朝から雪。午前中吹雪・・・午後からミゾレ混じりの本降りの雨・・・。
そんな悪天候の中、県央迄、雪中のサーカス見物。
流行病により、活動停止だった世界のパフォーマーが集結。
3年ぶりの公演なんで、観に行きましょう。チケット貰いましたので・・・と、相方からのお誘い。
・・・それにつけても。こんなに大雪警報出とるじゃないか・・・。
それでも、めげない相方。
『大丈夫。大丈夫。スタットレスなんで。』
アタシの車は、サマーで、ノーマルタイヤなんよ・・・雪道ダメだからさ・・・と言ったら、自宅迄の送迎つきでした。
宇都宮市郊外(日光市に近いんですかね?)、広大な敷地の中ある温泉宿泊のできる道の駅・ろまんちっく村に現れた大テント。
世界中から、この公演のために集まった超人的な身体能力をもつパフォーマーさん達の繰り広げるサーカス。
エンターティメント&アクロバティックな芸術。
事前に、地元テレビのニュース枠で、特集が組まれていて、大テント設営に時間が掛かり、練習が思うように出来ないパフォーマーさん達の取材をみて、やっと・・・3年待った公演!ってことで、2カ月間宇都宮公演が開催。
また見に行きたいかな・・・。
昭和後半に小学生時代を過ごした私は、地元に某・サーカス団が来たときに、担任教諭から、
『インフルエンザが流行しているので、出来るだけサーカスには行かないように。』
とのお達しがあって、サーカスに行くと、インフルエンザに罹る・・・ってコトで。
そして、人買い(人さらい)にさらわれると、サーカスに売られて、ムチで叩かれ、芸を仕込まれ・・・なんて、ハナシを本気で信じていた頃。
母は、娘をサーカスに連れて行く・・・なんて、余裕は、全くなかった・・・あの当時、母は、フルタイムで、市の保育所で、保母をやっていて、自分の仕事で、精一杯・・・とても、娘にかまっている暇なんかなかったから、私は、サーカスへ行きたい・・・とは、言えなかったし、言いませんでした(健気な子供でした)。
でも、昭和の頃のサーカスって、なんであんなに暗いイメージなんだろうな・・・闇の世界というか・・・。
小学校のクラスで、裕福な家の子は、サーカスに行った話をしておりましたね。
その話を聞いて、想像して、ドラマのシーンと重ね合わせていたけれど。
そんな昭和のサーカスと違って、今のサーカスって、凄いのね・・・。
娘をサーカスに連れて行かなかった母は、定年して、余裕ができたら、ひとりで、都内迄、シルク・ドゥ・ソレイユの公演を見に行っていました。
私は、この年齢になって、ナマのサーカスを初めてみることになったのでした・・・。