鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

梅雨時に、つまらないことを、ツラツラと考える 

2011-06-05 23:00:16 | Weblog
くもりがちで、蒸し暑いような一日。
急に強い夏の日差しが照りつけたりもする。夜から本降りの雨。

例年だと、だいたい、
『そろそろ梅雨になるのだな~。蒸し暑いとイヤだよな~~~かといって、夏本番は、もっともっとイヤだよなぁ~~~。』
なんて、考えたって、どうにもならないことをアレコレ考えたりしている時期なのだけれども。
今年は、そんなことを考える間もなく、『梅雨』に突入してしまった。
しかも、入梅の日は、思いっきり寒かったので、
(・・・もしかすると、さほど、気温の上がらない梅雨になるかも・・・)
などと楽観視して、(ワタシ的には)あまり現実味のない梅雨入りだった。

雨でも、夏でも、なんでもいいのである。
蒸し暑くなければ、それは、それで、凌ぎ易いのだから・・・。
夏が、大キライなワタシとしては、暑くなければ、夏は、ソレナリによい季節なのであって、夏が暑くないなんてのは、十年に一回くらいの確率でしか起こらないことだから、あとの九年間は、ひたすら、夏が去るを待つばかりなのである。

いつもいつも、こんな心配しても、仕方がないことを心配し、紫外線を気にして、暑さを気にして、体力を気にして、仕事を気にして、あまつさえ、福島第一原発からやってくる放射線を気にして・・・。
もっと、気楽に生きられる方法はないものだろうか・・・とさえ、思う。

震災事故当時は、『メルトダウン』=『生存の危機』くらいな公式が、頭の中で、出来上がっていた。

『最悪の事態は、避けられましたが、危機的状況は、続いています!』

わかるようで、まるで、わからない・・・この現状は、3月11日から、一向に終息せず、今も続いていることを思えば、安穏に夏の暑さなんか、心配しているどころではない・・・ハズである。

つらつらと(再び)余計な事を考えるに、
震災事故当時は、電力・水・ガソリン・食糧・・・全ての流通が、一時ストップした。
これは、震災によるものが大きくて、原発事故の実体は、それ程、知らされていなかったから、まずは、原発を割り引いて、今後の危機を考えていたせいもある。

しかし、物資の流通が通常にもどり、ライフラインも安定してきた今
『やっぱ、原発は、相当ヤバイ状態なんですよね~~~だから、節電しましょうよね~~~』
と言われば、
『そりゃそうですよね~~~。節電しなきゃね~~~。』
と答えるしかないではないか・・・。

しかし、忘れちゃいけない・・・放射線は、降り注ぐ。
通常値に戻ったのかもしれないが、通常にないものだって降ってくるのだ・・・セシウムだとか、ストロンチウムだとか・・・。

多分、重要なことは、メディアでは、報道しないのが、この国のお作法なのだ。