鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

2018年夏ドラマ②『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』

2018-10-03 21:20:19 | TV・ドラマ

曇りがちでも明るい夏日。

前回作品は、みていないけれど、その延長上の作品らしい(前回の主人公役が、上戸彩で、最初と最後に、チラリ・・・と出てくるダケ・・・)。

前回の主人公が、ベトナムで、謎の失踪。
焼死体となって、発見され、その事件に何らかのつながりを見せながら、本編の主人公役である沢村一樹がリーダーとなり、未然犯罪を予測するAIが、はじき出した事件を調査するうちに事件の核心に迫っていく・・・というストーリー。

前作に関係するのは、主人公のみだが、過去の様々な事件が、伏線となって、それぞれのメンバーの危うい心理と(心?というものを持ちえないであろう)AIとの共存が、テーマなのかも?
・・・というよりは、AIをコントールするのは、やはり、最終的には、人間なのだろうか・・・などと考えたりして。

AIによって、選別され、それぞれの階層で、それなりの幸せな・・・所謂、家畜化された人生が、果たして、本当に幸せなのかどうか・・・???などと、ドラマのテーマでもないようなことまで、思い至ったりで。


AIによるまだ起こっていない犯罪を未然に防ぐため、潜入捜査を行う資料分室の通称・ミハンのメンバー6人。
違法捜査もなんのその・・・?

罪を憎んで、ヒトを憎まず・・・ってか・・・。


個人的には、沢村一樹の出演するドラマは、たいてい、面白いと思っています。
お医者さんとか、広告屋さんとか・・・のドラマとか・・・ね。
ただ・・・ソレだけ・・・なんですが・・・。

個人情報その他、全てを、管理される社会への警鐘?なんでしょうかね???(そんな立派なものでもないか・・・テレビ自体、誰かの管理下に置かれ、国民洗脳に勤しんでいる昨今、愚民に警鐘なんて鳴らすハズもなしだしな・・・)

通販で、モノひとつかっても、それが、クレジットカード会社の記録に残り、ビッグデータに集約される。
国民の全て?を、監視し、管理される社会って・・・どうよ???
プライバシーなんて、あってないようなものですかね・・・。


ドラマ自体は、面白かったと思います。

過去の事件絡みで、男性嫌悪?感の激しい武闘派の女人で、最後の股間蹴りを完了すると気持ちよさそうな本田翼の格闘シーンが、カッコよかったし・・・。

ストーリーには、全然、関係ないけれど、作家の故・井上ひさしをドラマ化するなら、柄本時生以外に、適役は、無いんじゃないか・・・なんて思ってみておりました。ヴィジュアル的によく似ているような気がします。
今回は、資料室勤務の・・・腕利きハッカー役でした。

不思議な暗さの伊藤淳史の演技力?もナカナカなものだし、圧倒的フツーさで、どこにでもいるようなオジさんの七変化を演じた・・・技術屋的側面をもつ平田満の存在は、興味深いし、元特殊部隊員役で、セリフ棒読みと言われつつ・・・横山裕も・・・???それなりに存在感は、あったような気がします。