♪「あー、みどりさん、おねえさん！ お久しぶりですぅ」

午後３時過ぎ、京阪百貨店前の待ち合わせ場所で、８年ぶりのお出会い♪

「うれしー♪　何年ぶりですかねぇ？」、「そう。２００５年の金つなぎ１０周年記念の熊野大花火にご一緒してからですから！」
熊野花火のご縁だけではなく、さくらは伊予大洲にはひとしおの思い入れがある。

亡夫が、工場建設のため大洲に単身赴任したのは、長男が中学１年、次男が小学５年の春であった。
初めて家族がバラバラに住むことになり、赴任先の１軒家には玄関に家族全員の写真を飾り、キッチンにも洗面所にも、家族の写真を貼った。

彼は、うっとうしく思ったことだろうと思う。

毎月、子どもたちを名張で留守番させ、飛行機で、宇高連絡船で、在来線で…など、毎回乗り物の種類を変えて、大洲に通った。

ＮＨＫの朝ドラ「おはなはん」の街、ろうそくの街、肱川が流れる鵜飼いの街、そして朝靄の街…

伊予の小京都と言われるこの街を、亡夫も私もすぐに大好きになった。
大洲の街の人たちが、優しかったせいもある。

お花が大好きで、舅姑様に優しいみどりさんは、生粋の大洲びと♪
大阪に嫁がれたおねえさんも、やはり大洲大好きの大洲びと♪
３人は、ホテル京阪の喫茶店で、手を握り合いながら、大洲の話に花を咲かせた。


　　　　　　　　　

名残惜しいけれど、別れの時が迫る。
みどりさんのお嬢さんが、うまく撮影してくださった。

「また、お会いしましょう！」
「次は、再来年の金つなぎ・２０周年記念の海花火ですね♪」
「は～い、必ず！」


　　　　　　　　　

夜は京阪モールと京橋のダイエーで生ものを買って帰り、パパ宅で海鮮丼を振舞う。
ママが愚だくさんのお味噌汁と胡瓜もみを作ってくれてあったので、ぁと言う間に食事となる。

節子理事が見つけてくれた、桃谷の居酒屋・魚輝。　このお店で売っている「丼のたれ」が抜群のお味なので、今夜は海鮮丼に決めた次第で。

食事を終えて帰りがけに、次女のはるみがゲームをしているところを、パシャリ！