季節の花

季節の花などを掲載しています。写真はクリックして拡大して見てください。
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リュウノウギク(竜脳菊)

2007-12-09 08:54:02 | 趣味・季節の花
つくば植物園の野外で咲いていました。リュウノウギクは、学名でもわかるとおり、の本固有の種のようで、福島県・新潟県以西の本州や四国・九州地域の岩山の山肌に分布するキク科の植物です。和名は、この花の香りが香木で知られる「リュウノウジュ」から採れる香料の香りに似ていることから名づけられているそうです。花や葉に独特の香りがあるのが特色ですね。写真でお判りのように、葉は3分裂しており、通常のキクとは明らかに異なります。説明板には、学名「Chrysanthemum makinoi」、キク科と表示されていました。キク科、キク属の多年草です。山野の道端でも石垣などの隙間から白い花を見せていることがあるそうですから、注意して観察してみてください。草丈はあまり高くなく、むしろ横に伸びているような感じがします。花は鮮やかな白色ですから、道端で見るとその美しさに心を惹かれると思います。写真は12月1日に撮影しました。
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ナツメヤシ(棗椰子)の実

2007-12-08 17:56:57 | 趣味・季節の花
つくば植物園で丁度見ごろの案内があり、行って見るとたわわに実っていました。古代エジプトなどでは既に食用として栽培されていたとされる植物です。現在でも、北アフリカや中東地域では果実をデーツと呼んで食用として栽培されています。つくば植物園の温室の中で4mくらいに大きくなった木で実っていました。実が高い位置にあるため、上手く撮影できませんでしたが、2~3cmほどの人差し指くらいの長丸い黄色い実が落ちていましたので、臭いを嗅いで見ましたが、なかなか良い香りでした。カロリーの高い果物で、ビタミンも豊富であることから、遊牧民など間では大切な食料としたり、ラクダなどの飼料として重宝されていたようです。学名は「Phoenix dactylifera」、ヤシ科、ナツメヤシ属の常緑高木です。
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パピルス(紙蚊帳吊)

2007-12-08 17:33:26 | 趣味・季節の花
和名を「カミカヤツリ」とも言い、カヤツリグサ科の植物です。長くまっすぐ伸びた茎に和傘の骨を思わせる葉(実は苞だそうです)が垂れ下がっています。中央アフリカのナイル川の源流域からナイル川の洪水で流されて下流域のデルタ地帯などの水辺で自生しているとされます。現在は、北・中部アフリカで自生していると記述されています。この植物の繊維を活用して、古代からパピルス紙の原料となっているのは有名です。英語の「Paper」の語源も「papyrus」から来ているとか。学名は「Cyperus papyrus」で、カヤツリグサ科、カヤツリグサ属の常緑多年草です。湿地帯で地下茎を伸ばして繁殖する植物のようです。和名の「カヤツリグサ」とはその大きさは比べ物にならないほど大きいですね。写真は12月1日につくば植物園で撮影しました。
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ナガゲオニソテツ(長毛鬼蘇鉄)

2007-12-08 11:40:00 | 趣味・季節の花
この花もつくば植物園のトゲオニソテツの隣で咲いていました。マツカサのような球果がやや長細いので区別できます。南アフリカ原産で、学名「Encephalartos villosus」、ソテツ科、オニソテツ(エンケファラルトス)属の裸子植物です。ソテツの花を見ることはめったに無いのに、種類の異なる二つの花を見ることが出来ますから、植物園へ行って観察する価値がありますね。
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トゲオニソテツ(棘鬼蘇鉄)

2007-12-08 11:34:33 | 趣味・季節の花
つくば植物園の温室で珍しい花が咲いていました。写真の中央に見えるラグビーボールのような大きさのものです。巨大なマツカサを思わせますが、これが球果と言われる蘇鉄独特の花だそうです。南アフリカが原産で、学名は「Encephalartos ferox」、ソテツ科、オニソテツ(エンケファラルトス)属の裸子植物です。ワシントン条約で保護されている植物で、植物園など以外では見かけないものですね。一瞬古代のジャングルに迷い込んだような錯覚を覚えました。雌雄異株で、花は長期間楽しめるようですから、つくば植物園でご覧下さい。写真は12月1日に撮影しました。
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ティランジア・ストリクタ

2007-12-08 11:13:57 | 趣味・季節の花
アルゼンチンなどが原産の珍しい花です。つくば植物園の温室で見つけて撮影しました。学名は「Tillandsia stricta」で、パイナップル科、ティランジア属の常緑多年草です。葉は細く長く(約10cmくらい)伸びて垂れています。ピンク色の苞が幾重にも伸びて、その中から淡紫色の花が見えます。いわゆる「エアプランツ」で、空気中の水分を利用して生きています。写真は12月1日に撮影したものです。
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シセントキワガキ(四川常磐柿)

2007-12-08 10:42:30 | 趣味・季節の花
つくば植物園で枝いっぱいに実っていました。ウズラの卵くらいの小さな柿です。雌雄異株で、実のなる雌株です。中国中・南部原産で、学名は「Diospyrs cathayensis」、カキノキ科、カキノキ属の落葉低木です。子供の頃、もう少し大きい柿で大変に渋い柿があり、青い実を採って渋にし、防虫のために板塀などに塗った記憶を想いだしました。この柿も渋いのでしょうか?寒さには弱いようですから、関東地域以西で育つようですね。剪定にも強いので、生垣にしている所もあるとか。写真は12月1日に撮影したものです。
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ポインセチア

2007-12-07 21:02:02 | 趣味・季節の花
クリスマスが近づく頃には園芸店でポインセチアが店頭に並びます。鉢植えのポインセチアは30cm程度の物が多いのですが、つくば植物園の温室の中では、温室の屋根に届くくらいの樹高になっています。通りがかりの方に伺うと、恐らく日本でもこれだけ樹高の高いものは他に無いだろうとのことでした。3mを超えているように思います。原産地は中央アメリカ(メキシコ地域)で、学名は「Euphorbia pulcherrima」、トウダイグサ科、トウダイグサ属の常緑低木です。年末になると日暮れが早まり、夜の時間が長くなると葉が赤く染まってくるいわゆる短日植物です。和名は「猩々木(ショウジョウボク)」といいます。何故そのような名前か?狸とも思える酔っ払いが、徳利をぶら下げて・・赤い顔をしているのに似ているから?かも知れません。面白い和名ですね。写真は12月上旬に撮影しました。
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タイリンヒメフヨウ

2007-12-07 20:41:55 | 趣味・季節の花
つくば植物園の温室で咲いていました。写真のように花は萎んでいるように見えますが、職員の方に伺うと花弁は開かずに咲く花だそうで、これで精一杯咲いているわけです。原産地は中南米で、アオイ科、ヒメブッソウゲ属の常緑低木(樹高は2m程度)です。若い枝の先端に花が付くようです。花が下向きにうなずいているように見えますので、別名を「ウナズキヒメフヨウ」とか、「スリーピングハイビスカス」等とも呼ばれています。温度管理さえ良ければ、通年咲くようですが、11月から12月にかけてが花盛りで、今つくば植物園でも見ごろの案内が出ていました。写真は12月1日に撮影しました。
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ゴルドニア・アキシラリス(台湾産)

2007-12-07 20:13:48 | 趣味・季節の花
前述の上海産とは少し葉や花の形が異なります。花弁の先がぎざぎざして少し縮れて華麗に見えます。葉は長楕円形をしており色も比較的薄い緑で、上海産とは違いがあるように見えます。説明板によれば、学名は「Gordonia axillaris」、ツバキ科で、中国、ベトナム、台湾に分布する植物であるようです。12月1日に撮影しました。とても豪華で美しく見えますので、我が国でも庭木として植栽されている家庭もあると思います。
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ゴルドニア・アキシラリス(上海産)

2007-12-07 20:00:38 | 趣味・季節の花
つくば植物園の野外で咲いていました。ツバキ科の花で中国上海地域が原産の木のようです。12月1日に撮影しました。艶のある緑葉に白い花がとても印象的です。説明板には学名「Gordonia axillaris」、ツバキ科、中国、ベトナム、台湾などに分布すると記述されていました。
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シコンノボタン(紫紺野牡丹)の一種

2007-12-07 19:48:19 | 趣味・季節の花
つくば植物園で撮影しました。名前の通り、紫紺色をしてビロードのような感じの美しい花です。温室の中で咲いていました。説明板にはシコンノボタンの一種、「Tibouchina sp.」ノボタン科と書かれていました。樹高は3m程度で、比較的上のほうに花が咲いていました。写真は12月9日に撮影しました。
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コハマギク(小浜菊)

2007-12-07 19:40:21 | 趣味・季節の花
ハマギク(浜菊)より全体に小ぶりであることから名づけられたもののようです。茨城県北部から北海道にかけての太平洋沿岸の海岸の崖や草地に地面を這うような感じ(草丈が低い)で生えています。青森県では一部の日本海側でも観察できるようです。長い葉柄を持つ葉と直径4cm程度の小振りの淡紅色の花が特徴です。花期は9月から11月頃のようですが、つくば植物園では12月に入ってもまだ咲いていました。学名は「Chrysanthemum yezoense」で、キク科、キク属の多年草です。
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コーヒーの黄色い実

2007-12-07 09:31:35 | 趣味・季節の花
つくば植物園の温室の中で、黄色い色をしたコーヒーの実がなっていました。コーヒーの果実は始めて実物を見ました。これをコーヒーチェリーとも呼ぶそうです。そう言えば、さくらんぼに似ていますね。普通コーヒー豆と言われるものは、このコーヒーチェリーの中にある二粒の種子を乾燥させたものを言います。コーヒーの木は、アカネ科の常緑低木で、原産地は熱帯アフリカエチオピアの高原地帯だといわれています。花は白い小さな花で、ジャスミンに似たよい香りを放つようです。
この温室では、コーヒーの近くにコショウの緑の実もなっていました。
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コウヤボウキ(高野箒)

2007-12-07 09:13:41 | 趣味・季節の花
つくば植物園で咲いていました。もう花期も終わりを迎えている頃で、花後の実が多く、開花しているのは少しでした。和名の由来は、高野山ではかつて竹や梨・桃など利益につながる植物の植栽を禁じていた時期があり、その頃庭箒を作るにも竹が無かったことから、この木を束ねて使ったことにあると言われています。花後の様子を写真でご覧いただけると思いますが、その先端部分は見方によっては箒にも似ていますね・・。思い込みかもしれませんが。白い小さな花は、藪の中で見つけるととても綺麗です。草のように見えるこの植物は、学名を「Pertya scandens」と言い、キク科、コウヤボウキ属で、実は落葉低木です。我が国では、関東以西に分布しています。花期は10月~11月頃で、その年に出来た新しい枝に咲くようです。
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