灰色の空。午後から雨。
・・・何時までも、春の暖かさが戻ってこない。
今年は、花も遅いけれども、新緑の芽吹きにも、いまひとつ力がないような気がしている。
本日の画像。
自宅裏の雑木林の小さな緑の芽吹き。
冬枯れしていた先月とは、一転。
灰色の空の下で、緑は、目覚め始めたようだ。
陽光があれば、もっと透明な緑色になるのだけれど・・・などと思いながら、構図やら露出?やら、何も考えない所謂『バカチョン』で撮影。
この雑木林の中で、鳥たちは、生きている。
時々、木の根元に小さな卵が落ちていたりする。
地面は、湿性を好む墨ツボスミレが、江戸紫色、白色の小さな花を咲かせるもの今頃。
この雑木林では、ないけれども、あともう少しすると、ハナミズキが、フワフワと浮遊するような花を咲かせるし、ニセアカシアの林から、白い花房が、風に揺れて、香りを届ける。
ニセアカシアは、白い花が、薄い黄緑色の葉の中に埋もれて咲くようで、あまり目立たないのだけれど、芳香で、気づかされる。
そして・・・メインは、薔薇だ。
その芳香といい、形といい、ひとが、交配を続けて、より美しい形、より強い芳香、新しい色を作り続けて止まない。
・・・それでも・・・。
荒地に咲く、ワイルドローズのその香り、その姿には、かなわないような気がする。
野生の美しさは、誇ることなく、媚びることもない。
園芸種の薔薇は、肥料喰い、虫害、病気・・・人の手によって、作られたから、人の手によってしか、守るすべを知らない弱さがある。
去年の原発事故は、いつ起きても不思議はない脆弱さを、政府と電力会社が、必死に隠ぺいしつづけたけれど、地震によって、その老朽化したあわれな姿を暴かれ、無残にも露呈した。
人の手によって、つくられたのだから、人の手によって、収束させるしか方法はない。
しかも・・・人の手にあまる原子力を、制御する力は、まだどこにもない。
一見、何も変わらないように見える雑木林には、日々、以前の倍以上の放射線は、降り注ぐ・・・。
・・・何時までも、春の暖かさが戻ってこない。
今年は、花も遅いけれども、新緑の芽吹きにも、いまひとつ力がないような気がしている。
本日の画像。
自宅裏の雑木林の小さな緑の芽吹き。
冬枯れしていた先月とは、一転。
灰色の空の下で、緑は、目覚め始めたようだ。
陽光があれば、もっと透明な緑色になるのだけれど・・・などと思いながら、構図やら露出?やら、何も考えない所謂『バカチョン』で撮影。
この雑木林の中で、鳥たちは、生きている。
時々、木の根元に小さな卵が落ちていたりする。
地面は、湿性を好む墨ツボスミレが、江戸紫色、白色の小さな花を咲かせるもの今頃。
この雑木林では、ないけれども、あともう少しすると、ハナミズキが、フワフワと浮遊するような花を咲かせるし、ニセアカシアの林から、白い花房が、風に揺れて、香りを届ける。
ニセアカシアは、白い花が、薄い黄緑色の葉の中に埋もれて咲くようで、あまり目立たないのだけれど、芳香で、気づかされる。
そして・・・メインは、薔薇だ。
その芳香といい、形といい、ひとが、交配を続けて、より美しい形、より強い芳香、新しい色を作り続けて止まない。
・・・それでも・・・。
荒地に咲く、ワイルドローズのその香り、その姿には、かなわないような気がする。
野生の美しさは、誇ることなく、媚びることもない。
園芸種の薔薇は、肥料喰い、虫害、病気・・・人の手によって、作られたから、人の手によってしか、守るすべを知らない弱さがある。
去年の原発事故は、いつ起きても不思議はない脆弱さを、政府と電力会社が、必死に隠ぺいしつづけたけれど、地震によって、その老朽化したあわれな姿を暴かれ、無残にも露呈した。
人の手によって、つくられたのだから、人の手によって、収束させるしか方法はない。
しかも・・・人の手にあまる原子力を、制御する力は、まだどこにもない。
一見、何も変わらないように見える雑木林には、日々、以前の倍以上の放射線は、降り注ぐ・・・。