一昨日(9日午後)、美術館で、ゆっくりした午後を過ごし、美術館併設のカフェで、珈琲とアイスクリームを食べながら、まったり過ごしたあと、相方は、地元へ戻る途中にあるホームセンターのペット舘へ寄ってくれた。
スカーレットコンゴウインコのカルメンちゃんに会うためである。
地元のホームセンターのペット舘にいたオーストラリアンキバタンのロビンが、いなくなってしまい、寂しく思っていて、もしかしたら、カルメンちゃんも買い手が見つかったり、他の店舗へのローテーションで、あのショップからいなくなってしまったかもしれない・・・そんなことを考えた。
あの場所に。
子供達の叫び声や、犬の鳴き声が、騒がしいあの場所に、ケージの中に、カルメンちゃんは居た。
でも、眠たそうで、あまり動かない。
元気がないようにみえた。
それでも、カルメンちゃんは、あの場所に居た。
赤い羽毛、青い羽毛、緑の羽毛・・・極彩色の鳥なのに、シン・・・と静かなたたずまいで、ここが、カルメンちゃんの場所なのだ。
私は、小さな声で、
『カルメンちゃん。』
と呼んでみたけれど、カルメンちゃんは、背を向けたまま、眠たそうにしていた。
このショップは、鳥の種類が多くて、カナリヤもローラーやレモンなど2,3種類はいたし、オカメインコ、セキセイインコ、十姉妹、文鳥など小さな小鳥から、コザクラインコ、オキナインコなどの中型のインコ類、コウゴウインコのカルメンちゃんやヨウムといった結構、大型の鳥まで、種類が多い。
インコ類は、良く慣れていて、ヒトがくると寄ってくるほど、人懐こい鳥が多い。
相方は、オカメインコを飼育していたことがあって、雛のときから、差し餌などして、育てていたから、インコの習性に詳しくて、頭を、搔き搔きしてあげたり、好奇心の強い子、気性の荒い子など、見分けて、相手をしている。
『この子は、大人しいから、触ってごらん。』
というので、緑色の中型のインコの頭を撫でてみた。
ふわふわの頭が可愛くて、インコも気持ちよさそうに、目をつぶっている。
一回りして、再び、カルメンちゃんのケージに戻ると、カルメンちゃんは、頭を突き出してくれて、ケージの間から、撫でさせてくれた。少し元気になったみたいで、くちばしを撫でても、噛んだりしない・・・以前と同じで、大人しい、そして、雰囲気のあるカルメンちゃんであった。