生きとし生けるモノにとって、もし前世というものが、本当に存在するのであれば、自分の前世とは、一体、何だったのであろうと、愚にもつかぬことを考えてみたりする。
前世での生き方、生活習慣、思想、文化・・・そんなものが、現世に反映されるのであれば、私は、間違いなく、猫か、ナマケモノか・・・と思う。
ぐーたらで、横になってばかりで、労働が嫌いだ。
猫だったら、あのひとに飼われてみたい・・・などと妄想するが、『あのひと』は、某ミュージシャンなので、高級な血統書などのついた猫でないとダメかもしれない。
大体、そのミュージシャンが、猫が好きかどうかもわからない。
ただ、一度・・・そのポートレートをみたときに、(猫を抱いていたら、素敵かもしれない)そんなことを思っただけで、つまらない妄想をしてしまった。
私が来世、再び猫に生まれ変われたとしても、その名前通り、その辺の駄猫のノラ猫の三毛猫くらいが関の山だろう。
さて、前世の話に戻る。生活習慣・・・とくに、食の好み・・・ということであるならば、間違いなく、齧歯類(げっしるい)かと思う。
栗鼠(りす)だったのかもしれない。
私は、前世、リスだったと思う位、ナッツ類が好きで、少し前に、隣国の航空会社の女性副社長が、従業員のキャビンア・テンダー(・・・スッチーとは、言わなくなったようで、客室乗務員ってことでいいのか?)に、暴力をふるったとか、振るわなかったとかで、逮捕されたようだけれど、彼女のナッツ好きも有名らしいが・・・彼女は、どうも、前世、リスだったという感じがしない。
ナッツにもいろいろあるけれど、幼少のみぎりから、一番好きだったのが、ピーナッツで、チョコレートに入ったものがとりとめもなく好きで、あればあるだけ、食べてしまう。
子供の頃(昭和の後期)は、ナッツ類といえば、都心より離れた地方では、ピーナッツと胡桃(くるみ)くらいしか手にはいらなくて、アーモンドは、高級品だった。
チョコレートに一粒、ぽっちりと入っているくらいで、それでもチョコレートに入っていると、今でも凄く嬉しい。
高校生の頃、通学路の途中に、木の実を専門に卸しているお店があって、小売りもしてくれた。
少ない小遣いの中から、カシューナッツを200gくらい買って、食べていたが、そのお店もいつの間にか無くなってしまった。
カシューナッツに限らないけれど、素焼きで、塩などまぶしていない方が美味しい。
ヘーゼルナッツやマカダミアになると更に、高級である。
ヘーゼルナッツは、西洋ドングリの実ということだけれど、トルコ産が、一番美味しいらしい。
これも、チョコレートを合わせると、最高だ。
マカダミアもハワイ原産で、高価で、コレ単体で、200グラムの袋売りをしていたので、買ってしまった。
1000円くらいだったと思うけれど、毎日10粒か20粒(・・・それ以上かもしれない)、紅茶のお供で食べた。でも、単体で食べるより、チョコレートで、コーティングした方が、マカデミアに限っては、美味しいと思う。
要するに、ナッツチョコレートが、大好き・・・ってことを書くのに、前世の話まで、持ち出して、こんなに費やしてしまった。