つくば実験植物園には数多くのクレマチスが管理されており、4月末の連休の頃からクレマチスの展示会が行われます。クレマチス園の入り口付近で展示会が始まる前に咲いていた白花が美しいクレマチス’スノーフレイク’です。写真のように花の内側に少し黄緑の色が見える珍しい花でした。写真は4月20日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で見つけました。黄金色の花をつけることから「金蘭」と呼ばれるようです。白色の花のものもありますが、これは「銀蘭」と呼ばれています。近年樹木の下草刈りをしなくなって草が繁茂する場所が多くなり、絶滅が危惧されるようになって、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。写真は4月20日に撮影しました。
つくば実験植物園の高山植物展示区画で見つけました。中国地方から九州に掛けての山地に自生するようですが、個体数が減っており、絶滅危惧植物として保護されて居ます。写真のように葉の間から一本のブラシ状の白い花序がでており、それが静御前が舞う姿に似ているとされての和名のようです。岡山県(吉備地方)に分布することから吉備が冠されています。写真は4月20日に撮影しました。
つくば実験植物園の池のほとりで咲いていた黄色い菖蒲です。菖蒲や一初は、陸で咲きますが、この黄菖蒲は、ヨーロッパ原産の水辺の湿地で咲く帰化植物です。繁殖力が強いので、野生化しています。写真は4月20日に撮影しました。
つくば実験植物園の木陰で春に咲くエビネの一つです。四国・九州に分布しているランの仲間ですが、野生での分布が激減しており、絶滅危惧IB類(EN)に指定して保護されています。つくば実験植物園では、年々数を増やしているように感じます。写真は4月20日に撮影しました。
つくば実験植物園の池の畔で咲いていました。北米原産の抽水植物(根は水面下にある)で、サトイモの仲間です。黄色い棒状の花序を付ける珍しい花です。この植物は、サトイモ科で観られる仏炎苞が観られない原始的な植物と言われています。写真は4月20日に撮影しました。
つくば実験植物園でみかけました。日本固有の「アマナ」に似ていますが、花も大きいことからの和名のようです。欧州原産の帰化植物で、強い繁殖力があります。日本固有の「アマナ」は、和名の通り食べることが出来て、甘いようですが、野生のものはほとんど見ることが無くなったと言われています。写真は4月20日に撮影しました。