鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

賞賛されるべき日本人

2011-09-22 23:34:04 | Weblog
台風一過・・・。晴天とは、言い難く、曇り時々晴れ時々雨・・・みたいな・・・???

昨日は、台風の影響で、帰宅が困難になった方々の映像が、夕方からのニュース番組で、流れていた。
先の震災のときも、そうだったのだけれど、都心へ通勤されている方々が、ご自宅へ帰宅できない状態で、駅やバスターミナルで、交通機関の回復を待つ・・・ような状態だった。

就労するというのは、こういう困難もついてまわる。
何か悪い事でもしましたか?と天を呪う気持ちにもなるだろう・・・帰宅できないのだから・・・。

国家を運営されている政府や官僚トップの方々は、電車が止まろうが、雨が降ろうが、お抱えの公用車や自家用車が、あるので、影響は全くない。

それに引き替え、普通に働く人たちは、通常の業務で、疲れ果てているのに、休息の取れる自宅へ帰り着くことが出来ないでいる。

何のために、毎日、毎日、満員電車に揺られ、あるいは、100km前後の距離を移動し・・・。
それが、働く・・・ということなのだろう。

コレは、もう賞賛に値する。
褒められてしかるべき・・・。
世の中は、こんなに真面目に働いて、その働きに報いるどころか、否応なしに納税させられ、この苦労の結晶である税金が、無駄に使われているのである。

先日みた某・国営テレビの『生活保護』の実態を思い出すたびに、真面目に働いた揚句、家にも帰れず・・・といった方々と、働けるにも関わらず、働くことを拒み(・・・というよりは、希望に沿った職種につけないし、採用さえしてもらえないみたいな方々)、鬱々と引きこもっている人たちとを、どうしても比較してしまうのだ。
確かに、不況や派遣切りは、不運としかいいようもないし、現在就労できない人達に責任がある訳ではないだろう。
何らかの理由で、就労されていない方々も、辛い苦悩は、あるだろう。

年間自殺者は、3万人を超えた。
就労した挙句、うつ病などの精神的疾患を患い、死に至るよりは、生活保護を申請して、生き延びる方がいいか・・・。

大丈夫・・・就労できない理由は、数々あれど、帰宅困難になりながらも、真面目な就労者の皆様が、きみたちを支えてくれるだろう・・・。