鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『砂の器』~タイトルの意味するところは・・・???

2011-09-13 22:50:03 | Weblog
残暑厳しい一日。


週末の土曜・日曜と連続二夜の長いドラマ。
原作は、読んでいないのだけれど、映画で一度、拝見させていただいた。

確か・・・加藤剛さんが、作曲家の和賀英良を、若き?吉村刑事を、森田健作さんが演じられていたのだと思いますが・・・。

・・・原作発表から、数十年・・・時代も変わり、昭和中期の色を出すのも随分と時代がかってしまうものだなぁ・・・と思いながら。

玉木宏さん演じる吉村刑事が、ちと強すぎた感が否めないですかね?
あのギラギラ感は、なんだろう・・・???空襲で家族を失った浮浪児の過去を持つという設定でしたが・・・そのための演技でしょうか?
・・・それに、スタイリシュすぎたキライもある。
相方の小林薫さん演じる今西刑事もなんだか、少しおとなし過ぎか・・・。
係長の大杉漣さん、課長?役の榎木孝明さんは、いい味だしてたし・・・(官憲にしては、上品すぎか・・・?)、今井雅之さんに至っては、ヤクザ?役で、最初のちょっとだけの出演・・・ちと勿体ないかも・・・?
新聞の婦人記者の中谷美紀さん(・・・そういう女優さんのお名前でよかったかしら?)は、よくわからない存在でしたね?何のために出てきたの???ヒントメーカー???

・・・まあ、いろいろあるんですが、映画では、和賀英良親子が、故郷を捨てて、遍路の旅路を行く原因となったのは、父親のレプラ(らい病)のためだったけれど、今回は、殺人の疑いをかけられて、村を出奔した・・・という設定。

今、レプラは、感染力が弱くて、それ程、恐ろしい病気ではなくなっていて、差別があったことさえ、無きものにしたいくらいだから、レプラを避けたのかもしれませんが・・・。
原作は、どうなっているんだろう?
やっぱ・・・レプラの方が、物語としては、インパクトありそうですが・・・???

お年を召されても?山本学さんは、知的で魅力的で、子供と別れなければならない父親を切ないくらいに演じられていらした・・・。
あの方のお子さん役の佐々木蔵之助さんも、知的なイメージでしたかね?ちょっと繊細すぎかな・・・と思うけれど。

さて、この『砂の器』というタイトルは、この物語と、どう関係があるのでしょうか?
映像の中にヒントは、ありませんでしたが・・・見逃しましたかね???