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映画『相棒Ⅲ』 

2014-05-06 22:52:29 | Weblog
 


くもりがち。肌寒い一日。


時間的に少し前後するけれど、お題の映画は、4月30日の夜の上映を鑑賞した。


本日の画像。

テレ朝のドル箱のドラマ『相棒Ⅲ』劇場版のチケット。


国民には、知らないことがたくさんある。
国民には、知ってはいけないことがたくさんある。
国民には、知られてはいけないことがたくさんある。

このドラマシリーズは、軽いコメディ・タッチの作品から、国家権力まで、幅広い事件を、二転三転させながら、最後まで飽きさせない上質のエンタティメントだろうと思っている。

クセのある杉下右京さんの独特の視点から、プロファイルされた犯人像に迫っていく過程が、面白い。

今回は、対防衛庁。
自衛隊特殊部隊とかつての自衛隊OB、生物化学兵器の製造をめぐり、国家の防衛と政治の絡みあいを描く。

テレビドラマとしては、他局と違い、舞台系の役者の出演が多いのも、嬉しい限りで、セリフも満足に言えないようなアイドルなどは、ほとんど登場しない(・・・と思う)。

作り込んだストーリーの展開と過去の作品とのリンク。
右京さんを取り巻く個性豊かなキャラクターたち。

初回は、2時間ドラマの単発だったけれど、今時珍しい、1シーズンが、2クールあるドラマ作りは、大変だろうと思う。
特に、このドラマの根幹を担う脚本家さんの苦労がしのばれる。

1時間のドラマ枠でも、空撮が多いけれど、映画となれば、スケール感も更にアップ。
離島での殺人をめぐる裏の裏を、緻密に計算しながら作られた映像は、映画館の大スクリーンならではの醍醐味。

・・・しかし・・・自衛隊ネタというと、どうも、野生の証明だとか・・・森村誠一路線を思い出してしまうのは、ワタシだけだろうか?

いづれにせよ、一般国民には、知らなくていい(或いは、知られてはいけない)世界を、ドラマとして描き出してくれる貴重な作品といえるかもしれない。

フィクションって、断ってますがね・・・?

それにつけても・・・ドラマに登場する小料理屋さんの『花の里』は、右京さん(及びその相棒他)しかお客さんがいない・・・。あれで、果たして、経営が成り立つのだろうか・・・『細かい事が気になるのは、私の悪い癖。』






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