つくば実験植物園で「筑紫見返草(ツクシミカエリソウ)」の穂状の白い小さな花が咲き始めていました。別名は「オオバノマルバテンニンソウ」と言われ、「テンニンソウ」の仲間で、紀伊半島、四国、九州など広範に分布しています。葉が大きく丸いのが特徴です。写真は9月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯資源温室で初めて観ました。写真の様な赤い実が付いていました。小さな白い花で雄しべが長いので目立ちます。ブラジル~スリナム・パラグアイ地域が原産の樹高8mにもなる大木です。葉は艶があって少し赤みを帯びています。現地では、果実をジュースにしたり、ジャムやゼリーにして食用にされています。繁殖力が強く、侵略的外来植物に指定されているところもあります。写真は9月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で咲き始めていました。西表島以南の琉球諸島~台湾に自生しています。園芸店で観るのは、日本固有の杜鵑草(ホトトギス)とこの台湾杜鵑草との交雑種が多いと言われます。野生種は絶滅が危惧されています。写真は9月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯資源温室で、樹高が高く葉がとても大きくて扇のように見える「オウギバショウ」をご覧ください。説明によれば、種子は食用にされ、幹の根元にたまる水は、渇いた旅人を癒すそうです。写真は9月30日に撮影しました。
つくば実験植物園の入り口近くの花壇で「イヌサフラン」が咲き始めていました。球根から直接花の柄が伸びて花が咲き、花後の初冬に葉が伸びてきます。種子にコルヒチンと言う有毒物質を含んでおり、これが染色体異常を起こす作用があるため、遺伝学の研究に役立っているとの説明がありました。写真は9月30日に撮影しました。