3月5日(火) 雨
御膳7時起床。 7時半から約1時間、徒歩10分の黒田道の三叉路で、子どもたちの登校見送りをする。
氷雨の朝、冬用のベンチコートの裾が濡れそぼって手袋の中の指先がかじかんでくる。 それでも、「なんのこれしき!」と奥歯を噛みしめ、「出来る幸せ」を実感するひと時だ。
◆
正午過ぎ、歌友の荻ちゃんの車に乗せてもらって中央市民センターに行く。
ひまわりコーラスと女声コーラス・秋桜のジョイントで「ひな祭りコンサート」が開かれるのだ。
已む無き理由で3週間ほど連続休講していたさくら♪は、新しく習った千と千尋の主題歌がしっかり腑に落ちていないので、内緒だけれど口パクでごまかした。(恥;
それでも、美しいハーモニ―に包まれながら歌う楽曲は、いずれもが楽しく脳裏にしみこんでいく。
秋桜さんのナンバーのうち、「円舞曲」(ブラームス作曲)は、中校生の頃に仕込まれ今もすぐに楽譜が甦る、懐かしい曲である。
♪楽の音の 甘き調べに
ものみなささやく 夢のひめごとよ
自然に体を揺らしながら、心の中で菓子を思い出し同調した。
すこぶる、楽しかった。
メンバーさんのお宅から内裏雛が持ち込まれ、桃花をあしらった生け花も飾られ、会場に優しく雅びな空気が流れる。
同じコーラスグループのつぼみさんからお二人が聴きに来られていた。
右の方が「91歳です」と聞いて、全員で拍手!
どう見ても70代後半、ご一緒に歌いましょう、と誘われて舞台に苧殻れ、「椅子?要りません」と立って歌われた。
繰り返すけれど、御歳91歳!
これから行く人生の道に、希望の灯が赤々とともった。
夜のお客さまが、パイナップルとジャガイモをお土産にくださった。
「このジャガイモ、徳之島産やね?」「えっ、なんで知ってはるの?」。
実は、招かれて徳之島に講演に出向いた折に、ジャガイモの植え付けを楽しんだことがある。
大きくて、つるりとしていて、赤土育ちの見た目に特徴があって、すぐに判った。
徳之島。
湿気は高いけれど温暖で、唐黍畑と海風、赤と白のドラゴンフルーツ、ガジュマルの木と珈琲の木、水源を見に行く途中で見てしまったサソリ!
それでもまた訪ねたい、楽しい島♪
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