良く晴れた一日。
・・・朝起きるのが大儀で、大儀で・・・。いっそ休んでしまえたら、どんなにラクなことだろう。
休むことに罪悪感のないひとたちが羨ましい今日。
銀漢・・・天の川。
少年時代・・・三人でみた天の川。
時は流れ、ある事件で、絶縁した小弥太と源五、そして、若くして、その命を落すことになる十蔵。
小弥太は、月ヶ瀬藩の名家老・松浦将監となり、一方、日下部源五は、郡方の役人のまま。
運命は、再び、彼らを結びつける。
政には、悪役も必要だし、きれいごとばかりでは、国は富まぬ。
国替の難儀を救済するために、将監と源五は、再び、同じ道を目指す。
幼馴染のひとり・・・十蔵を処刑したのは、将監。十蔵は、一揆の首謀者だった・・・。
老いてから思う・・・。
殺さずに、三人で、力を合わせて、生きていくという方法もあったのではないかと・・・。
若いときは、その方法しか思いつかなかった。
権力を手に入れ、貧しい国を富ますには、この方法しか思いつかなかった。
死の足音を聞きながら、将監は、月ヶ瀬藩にせまる危機回避を目論む。
年月の流れに、明らかになっていく過去の真実。
やはり、二人の出会いは、運命だったのだ。
それは、恋にも似た友情。
将監は、源五に言う。
同じ為政者でも、失政した前家老と私は違う・・・。
私には、源五という親友がいた・・・。命を懸けてくれる友がいたのだ・・・。
何を今更・・・と源五は、素知らぬ顔をする。
銀漢・・・天の川・・・。
そして、頭髪に白いものをいただいた五十路を過ぎた漢(おとこ)のこと・・・。
時を隔てなくては、とうてい辿りつけぬであろう長い長い時間という名の道のり。
端正で、秀麗。
こころゆさぶるような一冊。
・・・朝起きるのが大儀で、大儀で・・・。いっそ休んでしまえたら、どんなにラクなことだろう。
休むことに罪悪感のないひとたちが羨ましい今日。
銀漢・・・天の川。
少年時代・・・三人でみた天の川。
時は流れ、ある事件で、絶縁した小弥太と源五、そして、若くして、その命を落すことになる十蔵。
小弥太は、月ヶ瀬藩の名家老・松浦将監となり、一方、日下部源五は、郡方の役人のまま。
運命は、再び、彼らを結びつける。
政には、悪役も必要だし、きれいごとばかりでは、国は富まぬ。
国替の難儀を救済するために、将監と源五は、再び、同じ道を目指す。
幼馴染のひとり・・・十蔵を処刑したのは、将監。十蔵は、一揆の首謀者だった・・・。
老いてから思う・・・。
殺さずに、三人で、力を合わせて、生きていくという方法もあったのではないかと・・・。
若いときは、その方法しか思いつかなかった。
権力を手に入れ、貧しい国を富ますには、この方法しか思いつかなかった。
死の足音を聞きながら、将監は、月ヶ瀬藩にせまる危機回避を目論む。
年月の流れに、明らかになっていく過去の真実。
やはり、二人の出会いは、運命だったのだ。
それは、恋にも似た友情。
将監は、源五に言う。
同じ為政者でも、失政した前家老と私は違う・・・。
私には、源五という親友がいた・・・。命を懸けてくれる友がいたのだ・・・。
何を今更・・・と源五は、素知らぬ顔をする。
銀漢・・・天の川・・・。
そして、頭髪に白いものをいただいた五十路を過ぎた漢(おとこ)のこと・・・。
時を隔てなくては、とうてい辿りつけぬであろう長い長い時間という名の道のり。
端正で、秀麗。
こころゆさぶるような一冊。
とは 天の川 のことだったのですか~!
結構 好きな歌で(何でもジャンルは問わず)
都はるみ の『古都逍遥』よくカラオケで歌っていますが その歌詞に出てきて・・・・
別離は人の 常なるを
銀漢冴えて 水清く
ゆきて還らぬ紅唇よ
熱き心よ 今何処
あぁ 花も夢もかえらず
逢いたい逢いたい今の君に逢いたい
天の川のこと また五十路の白髪の爺
な~~るほど。 合点がいきました。
名解説 それに銀と白頭をかけた隠喩
ありがとうございました。
次回歌う時は きっと五十路の涙がほほをつたうでしょう
零細、かつ拙いブログに、お越しいただきまして、ありがとうございました。
先生には、二度ほどご鑑定いただいたこともあり、感激!!です。
先生は、よいお声なので、カラオケも、お上手なんでしょうね~~~。
葉室麟さんの『銀漢の賦』は、まさに、五十路にたどり着いた男の死を賭した最後の仕事を描いた玲瓏で鮮烈な時代小説です。
すっきりした読後感が残り、感動致しました。
そのうち、また鑑定をしていただきに、まいりますので、よろしくお願い申し上げます。
三毛猫堂(三柱に、『子(ねずみ)』が、立ちますのに、三毛猫でいいのか、悪いのか・・・)