さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪名張市立病院で、 「杖も持たず、 元気でありがたい」 とお声をかけられて…

2015年01月27日 11時41分20秒 | さくら的非日常の日々
1月27日(火)雨時々晴

今日の名張は、雨模様ながらも3月中旬の陽気とか、

冬来たりなば、春遠からじ。
ひと雨ごとの暖かさ。
三寒四温。

いま、抗がん闘病中の病友の皆々さま。
さぞかし、先の見えない暗いトンネルに入った心地で居られることでしょうね。

でも、春は、すぐそこに!
あなたの人生の春も、すぐそこに!!

                     ◆

午前中に、名張市立病院の眼科外来を受診する。

いつも和顔愛語のDr、子安部長に、「とても経過がよろしいので、次は3か月後に来てください」と言っていただき、なにしろ、昨年9月に白内障手術を受けた左目の視力は、裸眼で1,2だそうで、本当にうれしい!

糖尿病患者でもあるさくらは、ついでに眼底検査もしていただき、「こちらも、依然と変わりなく、きれいですよ」とのことで、心の中は櫻花爛漫♪

検査で瞳孔が開いているので、収まるまで院内の談話コーナーで一休み。
タブレットを取り出して、不自由な両目を凝らしながら『さくらの日々是好日』のリメイクをしていたら、隣席にどなたかが座られて、独り言を言っておられるようだ。

広いコーナーで、ほかにあいたソファもあるのに、と少し不審に思っているところに、今度ははっきりと、「それだけ大きいと、字も分かり易くて、よろしいなぁ」と聞こえた。

私に向かって、言っておられるのだ。

「あ、これですか? タブレットって言います。 使いやすくて便利ですよ」
、「僕のは、こんなんですわ」と話は弾んでいく。

桔梗が丘にお住まいの88歳!
独り暮らしで、「杖も持たず、こんなに元気でありがたいです。 そやけど、世の中に何の役にも立たずに生かしてもろうて、申しわけないことです」、「ナニおっしゃって。 88歳で、杖も持たず、この、お元気な後ろ姿を見せて生きることが、世のため人のためではありません? ご立派ですよ」と、会話が弾んだ。


         

「あ、バスの時間ですわ」
長柄の傘を持って玄関に向かわれる姿を見送り、このようにお元気で、自助努力を惜しまない生き方をしたい、と思った。



         

段々に、瞳孔の開きも収まり、糖尿病の薬を二つのピルケースに仕分けしたりして、その後バイクでゆるゆると帰宅した。

日付の変わる、まさにその時、鳥羽のSさんから電話が入り、「残念ですが、信三が亡くなりました」、「よくぞ、長い間支えて頑張られたね! 信三さん、あなたに看取られて喜んで逝かれたよ。 今しばらく気合いを入れて、風邪引かないようお大事に、ね」と、しみじみ話し合った。

病病介護、老々介護の長い日々を、気丈に頑張って来られた良子さんに、精いっぱいのエールを送らせていただいた。

         

※余滴  あはは。家のパソコンとくらべても、結構な大きさのタブレット♪


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