困ったプレゼント！

穏やかで、暖かな一日。
毎日、これくらい暖かいのがいいのにな・・・なんて思います。

最近は、ＰＣに音楽データを取り込んで、音楽CDを簡単にコピーして作れてしまうけれど、少し前までは、カセットテープとかに、ダピングしたりするのに、かなり時間がかかりましたね（・・・って一体何時頃のハナシだ・・・？？？）。
ＣＤを編集して、自分の好きな曲ばかり選んでみたり、曲順を変えたりして、遊びで作ったCDをプレゼント用にしてみたりと、結構、楽しんでいたのだけれど、プレゼントされた相手のヒトは、自分の好みではない音楽をプレゼントされて、さぞ迷惑だったのでは、ないだろうか・・・と思うようになりました。
まあ・・・聞かなきゃいいだけの話なのだけれど・・・。

ウチの母が、友達から、ＣＤをいただいたのですが・・・。
コピーしたものではなくて、コンサート会場の物販で、同じものを2枚購入して、そのうちの1枚を、送ってくださったそうです。

・・・うれしいんだけどね・・・。
母は、困った顔をする。
『・・・とてもいいＣＤなんだけどね・・・。正統派だし、歌唱力も今一番の歌手なんだよね・・・。』
『じゃあ、よかったんじゃないの。大切に聞いて感想を送ってあげれば、喜ぶんじゃないの。』
というと、
『あのね。音楽ってモノがよく理解できていないせいか・・・この人、あまり好きな歌手じゃないんだよね。格調高すぎてね・・・。』
国民的クラシック歌手が相手なのだ・・・クラシックなのに、驚異的なCDの売上げ枚数を誇る方なのですが・・・。
どうも、ウチの母には、合わないらしい・・・。
『・・・なんて、感想を送っていいのか、わかんないの・・・。すごく感動して、同じ感動を私に聞かせてあげたくて、せっかくＣＤ送ってくれたのに・・・。』
『適当でいいじゃん・・・すごく感動したとか、いい曲ばかりですね・・・とか、格調高くて感激しましたとかさ・・・具体的に、ど～こ～書かなくても・・・。』
『そうだね。じゃあ、そうするよ・・・で、アンタにあげようか？このＣＤ・・・サイン入りだよ』
『すみません。アンタの娘だからね。私も、趣味じゃないんだよね。』

そんなに好きでもないものを無理に受け入れる必要はないのだけれど、送ってくださったひとの心を思うと、無碍にもできない・・・そんなプレゼントって・・・ちょっと困るか・・・。

ちなみに、ワタシのコピー版のCDで感想を言ってくださったのは、たったの2名様でした。
よほど、趣味に合わなかったのだろう・・・ごめん、迷惑なプレゼントだったかもしれません。
許してください。

・・・でもね、ワタシ、このヴォーカル・・・すっごく好きなのよ！