近くの茨城大学農学部の構内で数多くの種類の桜が咲いています。今年もすでに数種類は掲示しましたが、引き続き各種の桜を紹介します。咲耶姫と記された美しい花を持つ桜です。ほんのり薄紅がかった花弁が妖艶です。
茨城大学農学部の農園近くの林の下で群生していました。蛇草とも呼ばれ、黒紫色の仏炎苞が不気味な感じです。この花は、昆虫を仏炎苞の中に誘引して受粉が行われますが、雌花は、虫の出口が小さいことから、十分に時間を賭けて受粉するように仕組まれているとか。写真でお解りでしょうが、仏炎苞の中央部から伸びた釣り糸のようなものが伸びています。これを浦島太郎の釣り糸に見立てての和名だそうです。名付けた人は、相当のロマンチストですね。この植物の赤い実は、有毒ですから気を付けましょう。写真は4月14日に撮影しました。