つくば実験植物園で2月ころから蕾が膨らんでいましたが、なかなか開花せず・・やっと3月中旬になって咲きました。ミツマタは既に皆様ご承知のとおり日本の紙幣の原料として枝の繊維を使われています。名前の由来は、枝が3本に分かれて三股のように見えるからです。コウゾとともに和紙の材料として知られていますが、花も写真のように大変美しく、公園などで見かけることが多くなりました。
つくば実験植物園の大木が枝いっぱいに咲いた白い花で飾られており、とても見事です。たまたま目の高さに開花したばかりの花がありましたので、拡大して撮影してみました。木蓮の花は上を向いて咲くので、花の拡大写真を撮影できるチャンスは少ないです。
茨城大学農学部に隣接する遊歩道で咲いていました。花弁が細長くて枚数も多く可愛らしい花です。本州中部・東海地方を中心に分布する日本の固有種ですが、花が美しいので、園芸店でもいろいろな種類の花を楽しめます。ただ野生種については、自生地の環境破壊などから減少しており、絶滅が危惧されています。
3月17日に撮影した際は、開花したばかりの高遠小彼岸桜でしたが、19日に行ってみるともう満開でした。今年の桜は、寒い冬を耐えて、急に暖かくなったため、例年になく開花も早く、あっという間に満開を迎えてしまうようです。花の命は短いと言いますが・・今年は桜の花みの日取りを決めるのに悩みますね・・。