2月15日(金)
午前10時過ぎ、あっぷる歯科に行く。
待ちかねた前歯の差し歯が完成したとのことで、2本並べて入れてもらう。
少しの違和感は、すぐに馴染むことでしょう。
それより、健康保険の効かないセラミック製とあって、カード支払いをしたのだけれど、結果、生活費にひびく出費となった。 …とほ。
午後は、伊賀市、名張市を中心に、四日市、松阪にまで、広域で情報発信を続けるフリーペーパー、「伊賀タウン情報 YOU」 の編集記者・深山なお子さん (左) と森永陸さんが来られて、午後2時~6時過ぎまで! (皆々さまお察しのとおり、さくらが引っ張りましたぁ。 m(_ _)m )
YOUは、月2回刊、24ページ建て、フルカラー。 地域の読者に信頼され、閲読率の高差を誇る、堂々の無代紙である。
http://www.iga-younet.co.jp/
今日は、「2008年 ピンクリボンサポート」 なる編集企画の情報収集に来られたって次第で…
フリーペーパー、乳がん、働く女同士。
キーワードが、3つも重なるものだから、ついつい、話に熱が入り、編集主任の深山さん、新人記者の森永さんと、本題から外れては、また、戻り…の繰り返しを。(ハイ、さくらが引っ張りましたぁ。 m(_ _)m )
かつて、同じフリーペーパーの 「サンケイリビング」 記者だった私は、取材に出向いた大阪マルビルの吉本晴彦会長 (当時、大阪第一ホテル社長も兼務) に 「ほぉ~、タダ (無料) の新聞ですか? よろしいなぁ、世の中、タダほど有難いもんはない!」と、感心され、激励されたのだった。
フリーペーパーが、まだまだ市民権を得てはいなかった20数年も昔に、その側面をズバリ喝破なされた吉本さんは、近年経営者としても見事な足跡を残して、巷間の拍手喝采を浴びた。
2004年12月のことだ。
産業再生機構の支援が決まった大阪マルビルの経営再建をめぐり、会長職を辞し取締役に降格していた吉本さんが、約5億円にものぼる私財を投入していたことが明らかになった。
「大日本ドケチ教」の教祖を自認するほどの倹約家。ご自宅の畳の縁は磨り減るのを防ぐため、家族一同決して踏まない、襖も減ると困るからそっと開け閉めする…など、楽しい話をたくさんうかがった。
「ケチは経済の智恵、経智=ケチなんですわ」、「ケチは出すときにはちゃんと出します」 という自らの信条に従い、同機構の支援を受けることになった責任を取ることにされたという。
神戸市東灘区の広壮な自宅を売却し、預貯金なども合わせて借入金返済のために、5億円を提供された。
当時81歳、今年87歳を迎えられる。
老いの妄執など微塵も感じさせず、お会いするたびに凛とした生き方が伝わる、大好きな経営者だ。
金つなぎの会も、設立当初からクリスマス会などで、パーティ会場をお借りし、いろいろと応援し励ましていただいた。
有難い、真の経営者。 男の美学がオーラとなって立ちのぼる。
…あらあら、ユーの記者さんとの話から脱線しちゃいましたぁ。
でもでも、これがさくら流。 皆々さま、お許しくださいませ~!
吉本さんにも大事にされて、今のあなたのご活躍を吉本さんも喜んでおられることでしょう。
フリーペーパーの概念を世に問いつつ、いつも読者ニーズの半歩先を走りながら考えていた、サンケイリビング。 私の心のふるさと、今の私の育ての親。
清風さま、いつも変わらぬご指導を有難うございます。
吉本会長の凄さは、戦後の「第三国人不法占拠小屋焼き討ち事件」をたった一人で乗りきった、あのときに身に備わったもののではないかと推察しています。
「人間本来無一物」の思惟を、自然に身に付けておられる真の教養人、経営者。
ありがたいご縁を戴いて感謝あるのみです。