日差しが、痛くて、暑い1日。
今日のお題。
現役の作家でもあり、お医者様(精神科医)でも、ある帚木蓬生さんの著作。
私と帚木蓬生さんは、彼のデビュー作(・・・だったと思いますが)、『白い夏の墓標』で、医学小説・・・というものに、初めて出会いました。
長編小説がお得意ですが、今日のお題『生きる力』は、日本の精神医学の実践者・森田正馬氏の生涯と彼の確立した『森田療法』を、わかりやすく解説した興味深い一冊です。
うつ病が、社会的に認知されて、その診断結果に疑いを持つ日々でもあります。
『本当に、うつ病か・・・仮病なのか・・・』
解雇権乱用法案に護られたエセ・うつ病患者の疾病利得を、まざまざと見せつけられる部署に勤務する私にとっては、疾病利得から程遠い処遇でありながら、自ら(軽度だと思うけれど)睡眠障害を自覚する身で、普通に勤務するのが辛くなってきている現在、『あるがまま』に、無理なく生きる・・・ことを根底に据えた『森田療法』には、こころ惹かれるところがあります。
正確に実践することは、難しいかもしれませんが、エッセンスだけを理解して、些細なことからでも、応用できそうな気がします。
自分の仕事の捉え方、生活、感情・・・全てにおいて、自分自身で、自分を見つめる。
徹底的に見つめて、観察する・・・。
今現在、睡眠に問題のある私にも、有益な提言がありました。
眠れなくて、煩悶するよりも、不眠状態を見つめて、観察せよ・・・そのうち、自然と眠りが訪れる・・・眠れないと思って、眠ろうとしても、目は冴えるばかり。
翌日の仕事が、気になるし、何より、仕事中の眠気が、怖い・・・そうなると、もう、不眠以前の問題となるからでしょう。
・・・どうせ、眠っても、眠らなくても、翌日が、辛い事には、間違いないようです。
だったら、観察してしまえ・・・。
眠れぬ状態を観察してしまえ・・・。
さて、今宵の眠りは、どのように観察致しましょうか・・・?
(しかし・・・観察しているうちに、再び、不安と心配事が、頭をよぎる・・・私って、いったい・・・?)