さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 名張市がん ・ 難病相談室のお客さまは…

2009年12月19日 19時35分53秒 | さくら的非日常の日々
12月19日 (土) 小雪散らつく

光陰矢のごとし。
少年老い易く、学成り難し。
明日に紅顔、夕べに白骨。

早いもので、もう師走の中旬。
あと12日で、年が変わるのですね。
嗚呼。 転、感懐♪

午後、小雪のちらつく中を、勤労者福祉会館に急ぐ。
1時から4時まで、「名張市がん・難病相談」の窓口を開設する日なのだ。

例月第2土曜日に開設していたのを、今月から第3土曜日に変えた。
がん関連のフォーラムやセミナー、その他、参加したい会合がなぜか第2土曜に決まることが多くて、困っていたの。

なので、この機会に変更させていただいた次第で…

がん相談室サポーターの会も、この機会に一旦発展的解消をしたようなことで、今日は、1人で相談室の開設となった。

「いま、畑ですか? 今日は1人でがん相談です。帰りにお茶に寄れる?」と、友人の香代子さんあてにメールを打っておいた。

えっ?
その時、ドアを遠慮がちにノックして相談者がお二人、入ってこられたよ。

60歳と57歳のTさん夫妻。
ご主人さまが膵臓がんの4期で、肝転移しておられるという。
「もう、散らばり過ぎていて、手術ができなかったんです」

「抗がん治療を受けていたんだけど、茸のエキスでがんが治ると言われ、抗がん剤は止めなさい、と言われたものですから」
「えっ? どなたに?」
「エキスを勧めてくれた販売の方に…」

また、か。
軽い怒りを覚える。

Drでもない健康食品の販売員のなかに、、確かな医療知識を持たない合法マルチに携わる方たちのなかに、「これでがんが治る。だから、抗がん剤は止めなさい」とか、「牛肉、牛乳、卵を食べてはいけません」などと、決めつける向きがおられる。

人の命がかかっている抗がん闘病の予後に、何の権利があってそういうことが言えるか!

いたずらに安易な余命告知をし、データを振りかざして患者の命を弄ぶかのごとき、一部の藪医者同様、無責任な人たちに、「許さんっ!」と吠えたくなる。

がんと闘い、がんを抑え込むのは、患者本人に他ならない。
・抗がん剤を受けるなら、信じて受けましょう!
・抗がん剤を止めるなら、信じて止めましょう!
・がんの正体を知りましょう!
・揺るがない抗がん闘病の自分流儀を確立しましょう!
・明日からご夫妻で、1週間スパンのスケジュール表を作りましょう!
・どんながんも大病も、心を変えれば体が変わることを信じましょう!

「来て良かった♪」
「毎日悶々としていたんです。なんか、希望が湧いてきました」

ご夫妻は、来られたときとは違う【氣】を体全体から漂わせて帰っていかれた。
「OK,大丈夫!ですよ。後に続く病友に背中を見てもらって生きましょうね!!」、無言のメッセージで見送った。

帰りにバリューセンターに寄ったら、パパとママにばったり。
「今日は寒いから、夕ご飯は鍋にしましょう」、「は~い♪」

幸せ気分で日が暮れた。

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