鼎子堂(Teishi-Do)

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『13月の悲劇:美内すずえ・著』

2011-02-26 18:49:57 | Weblog
穏やかに晴れた土曜日。
暑くなったり、寒くなったり・・・季節も気紛れで忙しい・・・。

今日は、惰眠・・・惰眠・・・惰眠・・・。

プチ・引越しで、昔読んだマンガもたくさん出現。

『ガラスの仮面』の著作者・美内すずえさんの初期の頃の作品集。
この方は、最初は、ホラー系の漫画家さんだったのですねぇ・・・。
今は、演劇系だけれども。

昔は、怖くて仕方がなかったホラー作品だけれども、大人になるとなんで、コレが怖かったんだろう・・・と思うようなところもあって。

タイトルの 『13月の悲劇』は、1970年代だったけれども、別冊少女マーガレットという月刊誌に掲載されていたのをリアルタイムで読んでいた小学生のワタシでした。
当時は、『別冊少女フレンド』・『別冊マーガレット』・『なかよし(こちらは、リアルタイムで読んだことがないので、正式名称が不明ですが・・・)』の3雑誌が少女マンガの月刊誌の3強(・・・それしかなかった?)だったように思いますが、私は、『マーガレット』派ですかね。
その後、『少女コミック』あたりが台頭してきたよう気がしますが・・・。

・・・で、閑話休題。
美内先生のホラー作品集は、大体、パターンが決まっているのですね。
水戸黄門さんの印籠パターン。
主人公が、怪現象巻き込まれる⇒親友がその怪奇現象で死ぬ⇒怪奇現象に詳しい男性(後の恋人候補)か、或いは、霊感のある少女の出現⇒怪現象との対決⇒幸運などに恵まれてもとの生活に戻る。恋人候補の男性との予感。

大体が、このパターンのようです。

『13月の悲劇』で、主人公を助けるカルロス、『黒百合の系図』では、田代源太郎、『白い影法師』は、丹羽照子、『魔女メディア』では、ライアン・クローリー、『妖鬼妃伝』では、九曜久秀・・・。

この本は、1992年角川書店から出版された愛蔵版 ASUKA COMICS DX というかなり厚みのある雑誌。1970年代には、多分、角川さんは、少女マンガの出版に参入していなかった思われますが・・・。

美内漫画では、『姫川亜弓』さんが、美しいキャラとして有名だと思うのですが、ワタシ的には、『妖鬼妃伝』の『堂本永遠子』、『九曜久秀』は、綺麗なキャラクターだなぁ・・・と。

1作品だけ毛色の違う『孔雀色のカナリア』。
こちらはミステリー仕立て。

昔の漫画も面白い・・・。