MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

電化マイルスを聴いてみた・・・

2008年03月02日 | Miles Davis
前回、マイルスの“アガルタ/Agharta”や“ライブ・イビル/LIive・Evil”は余り聴く気になれないと書いたが、昨晩、久しぶりに(本当に何十年振りであるが・・・)この2枚のアルバムをヘッドホンで、大音量で聴いてみた。
久しぶりに聴いた感想は・・・。ウーン・・・。疲れましたね・・・。
まず“ライブ・イビル/LIive・Evil”であるが、“Live at the Fillmore East”後、ベースもマイケルヘンダーソンに変わり、ギターにジョン・マクラフリンをメンバーに加え、さらにロック色が強くなった、ライブの模様を中心に収められたアルバムですね・・・。
このアルバムでのマイルスの演奏は、ワウワウペダルを使用し、この後の電化マイルスへの移行が感じられますが、本質的には“Live at the Fillmore East”で聴かせたような、メンバーを統率しながら圧倒的に吹きまくるマイルスが聴くことが出来ます。またギターのジョン・マクラフリンの演奏も微妙にあえてキーを外したところでアドリブを行っているような面白さも感じられ、(マイルスの指示かも知れませんね・・・)、マイルスのある時期の記録としては面白いアルバムとは思いますが、評価としては、私の個人的な感想ではありますが、やることが、なにか中途半端な感じもしますし、少々厳しいものにならざるを得ないという感じですかね・・・。
(当分、このアルバムがターンテーブルに載ることは無いように思います・・・)
次に、沈黙に入る直前に発売された日本来日時でのライブ実況録音盤“アガルタ/Agharta”を聴いた。ここでのマイルスバンドは完全にエレクトリックマイルスになっており、それまでのマイルスとは全く違う次元(良いか・悪いかは好みの問題であるが・・・)のマイルスである。
私はライブの模様を想像しながら、このアルバムを聴いてみて、それなりに楽しめたのも事実ですが、この2枚組アルバムを最後まで聴き続けて、少々疲れたのも事実です。
これで、少しエレクトリックなマイルスは休憩しようかな・・・。と思っている今日この頃です。

コメント
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