鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『生きる力:帚木蓬生・著』

2013-08-15 22:50:01 | Weblog

日差しが、痛くて、暑い1日。

今日のお題。
現役の作家でもあり、お医者様(精神科医)でも、ある帚木蓬生さんの著作。
私と帚木蓬生さんは、彼のデビュー作(・・・だったと思いますが)、『白い夏の墓標』で、医学小説・・・というものに、初めて出会いました。
長編小説がお得意ですが、今日のお題『生きる力』は、日本の精神医学の実践者・森田正馬氏の生涯と彼の確立した『森田療法』を、わかりやすく解説した興味深い一冊です。

うつ病が、社会的に認知されて、その診断結果に疑いを持つ日々でもあります。
『本当に、うつ病か・・・仮病なのか・・・』
解雇権乱用法案に護られたエセ・うつ病患者の疾病利得を、まざまざと見せつけられる部署に勤務する私にとっては、疾病利得から程遠い処遇でありながら、自ら(軽度だと思うけれど)睡眠障害を自覚する身で、普通に勤務するのが辛くなってきている現在、『あるがまま』に、無理なく生きる・・・ことを根底に据えた『森田療法』には、こころ惹かれるところがあります。

正確に実践することは、難しいかもしれませんが、エッセンスだけを理解して、些細なことからでも、応用できそうな気がします。

自分の仕事の捉え方、生活、感情・・・全てにおいて、自分自身で、自分を見つめる。
徹底的に見つめて、観察する・・・。

今現在、睡眠に問題のある私にも、有益な提言がありました。

眠れなくて、煩悶するよりも、不眠状態を見つめて、観察せよ・・・そのうち、自然と眠りが訪れる・・・眠れないと思って、眠ろうとしても、目は冴えるばかり。
翌日の仕事が、気になるし、何より、仕事中の眠気が、怖い・・・そうなると、もう、不眠以前の問題となるからでしょう。

・・・どうせ、眠っても、眠らなくても、翌日が、辛い事には、間違いないようです。

だったら、観察してしまえ・・・。
眠れぬ状態を観察してしまえ・・・。

さて、今宵の眠りは、どのように観察致しましょうか・・・?
(しかし・・・観察しているうちに、再び、不安と心配事が、頭をよぎる・・・私って、いったい・・・?)



夏・・・読書・・・!(夏の読書②)

2013-08-14 22:50:12 | Weblog

猛暑・・・際限も無く。

暑い夏は、できうる限り、外出を控え、エアコンの効いた涼しいお部屋で、読書。
このうえもなく、極楽な空間・・・なハズで、あったのだけれど・・・。

最近は、どうも、この『読書』が、全く出来ずにいます。
このブログに標榜しているのが、『読書』なのですが・・・。

理由は、もう何度も書いておりますが・・・。
睡眠の浅さ・・・にあるようで、身体を横にして、さあて・・・本でも読もうかな・・・という、一種、リラックス体制に入りますと、数ページ読んだだけで、はや、眠気が・・・。

この眠気を捉えれば、安眠間違いなし・・・暫く、眠りにつくものの・・・数時間(大体2時間)も寝入ると目が覚めてしまいます。

目が覚めるときは、いつも、何かに脅かされているようで・・・。

例えば、試験の当日のような焦燥感に襲われたりします。
この試験の当日の焦燥感は、まだ、何も対策できていないのに、もう本番当日になってしまった・・・というような後悔に似た感情です。

・・・そうすると、このまま、たぶん、なにもせず、私の人生終わってしまうのだな・・・というネガティヴな感情に襲われて・・・結局、子供の頃から、何も変わっておらず、死ぬときも、こんな感情になるのかなぁ・・・。

結局、気持ちだけは、やろう・・・やらねば・・・と思いつつ、身体は、ついていかず、重大なイヴェントも100%力を出せず、目の前で、立ちすくみ・・・具合が悪くなり・・・やはり、何もせぬまま、逃げてしまう・・・そんな状態。

・・・そんな気持ちに襲われるのが、この頃の覚醒時。
だから、眠るのが、怖い。
目覚めが、怖い・・・。

夏の読書について、書くつもりが、再び、睡眠障害の話になってしまいました。

夏の贅沢は、涼しい部屋の読書に尽きる・・・ってことを、書きたかったのですが、結局、こちらも、書けず仕舞いで、終わってしまいました・・・ああっ!

そして、同じような事を、3年前にも書いております・・・絶句・・・。


ノン・アルコール・ビールの謎~幻の酔感

2013-08-13 22:52:46 | Weblog

曇りがちながらも、暑い一日。

 
昨日、食事をしたお店は、私の居住地から(車で)1時間くらいの場所にあって、お誘い下さった方の地元だったので、食事のお供は、アルコールではなくて、ソフトドリンクを頂くことにした。

焼肉には、やっぱ、ビールでしょ。

されど、私は車だし。

『二人とも、車なので、お酒は、飲めないね・・・。』
という会話を聞いて、お店のひとが、
『では、ノン・アルコール・ビールは如何でしょうか・・・。』
とすすめて下さった。

『それじゃ、ソレふたつ・・・。』

『乾~~~杯!』

内心・・・きっと、炭酸飲料モドキなんだろうな・・・と思っていたところ。
外見も味も、ビールであった(当然か・・・)。

『普通のビールと変わりないね・・・?』

食事が進むうち、備長炭の熱と、アルコールもどきのビールなのに、何だか、酔ってきたように、顔に熱を帯びて、赤くなってくるのがわかる・・・。

『あのね・・・なんか、酔ったみたいなんだけど?』
そういうと、
『いや。アルコール入ってないから、気のせい、気のせい。どんどん食べて。』
と相方は、二杯目を追加注文。
『気のせい・・・かな、やっぱ・・・?』

不思議な飲料・ノンアルコール・ビール。

あの酔感は、一体、なんだったのだろう?

しかし、何の障りもなく、車を運転できたし、21時少し過ぎて、自宅に戻れたのだから、やっぱり、気のせいだったのだろう。



夏の夕刻

2013-08-12 23:10:14 | Weblog

昨日よりは、少しだけ、気温が下がったけれど、猛暑な1日。

休暇3日目。

夕刻から隣市にて、食事。
高台の雰囲気のあるレストランで、暮れなずむ街並みを眺めながら、優雅な一刻。
入店したときは、まだ、落日には、少し時間があったのだけれど、段々、暮れていく暑い夏に、少しだけ、夏の翳りを感じた。
夏の夕刻・・・。
静かなロケーション・・・。

私には、贅沢すぎる食事で(普段、アイスクリームと珈琲だけ・・・だとかなので・・・)、勿体ない気がする。

世の中には、こういう贅沢な食事も存在するのだろうけれど、こういうのは、1年か、2年に一回くらいで、いいような気がする。

備長炭で焼いたお肉の柔らかさには、感動なのだけれど、一口で充分。
(つくづく、貧乏性ですね・・・)

8月の初旬には、何の予定もなかったけれど、休暇に入って、お誘いがあった。


休暇を、ウダウダ過ごして、贅沢な食事をして・・・なんと、バチあたりなことだろうと思う。

こんなことを思う自体、私は、根っからの貧乏性。


・・・なんだか、もう会社へ行って、働きたい気分になってしまった夏の日の夕刻・・・。


残暑のお見舞い。

2013-08-11 22:50:41 | Weblog

最低気温が、30℃って・・・。
自室に籠る以外、暑さの凌ぎようがない・・・ってのは、このことですね。

エアコンを使っても、この部屋は、29℃までしか、下がらないし、うとうとしていても、汗まみれで、目が覚めてしまいますし・・・。

なんっつう・・・暑さ。

食欲もないので、ひたすら、炭酸水(お気に入り・ゲロルシュタイナー)と、オーストラリア産のオレンジ(1個98円で、スーパーで売られていた。果肉がジューシーで、美味しい)、出始めの巨峰と、メインのアイスクリーム、ホット珈琲。

これらが、露命を繋ぐ、食糧品となるのだけれど。

日没が、少し早くなって、つくつくぼうし、とんぼ・・・そして、秋の虫も鳴き出して、夏の勢いも、わずかづつ衰え初めてもよさそうな時期だけれど、今年は、まだまだこれからのようです。


残暑お見舞い申し上げます。


夏の日差しを避けて、引きこもりの部屋から、残暑のご挨拶。


溶けて・・・しまうかも・・・?

2013-08-10 22:54:07 | Weblog

午前8時には、室内温度が、30℃近くなっていて、猛暑復活。

お昼少し前に、(この暑さなのに)熱い珈琲とアイスクリームで、軽い食事(・・・とは、言えないけど)。
午後2時半に自宅を出て(・・・この暑さなのに)、市内のファミレスで、4年ぶりに、友達に会う。

日頃は、電子メールでのやり取りだけだったけれど、久しぶりにお会いしましょうということになったのが昨日の夜。

彼女は、5年前のリーマン・ショックの直後、解雇されて、去って行ったひとりでもあった。

ケーキとお茶で、2時間・・・夕方まで、話をする。

不思議と怪我の多いひとで、細長く綺麗な指が、紫色に腫れた。
骨にヒビがはいったかも・・・と言っていた。

彼女と別れて、車にのったら、車外気温が、40℃になっていて、こんなに暑かったのだな・・・と思う。
まるで、溶けてしまいそうな暑さ。


数日前、MP3に落したCDを聴きたくて、1時間ばかり、ひとりでドライヴしてみた。

以前に、勤めていた大学病院の周辺を巡って、以前とは、全く違っていて、医大中心に、開発されたハイソな小都市のイメージだった。

・・・こんなところに、小さくも瀟洒な家を建てて住んでみたい・・・と思う。

帰りに、自宅近くの複合商業施設の中の食料品売り場で、水、アイスクリーム、果物を買って帰る。
食糧品売り場の気温の低さに辟易する。
腕が、冷たくなって、風邪引きそうだ。
食糧品をレジ袋に入れて、外へでると・・・今度は、熱風に煽られて、自宅に戻る。

・・・なんというか・・・。

溶けそうな夏季休暇の第一日目・・・。


とりとめもなく・・・終わる。

銀色の羊の言うことにゃ・・・・

2013-08-09 22:51:28 | Weblog
 
銀色の羊の言うことにゃ・・・

『私が下手な子守歌を歌ってあげようか?それでも眠れないなら、羊を数えてあげようか・・・。』

それなら、数えて・・・。

999,999,999匹・・・10億には、一匹足りないけれど・・・。

今夜も羊は、大暴走。

煩くて、眠れやしない・・・。


銀色の羊の言うことにゃ・・・

羊が、一匹・・・
羊が、二匹・・・。

羊が、千匹・・・もう飽きた。


銀色の羊の言うことにゃ・・・

それでも、今夜も眠れぬのなら、わたしは、先に寝てしまおう・・・!

おやすみなさい・・・。


そして、おはようございます。


三千世界・・・。

2013-08-08 22:48:25 | Weblog

空気が、重くて暑い一日。


三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい・・・。

・・・高杉晋作の都々逸ということですが、この三千世界・・・たぶん、この世の全て・・・みたいな意味なのでしょう・・・。

この広すぎる世界から、朝、けたたましく鳴く鴉を一掃して、誰にも邪魔されず、好きな女性と過ごしたい・・・ってことなんでしょうね・・・たぶん。

かなり、昔ですが、『世阿弥』という演劇を見たとき、
『三千世界に火を放ち、思いのままに舞い狂う・・・』
という科白(歌)を歌う白拍子が出てきて・・・コレが、白拍子だったのか、只の芸人だったのか、記憶が遙か遠くて、そして、この舞台を見ながら、寝てしまったという不覚。

『三千世界に火を放ち、思いのままに舞い狂うだと・・・?仏の世界を焼き尽くすとは、なんと、気の強い・・・。』
そんなふうに続いたと思うのですが・・・。

この世の全てを焼き尽くしてまで、舞い狂うのは、好きなおとこ(世阿弥)のためだったのでしょうか?

8月は、世界で初めて、民間人の住む地上に原爆が、落とされた月でもあります。
つかこうへいさんの戯曲『ヒロシマに原爆を落とす日』の中で、原爆投下のスイッチを押した犬子恨一郎の
『愛するおんなの上に原爆を落とす・・・』
というモノローグがありました。
原爆投下のスイッチを押せる人間とは、一体、どんな人間だったのでしょうか?

全てを、地獄の業火で、焼き尽くす・・・。
愛するおんなさえも・・・。
愛するおんなは、自分の手で、葬る・・・それが、彼にとっての三千世界に火を放つ・・・ということになるのでしょうか・・・。

三千世界という仏の世界を焼き尽くしてまで、そこの棲むすべての鴉を殺してまで・・・得たいものは、一体何だったのでしょうか・・・。



立秋の朝・・・。

2013-08-07 22:47:39 | Weblog

立秋・・・なのに、梅雨時のように、湿度が高く、暑い一日。


先日、強制的に行われた会社のストレス診断で、『抑うつ』の判定を受け、医務室から、要面談ということで、指定された日に、カウンセラーと30分の面談を余儀なくされている。

指定期日は、来月の下旬。

・・・でもなぁ・・・。
『抑うつ』は、この会社の体質に不満があるから・・・という要因が、ほとんどだから、会社側の人間と面談したって全く意味がない。

敵?に弱みなんて、見せられるものか・・・。

それに、9月以降の契約だって決まっていないうえに、何故か、子会社異動の噂が、一人歩きしている現在・・・コレで、抑うつになるな・・・っていうほうが、無理ってもの。

やってられるか・・・と毎日、毎日・・・そう思う・・・。

・・・そんなこんな・・・で、私の不眠は、治るどころか、酷くなる一方である。

夏至の頃に比べれば、日暮は、早くなってきているものの・・・明け方は、それ程、変わらないようだ。

夜が逃げてゆき、あたりが、少しだけ明るくなってくると、まず、鴉が鳴き出す。
そして、蜩が、鳴き出す。
一匹鳴き出すと、仲間達で、合唱を始める。
正に降る感じだ。

そして、今日は、ホトトギス。
そして、立秋をまっていたかのように、つくつくぼうし・・・今年は、随分と早い。
平年だと、お盆過ぎくらいに、初鳴きを聴くのに・・・。

隣の建屋に、書類を受け取りに出ると、熱暑の中、トンボが飛んでいる。

夏の中で、生うまれたてのまだまだ小さな秋の赤ちゃん。

抑うつの私を、大人の秋の憂いが、訪れるのは・・・たぶん、もうすぐ・・・。


アルコールな眠り

2013-08-06 22:55:54 | Weblog

午前中から、雷雨。昼過ぎは、晴れ。宵には、再び、雷雨。不安定なお天気。

眠れない・・・という話ばかりしている。
ごめんなさいね~~~。

このまま、眠らずとも、昼間の仕事中に眠気が起きなければ、眠れなくとも構わない・・・と思う。
特に、会議などの全く無い日で、管理職が、在席中の眠気は、拷問だ。

私の隣のにいちゃんは、仕事中、時々、眠っていらっしゃるようだった。
スマホが、ポケットから、滑り落ちて、ボトリ・・・と結構、大きな音がしたのに、気が付かないでいるので、拾って、デスクの上に置いて差し上げた。

仕方がない・・・彼は、生産会議の資料を夜中まで、かかって作っていたのだから・・・。

起こさぬように寝かせてあげよう。

入眠に問題がある私にとって、アルコールは、一種、魅惑の飲み物でもある。
アルコールって言ったって、せいぜい、5%程度の麦の味のする、所謂ビールというヤツしか飲めないけれど・・・。

・・・面白いくらい眠くなる・・・一瞬。
しかし・・・醒めるのも早い。
アルコールだから、寝覚めのときは、全身、汗まみれになっている・・・夏だしな・・・。
しかも、2時間程度しか、睡眠が持続しないので、効率は、悪いうえに、続飲すると胃がヘンになるから、せいぜい、1週間に2回くらい、食事と一緒に飲む程度。

寝酒に、ラム酒なんてのは、どうだろう?
まだ、経験がないので、今度、小瓶で、買ってみようか・・・?

眠るために、アルコールを摂取するのは、正しくないような気がしている。
アルコールの眠りは、一種、作為的な気がするのだけれど・・・。

潰れるまで飲む・・・なんてことは、無理だし(第一、理性が許さないし)、酔い潰れて、電信柱?に抱きついて、そのままお眠りになってしまう友達を、やっとのことで、自宅までお送りして、それから、帰る・・・なんてことも、若いうちだけで、今は、そんな友達もいない。

・・・なので、家酒になるけれど、コチラは、油っぽい食事の為のアルコールだから、健康には、超悪い。