鼎子堂(Teishi-Do)

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2009年総括シリーズ③『読書』編

2009-12-28 21:02:26 | Weblog
明け方まで、雨。午後から晴れ。

本を読む・・・ということが、大きな楽しみでなくなったのは、一体、いつからなんだろう?
昔は、本ばかり読んでいたのに、ここ数年、からっきし、読めていない。

失意の縁に立っているときこそ、本から何かを見出したかったのに・・・と思い、今年も、いろいろ読んだのだけれど、あまり印象に残るものがない・・・というのが正直な感想。

私のブログは、訪問者も閲覧者も少なくて、零細ブログだけれども、2月頃に記載した『イエスの涙(ピーター・シャビエル著)』に関しては、いくつかコメントをいただいた。
読んでから、1年たっていないにも関わらず、もう相当、昔のような気がしている。
あの頃は、毎日、派遣切の話題ばかりで、かなり気が滅入っていたし、次の職があるかどうかも、わからず、先が見えないのは今も同じことだけれど、本当に、どうしようもなく、苦しい時期だった。

・・・そのときに読んだにも関わらず、気は紛れたものの、今読み返しをしようとは思わない。
心に余裕がないせいなのだろうか・・・???

・・・こんなんで、いいのだろうか・・・とも思う。

以前は、心の空洞を本で埋めていたようなところがあったのだけれど。

それなのに、こうして、何も書けずにいるあたり、やっぱり、何かが確実に変化してきているのだろう。
それは、良い変化なのか悪い変化なのか・・・???

結局、読書でも明暗の分かれる1年となったようだ。

時間が流れ、偽モノは、淘汰され、本物が残る・・・。

昨日のブログにも書いたけれども、そう思っていたことが、じつは、そうじゃなかった・・・っていうのは、この1年の読書にも言えることだったと思う。

そういう意味において、2009年は、全ての事象において、はっきり明暗の分かれた年になったということなのだろう。

何が、明で、何が、暗なのかわからない・・・。

暗闇は、まだまだ続くようである。

それでも、私は、本を読むことをやめないだろう・・・。

たとえ、得るものが何もなかったとしても。