どんよりとした曇り空。
昨日、市内の或る御宅の庭に、さくらの花が咲いているのを見かけました。
ああ・・・十月桜(四季桜)だな・・・。
気温と日照時間などは、本来の春咲きのソメイヨシノなどの開花条件とは、変わらないような気がしますが、やはり、春には、春の、秋には、秋の空気というか・・・そんなものがあるし、寒さから、温かさへ向かう春と、暑さから、涼しさに向かう秋とでは、気分的にも違いがあるせいか・・・秋の桜は、華やぎが、感じられません。
ソメイヨシノのように、木に一杯咲く・・・というのではなく、ぽっちりと・・・なにやら寂しげな佇まいです。
亡父の菩提寺には、10月末頃から咲く十月桜の木があるのですが、秋に咲くさくらをみたのは、父が亡くなってからでした。
今年は、ソメイヨシノが、狂い咲きしているというニュースがありました。
台風による塩害が原因のひとつですが、塩害には、あまり関係のない海から離れた地域でも、ソメイヨシノの10月開花が、報告されているようです。
春と秋の饗宴・・・といいたいところですが、やはり、秋は、錦秋。
紅葉に軍配が、上がるような気がします。
年々、秋が遅くなる・・・というか、夏が長くて、秋を侵食し、あっという間に冬になる・・・秋が、楽しめない?そんな気候サイクルになってきてるのかもしれません。
どんよりとした曇り空が続いていますが、やはり、さくらも紅葉も、爽やかな晴天が似合うようです。