つくば植物園で咲いていました。3月の彼岸の頃から咲き、4月中旬は花が終わろうとしている頃でした。ヤマザクラとともに長寿で強いことから大木になり、ソメイヨシノよりやや早く咲きます。薄紅色から白色までいろいろな花が咲いているのも特徴です。萼と花柄が褐色で目立ち、繊毛が多いのも特色かもしれません。桜の接ぎ木の台木として使われます。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園には数本の大きなヤマザクラの木があります。余りにも背が高いので、花を撮影するのは大変です。それでも公園中央にあるヤマザクラは背丈のところに花を咲かせてくれています。今年は花が咲くのが遅れていたため、4月中旬にはまだ3分咲き程度でした。白い5弁の花に赤褐色の若葉が映えてとても品格を感ずる桜です。かつて伊勢に住んでいた頃、20mを超える巨木のヤマザクラの満開を観た時は感激でしばらく立ちつくしてしまいました。ソメイヨシノやサトザクラ系の八重桜等とは一味違った古の香りがするような気がします。写真は4月14日に撮影しました。