鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

雪予報

2016-01-18 20:52:50 | 自然・気象

午前中、みぞれまじりの雨、そして雪。寒い一日。

先週末頃から、週明けは、雪の予報が出ていて、かなりの積雪量?が見込まれる・・・(最近は、大袈裟な予報が多いけれど、雨でも風でも雪でも・・・、災害が起こるレベルを想定して、早めの準備は、必要かもしれない)・・・ということだったので、週末のうちに、食糧品などの買い出しに出かけた。

クレジットカードの引き落としの口座に現金が、もうほとんどないから、複数ある口座に、僅かに残った預金をかき集める為、ショッピングモール内のATMコーナーに立ち寄った。6つの銀行のATMがあるので、便利なのだった。

ATMの利用手数料も、銀行によって、無料だったり、108円だったり、216円だったり・・・、そして金額によって違っていたりで、厄介である。

ちょうど、五十日(ごとうび・・・って今は言わないのかな?漢字変換できなかった)の金曜日だから、混雑していると思いきや、ソレの程でもなく、ラッキー!と思った(今は、25日の方が混雑するのかも)。

私の利用したい銀行のATMは、高齢者がひとり。
ショッピングカートのカゴの部分に、手提げバックを置いて、何やら、探し物をしている。

キャッシュカードなのか、お財布なのか・・・。

ごそごそ・・・ごそごそ・・・。

なかなか、見つからないのか、ATM利用には、至らない・・・ゴソゴソ・・・。ATMの前で、ごそごそ・・・ごそごそ・・・。

(・・・ああ・・・!!!もう、ATMに並ぶ前から、きちんと用意しておけばいいのに・・・。)

イライラしてきたので、同じショッピングモールの徒歩2分くらい離れた場所にあるATMで、現金を引出した。
その場所は、一つの銀行のATMしかないので、再び、モトのATMコーナーに戻り、さっき引き出した現金を、クレジットカード引き落とし用の銀行口座に、入金しなければならない。

先程のゴソゴソ・・・の高齢者の姿は、なく、私が入金しようとしいたATMの前には、

『申し訳ございません。ただいま準備中です。』

の立札があって、現金輸送担当の警備員が、立ちはだかっていたのであった・・・。
現金投入?(或いは回収か?)の作業時間になってしまったらしい。

(・・・ああ・・・あのババアが、いなければ、間に合ったのに・・・・)

仕方がないので、食糧品を先に買い込もうと思った。

食糧品売り場は、このATMコーナーの反対側にあって、徒歩5分は、かかる。

帰りは、食糧品で、重いからなぁ・・・。

結局、その日は、入金を諦めた次第。

そりゃあ、今は、暇だからいいけどさ・・・。いつでも行けるしな。

人は、知らぬまに、誰かに迷惑をかけているのかもしれない・・・もしかすると、ワタシも・・・???






消化/テレ東・大食い選手権世界大会

2016-01-17 22:15:12 | TV・ドラマ

一昨日は、月に一度の観月会で、創作懐石料理を食しながら、月を愛でよう・・・ということで、2年1ヶ月前に始まり、現在迄、続いている。
初めて訪れた2014年1月15日は、丁度、満月で、東の空からのぼる満月が、冬の空の中で、カチカチに凍っていたのを思い出す。

それから・・・毎月15日。

高層ビルの展望ルームにあるこのお店に行くことになったのだった。

毎月16日は、ほとんど何も食べずに過ごす。せいぜいお茶を飲むくらい。
前日の献立は、私にとっては、食べ過ぎなので、翌日は、お腹が空かない。
そして、これらのご馳走を、消化するのに、大変なエネルギーを使うようなのだ。

ひとは、生きていくために、食事をする。
ほとんど・・・例外なく・・・。

食べられなくなったら、死ぬときなのだろう・・・(例外もあるかもしれない。植物状態でも、生き続ける場合もあるだろうし、空気と水だけあれば、生きていけるというヨガだか何だかの修行をしたひともテレビに出ているのを見たことがある)。

摂取した食物を分解して、たんぱく質だの炭水化物だの脂肪だのビタミンだのミネラルだの・・・とそれぞれに分解する過程で、相当のエネルギーが使われる。それを適材適所に分配するために、更なるエネルギーを必要とするようなのだ。

エネルギーを得るために、エネルギーが使われるのだが、私の身体は、エネルギーを得るちからよりも、エネルギーを使うちからの方が、勝っているらしく、大食した日の翌日は、眠くて仕方がないし、実際に、起きていることが苦痛だ。コレは、もう、ヒトとしては、ダメなんじゃないだろうか・・・と思う位、眠らないと回復しない。

そんなことを考えながら、年の初めに録画しておいたテレ東の『大食い選手権・世界大会』なる番組を見ていた。

今年は、去年の優勝国アメリカ、日本、イギリス、台湾の4か国で行われて、すき焼き丼、ピザ、ロブスターサンドウィッチ、リゾット・・・などなど、ニューヨークの有名処のメニューが沢山出ていて、食べたいな・・・と思うお料理ばかりだった。

ルールは、30分間、同じメニューを食べ続けて、たくさん食べた方が勝ち・・・というものだったけれど、総重量3キロ、4キロ、5キロ・・・と、普通より細身の日本人選手たちが、カラになったお皿を積み上げていく。

予選から数日間、毎日、食べるのだから、身体が、食物を消化している時間がないのではないだろうか・・・と思ってしまう。

医学的にみて、フードファイターと呼ばれる大食いのひとたちは、胃の容量が極端に大きかったり、身体に貯めて消化することなく、食後、数時間で、排泄してしまったり、舞台裏では、嘔吐してしまったりと聞く。
嘔吐は、苦しい。

しかも同じ味の料理を食べ続けなければならない苦痛。味の麻痺など・・・こんな苦行もあまりないのではないだろうか・・・。

食が進まない身には、大食いは羨ましい限りなのだけれど。やはり、コレもエネルギー代謝の異常なんだろうと思う。

それを見世物にするのだから、やはり、強靱な身体と精神が必要なのだろうと思いながら、見ていた。





第25回目の観月会

2016-01-16 23:30:15 | 食・料理

昨日(15日)は、毎月定例の観月会。

去年から、月に恵まれない観月会となっている。
昨日も、空が曇っていたので、月は、見えなかった。

1月の第三週目の金曜日。

官庁街のこのお店で、新年会が行われないハズがない。
駐車場入口では、警備員さんに、

『今日は、予約で満席なので、入場できないのですが・・・』 

と言われ、1ヶ月前に、予約しているのですが・・・といったら、通してくれた。


15階の展望ルームを通り、お店の前に行くと、本日満席のご案内が。19:00から予約していたので、新年会は、宴もたけなわ・・・状態だった。
総勢30名未満くらいの団体さん(カウントしておけばヨカッタかな?)で、にぎわっていた。

いつものカウンター席も一杯だったけれど、いつもと同じ場所で、ノンアルコールビールで、乾杯。

先付、前菜、椀物、御作り、焼き物、揚げ物など、先月のメニューとほぼ同一。ご飯ものが、雑炊から、炊き込みご飯となめこ赤出汁味噌汁に変更。

焼き物は、メインの和牛の朴葉焼、胡桃味噌。

これは、毎月でも飽きない。

お正月を意識してか、前菜には、黒豆の煮物などもあって、やはりここは、贅沢な食事を楽しめる。


先日、何気なく、インターネットを見ていたら、シベリア鉄道でいくバイカル湖ツアーという旅行の広告が出ていたので、相方に話をした。

ハバロフツクまで、旅客機で行って、シベリア鉄道で、2日間、バイカル湖を見て、イルクーツクから、ウラジオストック迄、旅客機、それから東京へ戻る旅。

『ようするに、バイカル湖で、バイカルあざらしの赤ちゃんが見たい・・・ってことですね?』

『そう。それに、シベリア鉄道に乗ってみたいんだよ。ワタシ。』

相方、鰤の味シミシミの大根を食べながら、釘を刺すことを忘れない。

『ヨーロッパ関係というか、特にロシア内の列車だと、かなり揺れるし。2日間も乗りっ放しだと、きみ、具合悪くなるんじゃない?』


世界一透明度が高いバイカル湖。

地図を見ると、それ程遠い感じは、しない・・・すくなくとも、ニューヨークよりは・・・。
ユーラシア大陸だし、ウラジオスットクなんか・・・地図でみると、お隣や・・・。

そう思っていた・・・。

成田―ハバロフスク・・・直行便で、約3時間、乗り継ぎは、約10時間。

イルクーツク-ウラジオストック・・・ 直行便で、約4時間20分、乗り継ぎ便は、約7時間

ウラジオストック-成田・・・約2時間半、乗り継便は、約6時間(ソウル経由だと20時間???)

意外に、遠い所のようです・・・。

特に、乗り継便(ソウル経由)だと、ニューヨークへ行く方が、時間的に早いようです。



影子日記~皇后(仮)の誤算(2)

2016-01-15 22:50:25 | 皇室

近年の科学技術の進歩は、目覚ましい。

スマートフォンの普及は、一瞬にして、その場で起こったことを動画や画像にして、全世界に配信できる。これまでの、都合が悪いからなかったことにしよう・・・という隠蔽が難しくなってきたのかもしれない。

かつての『天皇(或いは、皇室)』は、日本国の象徴であった(もちろん、今でも、憲法には、そう書いてある)。
『象徴』である家系に生まれついたからには、『私』は、無いに等しい。
あくまでも『公人』でなければならい。
『公人』を演じられなければ、それは、天皇(もしくは皇族)ではない。

それ故に、かつての皇室・菊のカーテンは、国民に対して、開かれることがなかった。

それを、ひらいたのは、民間から入内した正田美智子氏という美しい女性であった。

正田美智子氏は、上手く演じた。マスコミを操作し、自分に不利益なことは、上手にスライドして利用する。

昨日、敬宮内親王が、メディアに登場する際、影武者を立てているという噂が広がっていることを記した。
有吉佐和子氏の著作『和宮様御留』でも描かれていたし、過去、たぶん、千数百年(皇紀は、2676年であるけれど)続く、朝廷、内裏というところでは、何度となく、行われてきたことなのだろう。人の目さえ、遮れば、都合の悪いことは、無かったことにできる・・・。

ヒトの首をすげかえるなんてことは、造作ないことだったに違いない。

長きに渡る近親交配で、皇室には、いわゆる『ごゆっくりさん』だとか、知障、発育不良などの誕生も多かったようだ。江戸時代、徳川家に婚姻した公家の子女に、成人しても3尺(1メートル未満)の身長の御台所の記述などもある。

敬宮内親王に関しては、海外では、試験管ベビーということが周知のことのようだけれど、不妊治療、特に、顕微授精などは、もう民間レベルで行われている・・・となれば、敬宮内親王と同じ受精卵など、いくつも存在するのではないだろうか。潤沢に資金がある皇室などでは、一般家庭の不妊治療どころではなく、最先端の技術を要求しただろうし、祭祀王の系図を絶やさぬために、イトメは、つけないだろうから、失敗に備えて、スペアは、複数、より多く、確実に用意したハズである。

そして影武者の作成、育成、維持にも多額の資金が使われているのかもしれないと邪推している。潤沢にあったハズの皇室の資産も何故か目減りしているし、いろいろなモノが売却されていると聞く・・・中には国宝的価値のあるものも・・・。一説には、東宮妃の実家・小和田家の負債の返済などと言われてきたけれど、不妊治療だって安価ではない。
普通の家庭では、そう何度もトライできることでもないだろう。

そんなことを考えていたら、ふと十数年前に上梓された『シャルトル公爵の愉しみ・名香智子・著』という漫画を思い出した。

純然としたフランス貴族で、財閥で、大富豪で、お金で、解決できないことは・・・たぶん、あまりない・・・という一族の物語で、長男が、成人後ハシカに感染し、不妊になってしまった。それなのに、ちゃんと子供が授かる・・・。
ハシカ感染前に、大人の印をみたときから、毎年、精子を凍結保存して、万一に備えていた・・・というオチである。
この一族、母親は、生粋のレズビアンで、男性にキスされると吐いてしまうほどだけれど、何かの間違い(アルコールが原因と思われる)で、二人の子供を授かったりする。漫画ですから・・・。
そんな彼らにも、ヒトの心は自由にできない・・・というお悩みもあった。

スペアの受精卵や、別人を使って、内親王差し替えも、昔なら、容易な事だっただろう。
科学技術の進歩が、今、皇室で行われてようとしている(???デマかもしれないが???)出来事を、一方で可能にし、もう一方で、暴露するという両刃の刃となったようなのだ。
皇后の誤算なのだろうと思う。

自らの手で開いた菊のカーテンの内幕を晒すことになるとは、年を経て、あと余命いくばくの御老体で、たぶん・・・眠れぬ夜を過ごされているであろう正田美智子氏は幸せだったのだろうか?

日々衰えて、醜悪にさえなっていく美貌を、鏡でみるたびに恐怖することは、なかったのだろうか?






影子日記~仮称・皇后の誤算。*追記あります。

2016-01-14 21:31:26 | 皇室

私は、現代の皇室について、何の興味もない・・・というか、去年の11月迄は、皇室なんて、在っても無くてもどうでもよかった。

私にとって、皇族や華族は、三島由紀夫が自決したときに、既に、終わった。
物語の皇族・華族には、憧れたけれど、現代皇室については、私には、関わりすらない世界だと思っている。
それは今でも全く変わっていない。

されども・・・暇を持て余す身だから、終日、引き籠り、インターネットと付き合っているうちに、皇室保守系ブロガーなる方々のブログを閲覧するに至った。


『BBの覚醒記録。無知からくる親中親韓からの離脱、日本人としての目覚めの記録』
⇒  http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001


『でれでれ草 DereDre Gusa』
⇒  http://e-vis.hatenablog.com/


(追記:上記の2つのブログは、2017年8月下旬頃より、削除されていて、閲覧不可能となっているようです)

両ブログとも、女性の手なるブログで、更新されるごとのヴォリュームといい、検証画像といい、半端ない。

BBさんは、理路整然、検証が確実でない場合には、断言しない潔癖さ、ディベートに重きを置く、相当、理知的な書き手である。

でれでれ草さんは、BBさんを柔らかくしたような、かつ秀逸なコラージュ、画像解析を行う方で、センス抜群。
スピリチュアルの観点からの意見も。

内廷皇族つまり東宮家の敬宮愛子内親王が、メディアに登場するたびに、ご本人ではなく、別人が、入れ替わっているという『でれでれ草』さんの検証である。

海外において、敬宮内親王さんは、試験管ベビー、自閉症ということは、周知のことのようである。

知らないのは、日本人だけ・・・(情報の統制があるらしい)。

天皇家で、女性天皇即位、或いは、女性宮家の設立は、現・皇后とされる正田美智子氏(一説によるとこの方の皇后立后は、皇室会議で承認されておらず、先の昭和天皇崩御に際し、ドサクサに紛れての立后であり、勝手に皇后の称号を名乗っているとのことなので、ここでは、美智子皇后という記載は、避ける)の悲願であり、敬宮内親王さんの障害を隠し通さなければならない・・・という理由があるようだ(他にも、理由はたくさんあるようで、どうしても、徳仁親王→敬宮親王でなければ、都合が悪いらしい)。

去年の後半から、東宮家へのバッシングが、正田美智子氏へ向かっていった。

日本国民の知る慈愛の皇后。皇室で、バッシングされながら健気に公務を行う可哀相な皇后、国民を思い質素な生活に甘んじる皇后、深窓の令嬢だった皇后・・・全てが、ウソ、偽りであることが、検証されはじめ、インターネットの普及によって、拡がって行った。

内親王の影武者・影子。
有吉佐和子氏の『和宮様御留』で、皇女和宮が、影武者を立てて、徳川家へ降下したというフィクションを思い出す向きも多いだろう。

先のサイト(でれでれ草さん)では、影武者・影子は、確認されているだけで、現在少なくとも2名程は、いるらしい・・・とのことであった。

インターネットが普及しないままだったら、だぶん、国民は、知る由もなかっただろう。

・・・とはいえ、インターネットの世界も玉石混合。

嘘・偽り・デマ・中傷・・・事実はどこにあるのだろうか。
事実なんてものは、もしかしたら、存在しないのかもしれない。


正田美智子氏の最大の誤算は、自分自身によって、開かれた皇室をアピールしたこと、インターネット普及と小和田雅子氏の入内だったようだ。

この3つの誤算がなければ、正田美智子氏により、情報統制され、作り上げられた理想の皇后像を、麗しの美智子皇后として、歴史に名を残せたのではないだろうか。

歴史は、あくまで勝者側の記述。

これまで、国民を欺き続けた慈愛の皇后は、果たして、後世の歴史にどう残されるのだろうか・・・。



テレ東・新春時代劇『信長燃ゆ』

2016-01-13 20:58:52 | TV・ドラマ

空気がひんやり。寒の入りして数日。いよいよ冬本番。

お正月恒例の時代ドラマも、規模縮小で、年々歳々、放送時間が短くなってきた。
昔は、12時間くらい平気でオン・エアしてたのに。
今年は、3時間。

東山紀之さん演ずる織田信長。

本能寺の変の秘密に迫る・・・ということで、黒幕は、誰でしょう・・・というドラマでしたかね。

信長 対 朝廷。

信長と誠仁親王の内室・勧修寺晴子の禁断?の恋。
誠仁親王役の太川陽介さん?こんな顔でしたっけ???

なんだかなぁ・・・。

東山さん演じる信長も・・・なんだか、頼りなさげ。
スリムだし、草食系?だし、お醤油顔だし・・・?
信長のキャラじゃなかったのかもね?

信長暗殺に向けて、糸を引く黒幕は、近衛前久(寺尾聡さん)。
お父さんの宇野重吉さんっぽく枯れるには、まだもう少し時間がかかるか・・・お公家さんの顔なのかなぁ・・・???あんまし、お公家さんっぽくないような気がするし。

朝廷の籠の鳥の晴子さんには、ちょっと野性味のある栗山千明さんだけれど、このひとは、なんだか、ロシアンブルーっぽいっていうか、猫っぽいかも?
脚弱な宮廷女官を演じるには、モデルさんの体形では、どうかなぁ・・・と思うけれど、そんなに悪くないのは、あの独特の顔のせいだね。美人さんだし。

明智光秀役の石丸幹二さんは、よかった。
羽柴秀吉役の北村有起哉さんも、よかった。
快川和尚役の津川雅彦さんも、よかった。

すみません。

このくらいしか印象がのこりませんでした。

やっぱ・・・12時間枠の方が、面白かったですね。




展覧会の絵~美術館で働くひと。

2016-01-12 17:36:40 | 藝術

底冷えのする灰色の雪雲。

美術館には、学芸員という職業のひとがいる。

展覧会の企画や作品のレイアウト、展示資料の作成など美術品に関するエキスパートな職業だと思う。そして、もうひとつの職業として、展示物の監視員という仕事もあるようだ。
コレは、学芸員の仕事なのか、或いは、パートタイムやアルバイトなのか・・・そのへんのところは、よくわかないけれど、決まった時間、部屋の隅の椅子に座っている職業だ。

・・・たぶん・・・ものすごく、退屈だろうと思う。
展示品などに関する質問などもあるだろうから、知識も必要になってくるから、事前の研修などもあるのかも?

そして、たぶん、私には、絶対に勤まらない職業だと思っている。

美術館などで、騒ぐのは、せいぜい小学校の低学年くらいだろうし、美術館は、本来、静かなものだから、たぶん15分くらい座っていたら、眠くなるに決まっている。

以前、東京芸術大学に併設されている美術館を訪れたことがあるが、一緒に同行した家人は、ガムを噛んでいた。
監視員の方は、ティッシュペーパーを差出し、口の中のガムを撤去するよう注意をした。不届きなギャラリーが、作品にガムや飴などを付着させることもあったのだろう。

収蔵品が、ガラスケースの中にある場合には、問題ないが、直に見られる展示物に関しては、神経を使うところだろう。
ボールペン、万年筆などの持ち込みは、ご遠慮下さいとチケットの裏面に記載されているから、模写などは、館員の許可がいるのかもしれない。

作品をガードする・・・作品毀損の抑止力という意味で・・・という点からも、この監視員の職業は不可欠なものなのだろうけれど。

私は、どうも、見られているようで、イヤなのだ(こういうところが、自意識過剰なのね。見てないよ。アンタのことなんか・・・みたいな顔をされているような気がする)

ギャラリーが、同行者にちょっと冗談を言っても、聞いていないふりをする。

可笑しくても顔に出さない・・・。

無表情で、空間の中にいる。

けれども、美術館の備品には、なりえない。
どうしても気になる存在で、特に、監視員の近くにある展示物を見るときには、こっちが気を使ってしまう。

一流の監視員とは、美術館の一部(或いは空気)になってしまえる人なのだと思う。
気配を消すには、忍者並みのものすごい修行が必要な職業なのだ(たぶん・・・)。

私が監視員なら、仕事始めの最初の15分は、夕食の献立を考える。
それから、買い出しの手順を考えて、それから、昼食に何を食べようかと考える・・・そして・・・他にもう考えることが無いから、ギャラリーの観察をする・・・美形のお客さんがいたら、嬉しいかもしないなんて思うあたり、もう監視員としては、失格なのだろう・・・たぶん・・・。




カルメンちゃん(4)

2016-01-11 12:35:00 | Weblog

一昨日(9日午後)、美術館で、ゆっくりした午後を過ごし、美術館併設のカフェで、珈琲とアイスクリームを食べながら、まったり過ごしたあと、相方は、地元へ戻る途中にあるホームセンターのペット舘へ寄ってくれた。
スカーレットコンゴウインコのカルメンちゃんに会うためである。

地元のホームセンターのペット舘にいたオーストラリアンキバタンのロビンが、いなくなってしまい、寂しく思っていて、もしかしたら、カルメンちゃんも買い手が見つかったり、他の店舗へのローテーションで、あのショップからいなくなってしまったかもしれない・・・そんなことを考えた。

あの場所に。
子供達の叫び声や、犬の鳴き声が、騒がしいあの場所に、ケージの中に、カルメンちゃんは居た。
でも、眠たそうで、あまり動かない。
元気がないようにみえた。

それでも、カルメンちゃんは、あの場所に居た。
赤い羽毛、青い羽毛、緑の羽毛・・・極彩色の鳥なのに、シン・・・と静かなたたずまいで、ここが、カルメンちゃんの場所なのだ。

私は、小さな声で、

『カルメンちゃん。』

と呼んでみたけれど、カルメンちゃんは、背を向けたまま、眠たそうにしていた。

このショップは、鳥の種類が多くて、カナリヤもローラーやレモンなど2,3種類はいたし、オカメインコ、セキセイインコ、十姉妹、文鳥など小さな小鳥から、コザクラインコ、オキナインコなどの中型のインコ類、コウゴウインコのカルメンちゃんやヨウムといった結構、大型の鳥まで、種類が多い。

インコ類は、良く慣れていて、ヒトがくると寄ってくるほど、人懐こい鳥が多い。

相方は、オカメインコを飼育していたことがあって、雛のときから、差し餌などして、育てていたから、インコの習性に詳しくて、頭を、搔き搔きしてあげたり、好奇心の強い子、気性の荒い子など、見分けて、相手をしている。

『この子は、大人しいから、触ってごらん。』

というので、緑色の中型のインコの頭を撫でてみた。

ふわふわの頭が可愛くて、インコも気持ちよさそうに、目をつぶっている。

一回りして、再び、カルメンちゃんのケージに戻ると、カルメンちゃんは、頭を突き出してくれて、ケージの間から、撫でさせてくれた。少し元気になったみたいで、くちばしを撫でても、噛んだりしない・・・以前と同じで、大人しい、そして、雰囲気のあるカルメンちゃんであった。



『ビアズリーと日本』展

2016-01-10 15:50:14 | 藝術

明け方には、氷点下。
いよいよ本格的に冷え込んできたようだ。

昨日(9日)は、午後から、相方と隣々市立美術館へ、『ビアズリーと日本』を鑑賞。



ビアズリーと言えば、19世紀末、アールヌーボーの装飾的な曲線の画風を代表する挿絵画家、イラストレーターとして名高いと思う。

その繊細な原画を直接、見ることができた。

モノクロームの美しさ。

インク(黒)と紙(白)のコントラスト。

出版技術の向上により、より繊細な線が、紙上に映し出されるようになって、ロマンティックで、幻想的な画風で、ビアズリーを知らないひとでも、彼の作品は、一度か、二度は、みたことがあると思う。

商業デザインとしても、大正・昭和の商品パッケージ、雑誌の表紙、本の装丁、ポスターなど、影響を及ぼした作風は、更に、現代の漫画家・・・山岸涼子さんとか、魔夜峰央さんの描くすらりとしたキャラクター像は、ビアズリーの影響下にあるようだ。

このオーブリー・ビアズリーの原画や出版物、ポスターなどを集めた展示室1と、日本で影響を受けた作家達の作品を集めた展示室2で、構成されている。

展示室1では、ビアズリーの原画を、満喫できる。
葛飾北斎の影響もあったのだろう。北斎漫画の展示もあった。

25歳で早逝したわりには、ビアズリーの作品の多さには、驚かされる。

彼の名を一躍有名にしたのは、ワイルドの作品『サロメ』の挿画だろうか。
ページを追う事に、妖しい美しさが、原画として、展示されている。

草花をモチーフにした装飾的デザインは、アールヌーボーの時代そのもので、アルフォンス・ミュシャなどが著名だけれど、イギリス人の若きイラストレーターは、緻密なペンとインクが描き出すモノクロームで、表現した。

展示室2では、ビアズリーの作風を取りいれた日本の作家達の作品には、懐かしい物も多い。資生堂のポスターなど、レトロな大正ロマン・・・ああ、コレは、見たことあるな・・・(といっても、現物ではなくて、何かの雑誌に記載されていたものとか・・・)懐かしさがあった。






年に一度の占い番組・レディース4/開運特集

2016-01-09 10:42:15 | TV・ドラマ

毎年、年明けに楽しみにしている番組がある。

もう随分長い事続いている番組で、年に一度、年があけると『開運特集』ということで、1年の運気を占うプログラムが組まれる。お勤めをしていたころから、録画をして、ゆっくり見るのが楽しみで、毎日16時からオンエアの『レディース4』というテレ東の番組だ(一年に1回しか見ないけど)。

お勤めしていた頃、年明けの初日が一番忙しいので、この番組が、オンエアされても、実際にみるのは、数日過ぎてから。
今は暇だけど、やはり録画後、数日たった昨日視聴した。

スポンサーは、三越で、奥さま向けの番組である。

この番組の年頭の開運特集で、過去には、ルネ・ヴァンダール・ワタナベさん、結城モイラさんが、担当されていて、3年くらい前から、結城モイラさんから、橋本京明さんに占い師が変わった。

ルネ・ヴァンダールさん、結城モイラさんと西洋占星術が主流だったけれど、橋本京明さんになってからは、五行占のようで、神社の神主さんのスタイルで、スタジオに現れる。
アクセントが、かなり違うので、関東圏の方ではないのかもしれない。

日露ハーフの結城モイラさんのときとは、雰囲気が全く違って、全面的に『和』の占いなんだろう。
神社の開運スポットなどの紹介もあったりする。

今年は、申年で、五行でいうと『陽火』というらしい(私は、てっきり、『金』なのか・・・と思っていたけれど)。

番組は、生まれ月による運勢ランキングをもとに進められる。

もし、申年で、陽の火ならば、私は、めちゃんこの『水』の多い五行だから、よくないのかもしれない・・・最下位の12番目かもしれないな・・・と思ってみていた。

ランキング・・・なんと2位であった(当たったらいいな!)。

今年は、良さげ・・・である。

・・・でも、まあ、占いは、占いだからね。
(因みに、橋本氏の占術によると2016年の一番運気のよいのが4月生まれ、最下位が、2月生まれ・・・ということだった。)

申年で、『金』なれば、水性の私には、ラッキーな年回りかもしれない。

どうも、辰巳午未とあまり運気がよくなったようなので(・・・というより、最悪だったような気がする)。

今年は、『火』の勢いが強いので、中和する『水』が、開運の鍵らしい。
一昨日、水辺を訪れたし、池の中央に浮かぶ、弁財天への初詣もしたし、何やら、水に導かれる一年の始まりとなったのは、偶然かしらん・・・???