニが心配になって奥さんに話しかけに行くと、
奥さんは、「今まで話せる人が傍にいなかった」と言って、急に泣き出しました。
奥さんの話では、前日に救急車を呼んだのは、アレンさんが急に立てなくなったから。
アレンさんは数カ月前に体調を崩して病院に行ったところ、アレンさんの末期ガンを宣告され、
余命もあと半年もないと言われたそう。
(とても珍しいガンで、聞いたことのない名前で結局覚えられなかった)
泣きじゃくる奥さんを見ながらハニバニはとても複雑な気分になりました。
アレンさんとはもう10年以上も「お向かいさん」だけれど、
いつもアレンさんの奥さんを罵倒し続ける声が響いていました。
私も聞いたことあるけど、最初はただの夫婦喧嘩かな?と思っていたけど
それはいつも一方的にアレンさんが奥さんを罵倒するばかりの声だった。
聞けば聞くほどこちらがストレスを感じてしまう。
「あれはちょっと酷すぎる」と、ハニバニが苛立ちを隠せないほど。
「暴力がなければいいのだけど」と、祈るしかなかった。
過去に一度、外で洗車をしていた私たちに奥さんが駆け寄ってきて
「話を聞いて欲しい」と、当時まだお互いの名前も知らないような状況の中、言ってきたのです。
夫が出張先で浮気を繰り返していて、どうすればいいのかわからないし、
他に話す人がいないと言われて、何を言えばいいのか途方に暮れたことがありました。
そういうことが今まであって、あまり良い扱いを受けていないはずなのに、
涙を流しながら病気の夫を気遣い、最期まで寄り添い続けるのってすごいことだよねと、
ハニバニが奥さんからアレンさんの病気を知らされた日に、私に教えてくれました。
私なら、一方的に罵倒され始めたころから愛は確実に冷め始めるだろうし、
そんな扱いをする男と一緒に居たくないし、
まして愛がもう無くなった相手の健康状態を思いやるとか出来ないだろうなと思う。
今日もお向かいから、GPSが見つからないと
奥さんを罵倒する声が聞こえました。
傍から見ると、アレンさんは奥さんに酷いことしかしていなかったのかも知れないけど、
アレンさんの本当の良さっていうのは、奥さんにしかわからないのかも。
きっとそうなのかも知れない。
夫婦って何なんだろう。
全くの他人のはずなのにね。

そんないきさつで、郵便受けを破壊されても、「ごめん」の言葉が無くても
ハニバニはアレンさんに取り立ててあれこれ言いたくなかったのでした。
私たちにできるのは、アレンさんの残された日々が穏やかであることを祈るだけ。
あの日ハニバニが、「僕たちで良ければいつでも話は聞きますから」と
アレンさんの奥さんに言ってくれたこと、嬉しかった。
前回登場したアレンさんのこと。
実は私もハニバニも、アレンさんがあまり好きではない。
ケイエス、何を唐突に?!て思う人もいらっしゃるかも知れないけど、事実。
あの仏のようなハニバニでさえ、「アレンは良い人じゃない」と言い切るほど。
前回の記事の中で私が、
アレンさんに関してはちょっと訳ありで、あんまり言えないんだ。
この話はまたの機会で。
と言っていた「あんまり言えない」というくだり、あれはみなさんにシェアできないという意味ではなく、
ご本人にあれこれ言えない状況という意味です。
実はアレンさん、こないだ重病が発覚し、余命があとわずかと宣告されました。
先月のある夕方、救急車がサイレンを鳴らしながら走っていて、
そのサイレンの音がどんどん近づいているなと思ったら、まさかのお向かいさん宅。
びっくりしてハニバニと窓にへばりついて様子を見ていました。
救急車からはタンカーが運び出され、ハニバニと「アレンさんかな、奥さんかな。どっちだろ。」と話していました。
彼らは大きな家に二人きりで住んでいます。
アレンさんは70歳ぐらいで、奥さんはアレンさんよりも20歳ぐらい若いヨーロッパ出身の女性。
もしかしたらアレンさん、階段から落ちて骨折しているのかも...と思っていました。
暫くして、ほぼ紙みたいに真っ白な顔色をしたアレンさんを乗せたタンカーを運ぶレスキュー隊が出てきたけど、
アレンさんは上半身を起こして手を動かしながら話をしていたので、
とりあえず意識がないということではないなと悟り、二人ともちょっと安心しました。
それからアレンさんを乗せた救急車と、それに続く奥さんの車が出て行きました。
次の日、ハニバニが外で何かをしていると奥さんが戻ってきたので
前日の様子を見ていたハニバニが心配になって奥さんに話しかけに行くと、
奥さんは、「今まで話せる人が傍にいなかった」と言って、急に泣き出しました。
奥さんの話では、前日に救急車を呼んだのは、アレンさんが急に立てなくなったから。
アレンさんは数カ月前に体調を崩して病院に行ったところ、アレンさんの末期ガンを宣告され、
余命もあと半年もないと言われたそう。
(とても珍しいガンで、聞いたことのない名前で結局覚えられなかった)
泣きじゃくる奥さんを見ながらハニバニはとても複雑な気分になりました。
アレンさんとはもう10年以上も「お向かいさん」だけれど、
いつもアレンさんの奥さんを罵倒し続ける声が響いていました。
私も聞いたことあるけど、最初はただの夫婦喧嘩かな?と思っていたけど
それはいつも一方的にアレンさんが奥さんを罵倒するばかりの声だった。
聞けば聞くほどこちらがストレスを感じてしまう。
「あれはちょっと酷すぎる」と、ハニバニが苛立ちを隠せないほど。
「暴力がなければいいのだけど」と、祈るしかなかった。
過去に一度、外で洗車をしていた私たちに奥さんが駆け寄ってきて
「話を聞いて欲しい」と、当時まだお互いの名前も知らないような状況の中、言ってきたのです。
夫が出張先で浮気を繰り返していて、どうすればいいのかわからないし、
他に話す人がいないと言われて、何を言えばいいのか途方に暮れたことがありました。
そういうことが今まであって、あまり良い扱いを受けていないはずなのに、
涙を流しながら病気の夫を気遣い、最期まで寄り添い続けるのってすごいことだよねと、
ハニバニが奥さんからアレンさんの病気を知らされた日に、私に教えてくれました。
私なら、一方的に罵倒され始めたころから愛は確実に冷め始めるだろうし、
そんな扱いをする男と一緒に居たくないし、
まして愛がもう無くなった相手の健康状態を思いやるとか出来ないだろうなと思う。
今日もお向かいから、GPSが見つからないと
奥さんを罵倒する声が聞こえました。
傍から見ると、アレンさんは奥さんに酷いことしかしていなかったのかも知れないけど、
アレンさんの本当の良さっていうのは、奥さんにしかわからないのかも。
きっとそうなのかも知れない。
夫婦って何なんだろう。
全くの他人のはずなのにね。

そんないきさつで、郵便受けを破壊されても、「ごめん」の言葉が無くても
ハニバニはアレンさんに取り立ててあれこれ言いたくなかったのでした。
私たちにできるのは、アレンさんの残された日々が穏やかであることを祈るだけ。
あの日ハニバニが、「僕たちで良ければいつでも話は聞きますから」と
アレンさんの奥さんに言ってくれたこと、嬉しかった。
夫婦ってなんだろうね。
アレンさんのところ、なんとも言えない気持ちになった。
それで成り立つ関係ってのも、あるのかもね。
これが日本のドラマなら
実は自分が死んだあと、悲しまないように
悪役を演じているとか感動の話になるのだが。
どーしようもない男性(もしくは女性)に
ついてる奥様旦那様は大変だと思うけれど、
どんな人間にも良いところがあって、
ケイエスさんの言うとおり、
アレンさんの良さが
奥様だけにしか判らないものかもねー。
二人の間に、他人じゃ到底判らない
絆なんてもんがあるとしたら
ちょっとは救われるかもしれないね。
ハニバニさんとケイエスさんの賢く冷静な対応、心の優しさに改めて尊敬しました。
さて、私ならどうするやろ?って考えさせられちゃったよ〜。
記事にされるって事でお向かいさんへの気遣いもお察しします。しますが…するけどぉ〜w
最初に言っておきますね。辛口かも (土下座)
もぅ!!なんちゅうーおっさんよ!!アレンさん普通じゃないし☆
ぶっ壊してその対応?昔からたびたび暴言が聞こえる?良い歳して人としてポンコツかよ☆
不幸は気の毒で同情しますが、
命の期限を理由にしてのそういう振る舞であれば言語道断 (そんな人 世の中に山ほど居るんやもん)
昔から暴言が聞こえている時点で、この方はずっとそういう振る舞いだったのかしら。。残念
せめて穏やかに過ごせる精神を身につけて頂きたい。彼の為にも。
聡明なケイエスさんならご存知だと思いますが
DVまでいかなくとも言葉の圧力暴力による精神支配。
時々パートナーに垣間見せる普通で優しい対応「彼の本当の姿や♡ 私が居ないとダメじゃ」と錯覚させる乙女心への悪の洗脳。
無いとは思いますが、奥様へのDVが無い事を願います。
なのでアレン奥様が見せたご主人を思い涙する姿は愛情や慈悲?という「?」マークが浮かんじゃったの。
そしてケイエスさんご夫婦の、お向かいさんを決して悪く言わない心の品格には脱帽♡
相手を想えば彼女が彼を良い方向に洗脳でき、彼はもう少しまとなじぃ様になっていたかもしれない。
まぁ…こんな風に書くのは簡単ですよね、彼らの事も知らないし結局は理想論ですもんね。ごめんね。
ケイエスさんご夫婦がとても良い形でお互いを高め合ってるので、ついついそう思わずにはおれへんだ。
歳の差~同性婚〜 一夫多妻〜子連れ再婚 等々…夫婦の数だけそれぞれの在り方がありますね。
でもその夫婦の境遇がどんなものであっても、人として相手を思いやる気遣いや優しさはお互いに持っていたいですよね。
一人で生きて行くのも大変なのに、他人と人生を共にするって相当山アリ谷アリですよね。
長文でごめんね。私の中では何故か深〜い記事やったです。
ああ、静かに過ごしたいタイプの夫婦なんだろうなと思っていた矢先の妻への罵倒だったから、強烈な印象しかなかった。
あれから数年してから(数年よ!)挨拶しては少しずつ話するようになったけど、
未だにアレンさんはちょっと苦手。奥さんはとても良い人なのに。
きっと奥さんはアレンさんの全てを受け入れて、最後まで付き添いたいと思っているのだと思うわ。
じゃないとちょっと奥さんが不憫でならないもの。
どうか私たちの憶測が間違っていますようにと思ってるよ。
私ももしハニバニが出張で外出してたら、この状況、どうやって処理しよう?て思うもの。
私もアレンさんのこと知らなかったら絶対に、
めちゃ激怒だったと思うし、やっぱり器物破損だし、なんつっても謝罪がないっつーのは人間としてどうなの?!て思うもの。
でもそこはぐっと抑える。
だって今のアレンさんも奥さんも、頭の中は近所の器物破損どころじゃないだろうし。
もっと考えなければならないことがあるだろうし。
もし自分らがあの人たちだったらと思うと、
やっぱり「悪いけどそれどころじゃないんだよ」てなるかな。
でも器物破損してしまってごめんなさいぐらい言いたいなとか、いろいろ考えた。
Chieさんのおっしゃる通りよ。
アレンさん、あれ普通じゃないって。
人格を疑うよね。今までの奥さんの扱いを知っているから余計に「どうなん?」て思う。
けど、上のSoloPinさんにも同じこと言ったけど、
今はきっともっと考えないといけないことがあって、近所の郵便受けどころじゃないっていう感じだから。
その気持ちがわかるから、うちら何も言えんかったよ。
ハニバニもね、何度も「あの男、今までも好きじゃないし、今回のこともすごく腹立つけど、
今のアレンにいろいろ言っていけるほど僕は性格悪くない」と、思わず「お、おぅ」と納得してしまうようなことを言ってたわ。
うちの父がね、もうずっと昔から罵倒のことを
「言葉の暴力」と言っていたの。
実際に危害加えなくても、精神的にすごく傷つけるもんねえ。
それを常に浴び続けて奥さんが不憫で。
なのにずっとアレンさんに寄り添ってるの。
私にはよーわからんわ。
だからこそ、他人にはわからない、なにか特別なアレンさんの愛を知っているのはきっと奥さんだけなんだろうなと信じたい。
そうそう、DVを繰り返しても、それでも一緒に居続ける女性がいるんだよね。
あれは本当に洗脳だと思う。
こちらのセレブのオプラさんがDVを受けてもなお彼の元へ戻った歌手へ言ってたよ。
「Love doesn't hurt.」(愛は(あなたを)傷つけない)
あなたが傷ついて泣いているのなら、それは愛なんかじゃない、と言っていました。
そうだと思う。
だから、奥さんがそこまで真摯なのすごいと思う。
絶対に二人にしか分かち合えない何かがあるんだろうと思う。
私にはそんなのないわー。
ていうか、ハニバニは自分でも言ってるけど、
「性格が悪くない」のでwwwwジワる。
二人が住んでいるお家が大きくて素敵なので、
せめてあの家を残してもらえるよと、いやらしいことでも考えないとこちらがストレスたまりそう。
じゃないと彼女が可哀そうで。
ほんとにね、夫婦て他人から始まるじゃない。
うちも日米だし、あの二人もヨーロッパ&アメリカだからね。
英語圏といえど、国が違うと考え方も違うだろうし。
日本人同士でも大変なのに、夫婦内で国際事情を抱えるのよ、そりゃ簡単なことばかりじゃないよね。
でも楽しいことも山盛りなんだけどね。
本当はね。