つくば植物園の池の辺でトロピカルな色のカンナが咲いていました。背丈ほどの草丈の先端に写真のような花が咲いています。説明によれば、中央~南アメリカ原産で、「Canna glauca」、カンナ科と記されていました。秋の七草の時期に・・・中・南米ではこのような花が見られるのですね。写真は8月26日に撮影しました。
8月下旬ころからあちこちの野原でクズの花が咲き始めます。秋の七草の3番目に詠われている葛の花です。根の部分を粉にして、葛湯にして飲みます。初夏から夏にかけて蔓性のこの植物は繁茂して山道等をふさぐほどになりますが、蔓は強いため、紐や籠などとして古くから日常的に使われていました。最近これを活用しなくなったために繁茂しているようです。葛の根を干したものは、「葛根」といい漢方としても愛用されています。写真は8月14日に撮影しました。
万葉集に詠われる秋の七草の2番目に出てくるオバナ(ススキ)です。来週は中秋の名月が見られるといいですが・・。その頃に古人も月を愛でながら、秋の七草を飾って楽しんでいたのでしょうか。写真は8月26日に撮影しました。
つくば植物園で毎年美しい花を見せてくれます。花は白色に紅紫の模様があり、とても気品を感じます。本州~琉球に自生し、中国などにも分布しています。つくば植物園では、膝くらいまでしか伸びていない低い植物です。花柄が細くて長く特徴があります。写真は8月26日に撮影しました。
つくば植物園では数種類の萩が咲いています。中でもマルバハギは、葉が丸い萩でとても美しく見えます。ヤマハギの花は花序が長くまばらに咲いているように見えますが、マルバハギは房のように纏まって咲く特徴があります。ヤマハギは葉が細長く明確に異なります。写真は8月26日に撮影しました。
秋の陽射しを受けてコスモスが美しくなってきました。秋になるとピンクや紅色のコスモスガ見ごろになります。秋の桜と表現される所以です。原産国は、中米メキシコ辺りのようで、キク科で菊の花とは仲間のようで、秋になって昼間の時間が短くなると咲いてくる「短日植物」です。写真は暦の上では秋になった8月7日に撮影しました。
霞ヶ浦に浮かぶ観光用の帆引き船です。かつては、霞ヶ浦ではこの帆引き船でワカサギ漁が行われていました。写真でお分かりのように、風を受けた大きな帆で船を横に引き漁を行う珍しい漁で観光客も多いようです。秋の陽射しを受けて白く湖面に浮かぶ帆引き船は、遠く沿岸からも見える美しい光景です。写真は8月27日に撮影しました。
霞ケ浦総合公園の蓮展示用池で見つけました。スイレン科の1年性の水草で、夏には葉が1mくらいにもなる大きな蓮です。写真でもわかると思いますが、葉には鋭い棘があります。花はまだ見たことはありませんが、図鑑によれば、嘴状の萼を持ち、葉を突き破って上に伸びて咲くそうです。前掲のオオオニバスと比較しながらご覧ください。写真は8月27日に撮影しました。