鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

債鬼(さいき)

2018-10-21 23:23:23 | Weblog

爽やかな秋晴れ。

冷え込み始めました。


インターネット接続プロバイダーのコンテツを見ていたところ、Googleを冠した表題の『当選おめでとうございます』という画面に、いきなり変わって、ご利用感謝の気持ちを込めて、i-Phoneだのタブレットだのをプレゼントします・・・ってことでした。

そりゃあ、新しいi-Phoneは欲しいけど・・・。

懸賞などに応募した記憶もないし、コレは、もしや、新手の詐欺か・・・?
ご丁寧にも、詐欺ですよ!と言っているかのように、応募タイムリミットのカウントダウンが始まった。

一応、ググってみると・・・。

『懸賞詐欺』らしいです。

『毎週土曜日の幸運な10名に選ばれました。』という文言ですが、詐欺られるのが、幸運というのは、盗人猛々しいってヤツですね。

恥を知れや。恥を・・・。

いくら情報弱者でも、そういうのには、引っ掛からないよ。サイトに飛ぶと、ヘンなウィルスを、送信されそうなので、立ち上がった画面を閉じました。


(突然ですが)10月になると、演劇を見たくなります・・・というより、劇場に行きたくなります。第二次演劇デヒューをしたのが、秋だったので・・・。

懸賞詐欺の話から、急に、演劇の話になりましたが(閑話休題)、『詐欺』というワードから、思い出したのが、『債鬼』という作品で、たぶん・・・スウェーデンの劇作家・ストリンドベリの戯曲だったかな・・・と思い、ググってみても、それらしき記述はありませんでした・・・記憶違いかな・・・最近、ボケとるしな・・・?

Amazonで、ストリンドベリの著作を検索してみたけれど、どうも再版されていないようで、古書が、1冊20,000円也とかで・・・。

『鬼火』とかも、彼の作品だったような気がするんですが・・・違っていたらすみません。


第二次演劇デヒューから少し経って、私自身、大劇場から中小劇場への移行があって、そのとき、知ったのが、ストリンドベリ・・・でした。

都内・森下にあったベニサン・ピット(←コレも今知ったのだけれど、閉鎖されたようですね。もう10年前に)という小劇場で、イスは駅のベンチのような・・・最低(・・・スズナリなんかは、座布団席だったけれど、それでも、座布団はあったし?)で、狭いし・・・それなのに、料金は、高額。
お手洗いなども、開演前、休憩時間には、長蛇の列。

本当の演劇見せてやるから!!!的なコンセプトで、客席を自由に動かしての舞台構成だったり、フランスから、デヴィット・ルヴォーだとか、アラン・アッカーマンといった外国の演出家を招聘。

小汚い工場跡地の空間に、コレ迄の観劇スタイルを変えるような(それでも、料金は、高額・・・コレばっかだな)新しい演劇空間を作ったと言えば、そう言えるかもしれません。

肝心の上演作品はどうだったのかというと・・・難解なものが多くて、地頭の悪いワタシには、理解できないものばかりでしたが・・・当時、TPTというプロジュースで、実力のある俳優ばかりが、集められていて、古代ギリシャ悲劇から、先のストリンドベリ、イプセンなどの北欧系古典、ジャン・コクトーや三島由紀夫など、演劇的に魅力的な作品の上演が多かったですね。

・・・で、その『債鬼』が、どう『詐欺』に繋がるかというと・・・唐代に、『討債鬼故事』というのがあって、騙されて財産を奪われた被害者が、加害者の息子に生まれ変わり、親の財産を、前世、被害のあった額だけ、使い果たして、若くして死んでしまうという・・・(でも、コレって不条理だよねぇ?もともと騙した加害者が悪いわけで、復讐した被害者も、早くに死んでしまうってのは・・・。因果応報というか、騙された時点で、恨みなどを解消できれば、カルマを作らずに済んだかも?という反面教師的な?何かなんでしょうかね)。

・・・要するに、詐欺サイトに誘導されそうになって、上記、数行の結論に至る迄、ど~でもいいような事をダラダラ記述した内容になってしまいました。ごめんなさい。

・・・で、結論↓
前述のGoogleを語る詐欺師達をはじめ、この世の悪意ある詐欺師諸君に、『債鬼』の応報があるかもしれませんよ???